概要

みなさまのおかげで本研究会も50回の節目を迎えることができました.これまでの研究会を振り返り,また,今後のHPCについても考える機会としたいと存じます.

計算力学の分野を牽引してこられた矢川先生から計算力学の可能性についてお話いただきます.矢川先生には,第1回の超並列計算研究会でもご講演いただきました.秋山先生からは,この15年のうちに大きく発展したバイオインフォマティクス分野のご講演をご自身のご経験も交えてお話いただきます.清水さまには,ハードウエア,ソフトウエアの両面からHPCの発展を総括いただきます.三木先生は,超並列計算研究会の50回から得られた知見を基に進化的最適化手法を振り返り,知的照明システムの研究について説明します.

会場ご案内:

場所:同志社大学 京田辺校地 香知館 3F会議室
キャンパスマップ
(上記 地図 中央)
近鉄三山木駅からのバス時刻表 
近鉄新田辺駅からのバス時刻表 
タクシーは 近鉄新田辺駅,JR京田辺駅から,「同志社大学 理工学部 バス停前」で会場の香知館の前の理工学部 バス停に到着します.

プログラム

13:00 - 13:05
オープニング
廣安 知之(同志社大学)
13:05 - 13:55
並列処理からの突然変異(並列分散最適化の過去・現在・未来)
三木 光範 (同志社大学)
遺伝的アルゴリズムやシミュレーテッドアニーリングという進化的計算手法は並列処理にうまく適合する。ここでは、進化的最適化手法の並列化のこれまでの研究を振り返り、並列処理の概念が進化的最適化アルゴリズムの発展に大きく寄与したことを述べ、最後に並列分散最適化を実システムの最適化制御に応用した知的照明システムの研究について述べる。
13:55 - 14:45
発展する計算力学
矢川 元基 (東京大学・東洋大学)
計算力学が半世紀前に生まれて以来、産業界をはじめとしてこの技術なしではとてもやっていけないとまで言われるまでに成長した。その成長の裏にはそれ自体 の中に埋没するのではなく、むしろ周辺の多くの技術や学術の成果を果敢に取り入れることによりその可能性を拡大してきたことがある。このことに関する 2,3の例を振り返りながらこれからの計算力学の在り方について議論することとしたい。
14:45 - 15:00
休憩
15:00 - 15:50
HPCに支えられてきたバイオインフォマティクス研究
秋山 泰(東京工業大)
遺伝子配列解析、タンパク質構造予測、ドッキング予測など、これまでに様々なバイオインフォマティクスの問題に取り組んできたが、その裏には常にHPC技術があった。ベクトル型スパコン、ベオウルフ型の手作りクラスタ、大型PCクラスタ、超並列機など、折々のマシンとの私的な出会いと、それで可能になった応用研究の例について、ここ15年ほどの流れを振り返る。
15:50 - 16:40
HPCの歴史を振り返って
清水 茂則 (日本アイ・ビー・エム)
HPCは年率2倍、10年で1000倍の性能向上を続けている。この性能向上の継続は、半導体、(マイクロ)アーキテクチャ、コンパイラ、OS、ミドルウェア、数値計算技法、並列プログラミング技法など、計算機技術、計算機科学のそれぞれの分野が織り合いながら継続発展していることの結果である。また、より根源的には、モデリング技法、シミュレーション技法などの計算科学の発展が基礎にあることは言うまでもない。さらには、例えば天気予報や材料設計のように、より精緻に迅速に予測結果を得たいというような社会的要請に後押しされている。これらの要素について総合的にレビューし、これまでのHPCの発展経緯の必然性、そして、あり得る将来について議論する。
16:40 - 16:45
クロージング
廣安 知之(同志社大学)

参加申し込み

申込書(05月13日までにお送り下さい(延長しました))

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宛先:smpp-staff@is.doshisha.ac.jp
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標題:第50回超並列計算研究会参加申し込み
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所属: 所属種別:(下記の種別から番号をお書き下さい)
氏名:
メールアドレス:
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〔注〕所属種別欄には次の番号をお入れ下さい。
1.企業
2.財団法人などの非営利団体
3.大学,高専,国公立研究所
4.学部生,大学院生