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報告者氏名 |
小野 景子 |
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学会名 |
第12回設計工学・システム部門講演会―日本型ものづくりの復権― |
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場所 |
東京都立大学(東京都八王子市) |
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日程 |
2002/11/28〜11/30 |
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発表日 |
2002/11/28 |
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発表論文 |
最適な受理確率を目標とする適応的近傍を持つ温度並列シミュレーテッドアニーリング |
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著者 |
小野景子, 三木 光範, 廣安 知之, 伏見 俊彦 |
■研究集会の詳細
この設計工学システム部門の部門講演会も12回目を数えるに至っている. この学会では日本型ものづくりの復権というテーマをテーマに,
通常のオーガナイズドセッション,一般セッションに加えて, 下記の企画を予定し,また,新たな試みとして「設計コンテスト」も実施された. この学会は,
日本の長引く構造不況の中で,高付加価値を目指す日本型ものづくりが少しずつ見直され, 明るい兆しが垣間見えてきているように感じられる中で, 新たな物作りについて考えることを目的としている.
特別講演として,以下の発表が行われた.
・11月28日(木)「日本型ものづくりで世界をリードする」 木原信敏 氏(ソニー木原研究所 会長)
・11月29日(金)「わが国のものづくりの現状と産学連携の課題」 西村 尚 氏(東京都立高専 校長,東京都立大学名誉教授)
■発表の概要
シミュレーテッドアニーリング(以下SAと略す)は複雑な最適化問題を解く
ヒューリスティック解法の一つである.
SAを適用する場合,重要になるのは,
温度パラメータと近傍の設定方法である.
組み合わせ最適化問題では,近傍の大きさは解摂動に用いる
方法を決定すると一意に定まる.そのため温度パラメータが重要になる.
一方,連続最適化問題では近傍の設計が重要となる.
これに対してCoranaの手法では受理率が
0.5になるようにし,近傍設計を自動化したが目標受理率を0.5とすることの妥当性は明らかではなかった.
そこで,著者らは任意の目標受理率を与えることのできる新しい近傍設計を考え
問題に適応する摂動近傍を持つ
シミュレーテッドアニーリング(SA/AAN:Simulated Annealing with Advanced Adaptive Neighborhood)
を提案した.ただし,温度スケジュールについては一般的な指数クーリングを用いていた,
一方,温度並列SA(Temperature Parallel Simulated Annealing:TPSA)
は並列処理との高い親和性を有しているだけ
ではなく,SAにおいて問題となる温度スケジュールの決定が原理的に不要であるという極めて
優れた特徴を有している.そこで本研究では,SA/AANに温度並列SAを適用する方法,すなわち,
問題に適応する摂動近傍を持つ
温度並列シミュレーテッドアニーリング(TPSA/AAN:Temperature Parallel Simulated Annealing
with Advanced Adaptive Neighborhood)
を提案しその有効性を検証する.
■質疑応答
本発表に対して,会場から2件の質問がありました.
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1 |
Q |
近傍はベクトルかスカラーか. |
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A |
近傍はスカラーですが,設計変数が複数ある場合はそれぞれの変数毎に近傍は設計されます. |
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2 |
Q |
近傍はどのようなメカニズムで調節しているか. |
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A |
受理率によって近傍の大きさは調整します. |
■感想
今回,2回目の機械学会での発表でしたが,この学会に参加されている方はとても熱心に討論をされるため
有意義な発表を行えたと思います.質問も2つ受けることができ,発表時間いっぱいを使い議論することができました.
また,聴講した特別講演では,ソニー木原研究所の木原信敏氏の講演もあり,普通ではなかなか聞くことの
できない貴重な公演内容を聞くことができました.内容は,いかにして新しい物作りをするか.木原氏なりの発想方法
についてでした.日本が誇れる企業SONYがどのような物作りをしてきたのかの一面がわかり面白かったです.