| 報告者氏名 | 輪湖 純也 |
| 学会名 | 情報科学技術フォーラム(Forum on Information Technology) |
| 研究会名 | 第2回情報科学技術フォーラム(FIT2003) |
| 会場 | 札幌学院大学 |
| 場所 | 北海道江別市文京台11 |
| 日程 | 2003/09/10〜2003/09/12 |
| 発表日 | 2003/09/10 |
| 題目 | 適応的温度調節機能を持つ並列シミュレーテッドアニーリング |
| 著者 | 三木光範,廣安知之,○輪湖純也 |
| 原稿 | [ PDF ] [ PPT ] |
| 収録 | 情報科学技術フォーラム講演論文集 p.25 - 27 |
今回参加した,FIT2003(Forum on Information Technology)は,(社)情報処理学会と(社)電子情報通信学会情報・システムソサイエティ及びヒューマンコミュニケーショングループが主催し,従来の大会形式にとらわれずに,新しい発表形式を導入し,タイムリーな情報発信,議論・討論の活性化,他領域研究者との交流等の実現をコンセプトとしています.
今回はその第2回大会で,札幌学院大学で開催されました.第3回大会は,同志社大学京田辺キャンパスで開催されることになっています.
今回我々が発表を行ったのは,「最適化ヒューリスティック」のセッションです.
私が講演発表を行ったセッションは,学生セッションの「最適化ヒューリスティック」のセッションです.講演発表として,
がありました.
概要は以下の通りです.
シミュレーテッドアニーリング(SA)は,広範囲の組合せ最適化問題に有効な汎用近似解法です.しかしながら,膨大な計算コストと適切な温度スケジュールの決定が困難であるという問題点を有しています.しかしながら,これまでの組合せ最適化問題にSAを適用した研究において,特定範囲の温度(重要温度領域)でのアニーリングがSAの性能に大きく影響を与えることが分かっています.この重要温度領域は,対象問題依存であるのですが,これを適応的に決定することで,解探索能力を向上させることができると考えられます.
そこで本発表では,重要温度領域を自律的に探索するメカニズムを持つ並列シミュレーテッドアニーリング(PSA/AT)を提案しました.提案手法であるPSA/ATは,解の動きを評価する重要温度指数と呼ばれる値を計算することにより,温度調節機能を持っており,対象問題に適した重要温度領域を探索することが可能です.
ジョブショップスケジューリング問題(JSP),巡回セールスマン問題(TSP)を対象問題として,本手法を適用し,その有効性について論じました.
本発表に対して,会場から2件の質問がありました.
| 1 | Q | 重要温度指数計算における基準値はどう計算していますか? |
| A | 同期時におけるすべてのSAプロセスのエネルギーの平均値を用いています. したがって,この基準値は同期毎に値が変化します. |
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| 2 | Q | 重要温度領域は,そんなにはっきりと確認することができるのですか? |
| A | 多くの組合せ最適化問題において,重要温度領域ははっきりと確認することができます. しかしながら,重要温度領域が広い問題や,複数存在する問題も少数ですが存在することが確認されています. これについては,次の発表(米澤の重要温度領域に関する研究)を参照していただければと思います. このアルゴリズムは,重要温度領域がはっきりと確認できる問題を,高速かつ精度良く解くという点にフォーカスしています. |
会場の札幌学院大学は,札幌から電車で30分程度のところにあり,キャンパスはさほど大きくなくはなかったのですが,とてもきれいでした.
学会発表は,2回目ということもあって,それほど緊張することもなく,落ち着いて発表することができました.
ただ質疑応答では,アルゴリズムの基本的な内容を聞かれるなど,まだまだ自分のプレゼンテーションの力不足を感じました.
今後は,ただ発表するだけでなく,聞き手を意識してプレゼンテーションできるように練習していきたいとおもいます.
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<会場:札幌学院大学> |
<会場内記念講堂前にて> |
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<発表中の様子1> |
<発表中の様子2> |
今回の学会参加に向けて多くの御指導そして御協力をいただいきました,三木先生,廣安先生に深く感謝いたします.
研究ミーティングや発表リハーサルなどでの多くのご指導,ご協力をいただいた,SA班,三木研究室の方々に感謝します.
また,学会参加に際して,三木先生より補助を受けましたことを感謝します.