学会参加報告書


報告者氏名 上浦 二郎
学会名 Second International Workshop on Intelligent Systems Design and Applications - ISDA02
場所 Morehouse College, Atlanta, Georgia, U.S.A.
日程 2002/08/07〜2002/08/08
発表日 2002/08/08
発表論文 MOGADES: Multi-Objective Genetic Algorithm with Distributed Environment Scheme
著者 Jiro KAMIURA, Tomoyuki HIROYASU, Mitsunori MIKI
原稿 pdf(513KB)    ppt(483KB)

■研究集会の詳細

今回参加したのはWORLD FEDERATION ON SOFT COMPUTINGが主催するSecond International Workshop on Intelligent Systems Design and Applications - ISDA02です. 平成14年の8月7日,8日の2日間に渡って,米国Georgia州AtlantaにあるMorehouse Collegeにおいて開催されました.

ISDA02で発表された内容は大きく「Computational Intelligence and Applications」と「Neural, Parallel, and Scientific Computations」の2つに分かれています.「Computational Intelligence and Applications」では,「Neural Network and Applications」,「Theory and Applications of Fuzzy Systems」,「Global Optimization Algorithms in Practice」,「Hybrid Soft Computing」,「Intelligent Agents」,「Information Analysis, Knowledge Discovery and Data Mining」,「Other Intelligent Techniques and Applications」のセッションがあり,私が発表を行ったのはこのうちの「Global Optimization Algorithms in Practice」のセッションでした.

■発表の概要

今回は「MOGADES: Multi-Objective Genetic Algorithm with Distributed Environment Scheme」について発表を行いました. 概要は以下の通りです.

分散遺伝的アルゴリズム(DGA)は単目的最適化において,個体集団を分割しないGAと 比較して高い解探索能力を持つ一方で,多目的最適化においては,個体集団を分割しないGAと比較して劣っている. 分散GAにおいて各分割母集団毎に異なるパラメータを与える モデルを環境分散GAという. 本発表では,重みパラメータを分割母集団毎に変化させることによって 多目的最適化を行う新しいDGAを提案する. 提案手法を複数の多目的最適化問題に適用した結果, 広範囲かつ高精度のパレートフロントが得られることが分かった.

■質疑応答

本発表に対して,会場から1件の質問がありました.

1
Q
島サイズは10となっていますが,これは最適なのですか?他には試しましたか?
A
(会場では言葉にならなかったので,答えたかったこと) 今回検討した対象問題に関しては,様々なパラメータ設定を試行しました. その中で島サイズ10というのはどの今回検討した対象問題のすべてに対して比較的良好な性能を得ることができたパラメータです. もちろん,対象問題によっては島サイズがもっと大きい方がよい問題や小さい方がよい問題もあるかとは思います.

■感想

ISDA02は,私にとって初めての英語での発表でした. 今年の5月に,エンジニアスの宮田さんが発表された国際会議(Parallel CFD)を聴講した際に 英語を全く聞き取れない自分に不安とあせりを感じていましたが, それでもまだ危機感が足りていなかったようです. 「着いてから練習すればいいや」という甘い考えでは,合衆国に入ることすらままならないことが 分かりました. 今回の発表ではたくさんのことを学びました.この教訓を生かせる人間になりたいと心から思います. 苦難を乗り越えた後のFlorida州Orland観光は,実に楽しいものでした.