概要

 PCクラスタが普及するようになって10年あまりがたちました.コモディティハードウエア+オープンソースソフトウエアがここまで,スーパーコンピュータの牙城に入り込むとは誰が予想したでしょうか.このように並列計算機の様相は大きく変わりました.また,ノード数もTop500の1位のマシンが130万ノードと膨大な数になっています.さらに,研究室や研究所に設置されるマシンも,many coreの時代を迎えて100コア,1000コアを有することも珍しくなくなりました.そして,いよいよ10000コアを有するマシンが普通に設置されるようになってきます.しかしながら,このような膨大なコアを十分使うにはいろいろな検討を行わなければなりません.まずは,きちんとした並列計算機の設計が改めて必要でしょう.ネットワークのこと,メモリとのかねあい,ソフトウエア,ファイルシステムなどの多くの課題を解決する必要があります.さらに,運用面でもこれまでとは違った難しさが存在します.今回の超並列計算研究会では「迫り来る10000コアの時代に向けて」と題して,膨大なコアを有するマシンはどのような問題があるのか,運用上の問題はどこにあるのかについて学びます.また,最新のCPUの性能についても解説をいただきます.さらに,さらに,サブ特集として,小柳先生に,SC07の総括とSCの歴史 のご紹介をいただきます.

プログラム

13:30 - 13:35:
オープニング
廣安 知之(同志社大学)
13:35 - 14:25
迫り来る10000コアを超える超並列システムの課題と対策
中野 守 氏(クレイ ジャパン)
概要:Capabilityシステムとしても10000コアを超えるシステムの導入が始まろうとしている。 実際に直面するであろう導入から、運用、実性能など様々な項目における課題を考察しその対策の具体例などを紹介する。
14:25 - 14:55
HPCのためのインテル製品とテクノロジー
デイビッドスコット博士 (インテル ペタスケールコンピューティングアーキテクト)
Dr. David S. Scott, Petascale Product Line Architect, Intel Corporation
概要:This talk will describe existing and near term Intel products for HPC systems, including the Stoakley and Caneland platforms, Intel Connects Cables, and Intel software. It will also describe research areas that may become products in the future.
14:55 - 15:10
休憩
15:10 - 16:00
数万コアマシンのアプリケーションとプログラミング,迫り来る数十万コ アマシンへの準備
朴 泰祐 先生 (筑波大学)
概要:米国TACCにおけるRangerシステムによって,コモディティベースですら数万コア を持つ大規模システムが既に現実のものとなった.国内でも筑波大・東大・京大 によるT2Kプロジェクト等で同規模のシステム導入が間もなく始まる.しかしな がら,これを利用する側のアプリケーション,アルゴリズム,プログラミング等 のユーザ側の準備はできているだろうか? さらに,文科省の次期スーパーコン ピュータシステム(いわゆるペタコン)ではコア数はさらに飛躍的に増大すると 予想される.現時点で本当に実アプリケーションがこのような超並列までスケー ルするかについては様々な不安がある.本講演では,これらの現状と近未来予想 についてまとめ,我々が行うべき心構えと超並列プログラミングの方向性につい て述べる.
16:00 - 16:30
AMDのHPCへの取り組みと最新テクノロジ
岡野浩史(日本AMD株式会社 グローバルソリューションチーム マネージャー)
概要:クアッドコアAMD Opteron(TM)プロセッサ(コードネーム:Barcelona)を中心としたAMD CPUの最新情報とロードマップ、また、HPCのパフォーマンスを飛躍的に向上させる可能性を秘めたStream Processor/FireStream 9170について最新情報をご報告いたします。
16:30 - 17:20
SC07からHPCの将来を考える
小柳義夫 先生(工学院大学)
概要:ENIACが誕生してから61年目に入ったが、コンピュータはその間約1兆培の 速度向上を実現した。その裏には、素子の高速化とともに、トランジスタ数の 増加がある。現在のチップには約10億個のトランジスタを含むものもある。今 後ますますトランジスタ数は増大するであろう。これを活用して性能を向上す るには、一つのチップの上に、多くの演算器をもったCPUを多数作ることに なる。これをどう使いこなすかが今後の大きな課題である。SC07に見られ るトレンドについて分かる範囲でご紹介したい。
17:20 - 17:30
クロージング
廣安 知之(同志社大学)

参加申し込み

申込書(12月05日の午後3時までにお送り下さい)

応募者多数のためにすでに締め切りました.

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宛先:smpp-staff@is.doshisha.ac.jp
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標題:第47回超並列計算研究会参加申し込み
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所属: 所属種別:(下記の種別から番号をお書き下さい)
氏名:
メールアドレス:
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〔注〕所属種別欄には次の番号をお入れ下さい。
1.企業
2.財団法人などの非営利団体
3.大学,高専,国公立研究所
4.学部生,大学院生