第37回 超並列計算研究会

第37回の超並列計算研究会が下記の通り開催ました.

特集:関西と世界のスーパーコンピューティング戦略

概要

 今年のスーパーコンピュータ界,HPC界には今まで以上に新たな風が吹いています.2002年に地球シミュレータが出現し,大きなショックを与えました.今年は,それ以来,各方面で用意してきた回答が提出されてきているようにも感じられます.

 今回の研究会では「関西と世界のスーパーコンピューティング戦略」と題して,新たに導入されたスーパーコンピュータのご紹介,HPCへの戦略を,関西から,世界からの視点でご紹介いただきます.

 まず,関西のスーパーコンピュータの導入事例として,京都大学のスーパーコンピュータ,同志社大学のPCクラスタのご紹介をいただきます.

 次に,Cray社とSGI社のHPC戦略についてもお聞きします.特に,米Sandia国立研究所に納入予定のCray社のRed Stormは40TFlopsを超える計画で,地球シミュレータの世界No.1の座を脅かしています.その正体についてRed Storm プロジェクト責任者から直接,日本語の要約をまじえてお聞きします.

プログラム

  • 13:30 Opening
    • 三木 光範(同志社大学)
  • 13:05-16:35 特集:関西と世界のスーパーコンピューティング戦略
    • 13:30 - 14:10
      • 講演:ベクトル機からSMPクラスタへ
      • 講師:金澤 正憲(京都大学大型計算機センター教授)
      • 京都大学学術情報メディアセンターでは、20年間ベクトル計算機をサービスしてきたが、この3月からSMPクラスタに置換えた。運用者からみたベクトル機の問題点とSMPクラスタへの期待について述べる。
    • 14:10 - 14:50
      • 講演:同志社大学のPCクラスタ戦略
      • 講師:三木光範、廣安知之(同志社大学)
      • 同志社大学では過去5年間にわたり、最新のPCクラスタを構築してきた。これまでPentium III 128CPU, Myrinet やXeon 128CPU, MyrinetのPC クラスタを構築し、2003年度には512 CPU AMD Opteron ClusterであるSupernovaを構築し、日本一の座を獲得した。一方、2004年度はIBM PowerPCを用いた実効速度1TFlopsマシンを構築中である。このほか、PoweMac G5のPCクラスタもあり、種々のマシンの特長を活かした応用を考えてきた。ここでは、そうした流れと、今後の方向性について述べる。
    • 14:50 - 15:00 休憩
    • 15:00 - 16:00
      • 講演:Red Storm/Adams - Architecture and User View
      • 講師:Brian Koblenz (Cray Inc,. Chief Technical Officer)
      • his talk will introduce the 10000 processor fault tolerant Red Storm program developed for Sandia National Laboratories. The hardware and software architectures will be described as well as how the user interacts with the system. This program is expected to evolve into the initial thoughts on Cray Adams product.
    • 16:00 - 17:00
      • 講演:スケーラブル共有メモリアーキテクチャとアプリケーションスケーラビリティ
      • 講師:戸室 隆彦(日本SGI株式会社 執行役員 チーフテクノロジーオフィサー)
      • スケーラブルな共有メモリとしてのSGI Altixシステムアーキテクチャの概要と様々なAPIでのアプリケーションスケーラビリティの実現のための技術開発とLinuxの可能性をご紹介いたします 
  • 17:00 - 17:30 超入門シリーズ:
    • NetSolve入門
      • 澤田淳二(同志社大学 大学院生)
      • Grid RPCの一つであるNetSolveの紹介.
  • 17:30 Closing
    • 三木 光範(同志社大学)

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