第13回 超並列計算研究会

第13回 超並列計算研究会が下記の通り開催されました。

  • 日時:1998年9月11日(金)午後1時-5時30分

  • 場所: 同志社大学田辺キャンパス 工学部機械系輪講室(有徳館東5F522室)
    (610-0321 京田辺市多々羅都谷1−3)
    こちらをご覧下さい

  • プログラム

    1. (13:00-13:05)会開挨拶 チェアマン 三木光範

    2. (13:05-14:00)「クラスタコンピュータの基礎知識」
      • 三木光範,廣安知之,谷村勇輔(同志社大学工学部知識工学科
      • 概要:クラスタコンピュータとは何か.クラスタコンピュータと他の並列計算機との 比較,クラスタコンピュータに関わる技術,PVM(Parallel Virtual Machine),MPI( Massage Passing Interface),各種のプロセッサ間通信網と通信技術,世界のクラス タコンピュータに関する研究の動向,などについて述べる.

    3. (14:00-15:00)「RWC PCクラスタとその応用事例〜並列タンパク質情報解析( PAPIA)システム〜」
      • 秋山 泰(新情報処理開発機構)
      • 概要:新情報処理開発機構がRWC(Real World Computing)プロジェクトを通じて開発 しているPCクラスタについて,そのハードウェアおよびソフトウェア構成などを紹介 する.また応用事例として,インターネット経由で世界に公開している並列タンパク 質情報解析(PAPIA)などを紹介する.

    4. (15:00-15:15) 休憩

    5. (15:15-16:05)「Myrinet(ミリネット)を用いた PCクラスタ 技術の特長」
      • 小林 裕之(住商エレクトロニクス(株) CAE技術部 課長)
      • 概要:超並列システムのプロセッサ間接続技術の研究から生まれた超高速ネットワー クシステム Myrinet を紹介する.Myrinet を通信エンジンとして使用した PCクラス タ 構築時のハード・ソフトの環境について概説すると共に, Myrinetのプロセッサ 間通信性能の比較や通信プロトコルの多様性について特長を述べる.

    6. (16:05-16:45)「PCクラスタによるいくつかの計算事例」
      • 三木光範,笠井誠之,谷村勇輔,池内智悟,中野 猛(同志社大学 工学部知識工学科)
      • 概要:ヘテロジニアスな環境でのPVMを用いたオブジェクト指向構造解析のプロセス の分散化に関する計算結果と均質なPVM PCクラスタによる遺伝的アルゴリズムの分散 並列化についての基礎的な計算結果について述べる.前者では速度が大幅に異なる計 算機環境での通信効率と計算粒度との関係について述べ,後者ではプロセッサ間通信 量と並列化効率について,および専用並列計算機との比較を行う.また,最後に, Myrinetを用いたPCクラスタの通信速度に関する結果についても示す.

    7. (16:45-16:55)「WMPIの紹介」
      • 大村 稔( (株)コンピュータ・テクノロジー・インテグレイタ)
      • 概要:WMPI(ポルトガルCoimbra大学によるMPICHのWindows95/NT版)の使用法を紹介 する.MPICHはクラスタコンピュータなど分散メモリ型の並列計算機のためのメッセ ージパッシングライブラリの標準的な規格であるMPI(Massage Passing Interface)の Linux用の実装の一つである.これをWindows95/NT用に実装したものがWMPIである. これを用いればLinuxより簡単に誰でもが並列処理を体験できる.

  • 関連URL

  • 報告

    前日までの秋を思わせる陽気から一転して夏が戻って来たような蒸し暑さの中、 山の中腹に位置します同志社大学田辺キャンパスに33名の方にお集まり頂き真に ありがとうございました。

    添付しておりますプログラムからもわかりますように今回は「クラスタコ ンピューティング特集」といたしまして、クラスタコンピューティングの基礎か ら、実際の導入例のお話や、gigabit ネットワークの一つであるMyrinetのご紹 介、簡単な計算事例、Windows上で動作可能なMPIの実装WMPIのご紹介などをして 頂くことができました。

    特に、コモディティ・ハードウエアによるクラスタコンピュータの構築には参加 者の皆さん非常に関心がおありのようで活発な質疑応答が行われました。


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