EUROGEN 2001 参加報告

今回参加したのはEUROGEN 2001 - Evolutionary Methods for Design, Optimization and Control with Applications to Industrial Problems -です.2001年9月19日(水)〜21日(金)の3日間,ギリシャ,アテネのNational Hellenic Research Foundationにおいて開催されました.
EUROGENは,INGENETという組織がヨーロッパで2年ごとに開催している学会であり,これまでに3回の会議がおこなわれてきました.第1回EUROGENはPalmas(Spain, 1995),第2回はTrieste(Italy, 1997),第3回はJyvaskla(Finland, 1999)で行われ,今回のAthens(Greece, 2001)開催は第4回目となります.
工学部門の問題に対する有効な最適化手法として,進化的アルゴリズムが重要な役割を果たしていますが,INGENETの主な目的は,大学と産業界との共同作業を促進するとともに,GA(Genetic Algorithm)とES(Evolutionaly Programming)の分野において専門知識のネットワークを構築することにあります.その一つの場としてEUROGENが開催されています.
Conference Topics, Main Applications coveredは以下の通りです.
Conference Topics
Main Applications covered
講演は3部屋に分かれ,合計20セッション,全体で約90件の発表が行われました.知的システムデザイン研究室からの発表は3件で,19日の午前中に渡邉さんの発表(S.Watanabe, T.Hiroyasu, M.Miki, "Parallel Evolutionary Multi-Criterion Optimization for Mobile Telecommunication Networks Optimization".)があり,午後に小川の発表(Y.Ogawa, M.Miki, T.Hiroyasu, Y.Nagaya, "A New Collaborative Design Method Based on Interactive Genetic Algorithms".)と小掠の発表(M.Ogura, T.Hiroyasu, M.Miki, Y.Okamoto, "Implementation Models For Distributed Memory Architecture Of Parallel Simulated Annealing Using Genetic Crossover".)がありました.



小川と小掠の感想は以下の通り.
おがわの感想

初めての国際学会ということで,いざ発表となるとかなり緊張しました.発表原稿をほぼ完璧に覚えていたはずなのですが,室内のシーンとした雰囲気の中で2,3度頭が真っ白になりました.特に,質疑応答の時には質問者が何を言っているのかが聞き取れなくて,冷や汗がタラタラ垂れてきたことを鮮明に覚えています.ただ,初めての国際学会ということを考慮すると,自分なりに良くがんばったのではないかなと思います.英語に関しては,日ごろの地道な努力が大切なんだと改めて実感しました.日本は,ただでさえ英語が日常的に使われていません.必要に迫られることがない現実の中でコツコツ英語を勉強することがこれからの人生において自分の可能性を広げるのではないかと改めて実感しました.
ギリシャという国を一言でいい表すと「観光地」と呼べるでしょう.特に,ヨーロッパの人にとっては,休暇を取って出かけるリゾート地の一つなのだと思います.今回の旅行では,ギリシャの国旗が表す青と白の意味が初めてわかりました.国旗の意味は,エーゲ海と空の青,島に並ぶ家々の白であり,日本では絶対に見られない素晴らしい景色でした.
また,三木先生,渡辺さん,小掠さんと共に6日間ほど過ごしたのですが,とても充実した日々でした.アテネ,ミコノス島を観光し,ハードな毎日でしたがなかなかいい思い出にもなりました.


発表の前の週に行ったリハーサルでは思うようにいかず,発表直前までは大きな不安をかかえていました.しかし,知的システムデザイン研究室からの発表はわたしが最後だったので,2人の成功を見て安心できたのかもしれません.いざ発表の時間がくるとそんなに緊張することもなく,少しは余裕を持つことができていたと思います.EUROGENは予想していたよりも規模が大きく,GAやEPを専門とする方が多く参加されていたこともあって,わたしの発表を真剣に聴講していただくことができました.また質問もいただきました.あんなに心配だったにも関わらず,自分なりにとても満足のいくプレゼンテーションができたと思います.
その後,学会のバンケットなどにも参加し,いろんな国の方と話す機会が持て,貴重な体験ができました.
日本語を用いない発表は,確かに負担やリスクが大きかったですが,その分得たものも大きかったのではないかなと思っています.英語をもっと自由に操れるようになりたいと強く感じました.
今回の学会参加に向けて,さまざまな指導をしてくださった三木先生,廣安先生に感謝いたします.昨年度,ともに研究をがんばった現富士通(株)の角美智子さんに感謝します.知的システムデザイン研究室の渡邉さん,小川さん,タンパク質班や発表準備に協力してくださったみなさんに感謝します.ありがとうございました.
EUROGEN 2001 photo gallery
パルテノン神殿
ミコノス島
ミコノス島のホテル
エーゲ海
グリークサラダ
EUROGENに参加したメンバー