第12回 超並列計算研究会

第12回 超並列計算研究会が下記の通り開催されました。

  • 日時:1998年7月23日(木)午後1時-5時30分

  • 場所: 東京大学 インテリジェントモデリングラボラトリー 3階セミナー室
    詳しい場所はこちらの地図を御覧下さい。

  • プログラム

    1. (13:00-13:05)会開挨拶 チェアマン 三木光範

    2. (13:05-14:15)学振未来開拓計算科学分野「ADVENTUREプロジェクト」の概要
      • 吉村忍(東京大学大学院工学系研究科・助教授)

    3. (14:15-15:15)AlphaクラスタとCABINを用いた大規模計算力学解析結果の可視化 
      • 白井出(東京大学大学院工学系研究科・RA)

    4. (15:15-15:30) 休憩

    5. (15:30-16:00)[速報]並列化支援のためのプログラム可視化システムについて
      • ○笹倉 万里子(岡山大)、城 和貴(和歌山大)
      • 概要:逐次プログラムを並列プログラムに書き換える自動並列化コンパイラの分野では、ユーザー知識を用いた並列抽出やデバッグのために、並列化支援システムが必要とされてきている。本発表では、並列化支援システムの主要な機能の一つであるコンパイラの内部情報の提示を行う視覚化システムNaraViewぶついて述べる。NaraViewはコンパイラが解析したプログラムの構造やデータ依存関係を3次元空間に視覚化する。これにより、ユーザはプログラムの特徴を容易に把握することができる。

    6. (16:00-17:15)IML見学
      • DEC Alpha 533MHzクラスター(25PEs)
      • IBM SP2(50PEs)

  • 報告

    7月23日開催の第12回超並列計算研究会には、東京近郊からだけでなく、遠方か らの参加者も含めて27名の方にご参加頂きまことにありがとうございました。 今回の研究会は東京大学インテリジェント・モデリング・ラボラトリで開催さ れ、3件の講演、および、見学会を行うことができました。会場の準備や見学の 案内をして頂いた、東京大学の吉村先生、白井先生には大変感謝しております。 また、会場の都合で人数の締め切りを行ったために、参加を希望されたにも拘ら ずこちらからお断りすることになりましてまことに申し訳ありませんでした。

    講演は、東京大学の吉村先生より学振未来開拓計算分野「ADVENTURE]プロジェ クトの報告、白井先生よりCABINを中心とした大規模計算力学解析結果の可視化、 岡山大学の笹倉先生より並列化支援のためのプログラム視覚化システムについて の速報がありました。前2件は後で行われた見学会に関連するご報告でした。笹 倉先生の速報は、並列化支援のためのツールに関するもので、興味のある方には 使用して頂きたいとのことでした。

    つづいてインテリジェント・モデリング・ラボラトリの見学を行いました。 25台のアルファマシンからなるクラスタ型並列計算機、50プロセッサのIBM SP2の見学の後、没入型仮想現実感装置CABINのデモを行って頂きました。これは 一辺2.5メートルの立方体の中に人が入り仮想現実感を得る装置で、計6面のうち、 上下、左右、前が透過型のスクリーンとなっており、各スクリーンはSGI ONYXマ シーンで制御されているという非常に大がかりな装置で、体験のしがいがありま した。仮想市街を徘徊したり、構造物を3次元で表示させたりといったデモでし たが、今後、こうした環境を有効利用するアプロ−チが続々生まれると思います。

  • 写真

Exit