学会参加報告書


報告者氏名 下坂 久司
学会名 IEEE
研究会名 2002 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON SYSTEMS, MAN AND CYBERNETICS
会場 Yasmine Hammamet - Tunisia
場所 Hammamet - Tunisia
日程 2002/10/6〜2002/10/9
発表日 2002/10/8
題目 Structural Optimization by Real-Coded Probabilistic Model-Building GA
著者 Tomoyuki Hiroyasu, Mitsunori Miki, ○ Hisashi Shimosaka, Yusuke Tanimura, Yasunari Mimura, Shinobu Yoshimura

研究集会の詳細

今回参加した2002 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON SYSTEMS, MAN AND CYBERNETICS(SMC 2002) は,先進国と発展途上国のデジタルデバイド縮小を目的とした学会です.学会では全世界から集まった研究者により様々な工学研究の発表が行われます.今回は チュニジア・ハマメットで2002年10月6-9日に開催されました.

発表の概要

セッションについて

私は「Enhancing EC Method」というセッションで発表を行いました.このセッションでは,4つの発表があり,全ての発表が遺伝的アルゴリズム(GA)もしくは遺伝的プログラミング(GP)に関するものでした.

発表について

本発表では,構造物の最適計算のために,確率モデル遺伝的アルゴリズムの新し いモデル(DPMBGA)を提案し,さらにDPMBGAに制約条件を扱う機構を導入する. 本発表では,まずUNDX+MGGとの比較実験によりDPMBGAの優位性を示し,その後 DPMBGAに引き戻し法とペナルティ法を適用し,SQPとの比較実験を行う.
DPMBGAは確率モデルを構築する際に,主成分分析(PCA)を用い,設計変数間の依 存関係を考慮した確率モデルを構築する.また解の初期収束を防ぐために分散 GA(Distributed GA),さらにロバストな解探索のために,環境分散スキーム (Distributed Environment Scheme)を導入する.DPMBGAは2つのテスト関数 (Rastrigin,Rosenbrock)において,UNDX+MGGよりも良好な結果を示した.
さらに,制約条件を扱うために,引き戻し法とペナルティ法を導入し,SQPとの 比較実験を行う.その結果,両手法ともSQPより最適解発見率において優れた結 果を示した.両手法の比較ではペナルティ法が引き戻し法よりもより早く最適解 を発見できた.

質疑応答

本発表に対して,会場から2件の質問がありました.

1 Q DPMBGAはNormalなGAと比較し,多くのCPU Timeを必要とするのではないか.
A 設計変数が多い場合,PCAに多くの計算量を必要とするが,本研究では構造物最適化問題を対象としており,解析にかかる総時間よりもPCAに必要とする時間は短く問題にならないと考えます.
1 Q トラス構造物最適化問題の設計変数は何ですか.
A DPMBGAは実数値GAであり,トラス構造物の部材の断面積をGAの設計変数としてそのまま利用している.

感 想

この学会は私にとって初めての学会であり,学会参加の申込みから講演論文の執筆,発表に至るまで全て初めての経験であり,不安もいっぱいでしたが,大変有意義な経験ができたと思っています.発表に関しては充分に練習したため,あまり緊張もせず,練習の成果が出せたと思いますが,語学力のなさから,質疑応答をうまくできなかったことが非常に残念です.特に一緒に発表を行った吉田武史さんには,本当にたくさんのことを助けて頂き,非常に感謝しています.

謝 辞

今回の学会参加に向けて指導していただいた,三木・廣安両先生に感謝します.参加に際しては三木先生より補助を受けましたことを感謝します.