学会参加報告書


報告者氏名 伏見 俊彦
学会名 2003 IEEE International Conference on Systems, Man & Cybernetics
場所 Hyatt Regency Hotel (Washington, D.C. ,USA)
日程 2003/10/5〜2003/10/8
発表日 2003/10/6
発表論文 Parallel Simulated Annealing with Adaptive Neighborhood determined by Genetic Algorithm
著者 三木光範,廣安知之,伏見俊彦
原稿 PDF(736KB)    Power point(973KB)

■研究集会の詳細

今回参加した2003 IEEE INTERNATIONAL CONFERENCE ON SYSTEMS, MAN AND CYBERNETICS(SMC 2003) は,近年の世界に多く存在する様々な種類の攻撃に対する意識の脆弱性に注目し,システム・セキュリティおよび保証を目的とした学会です.

特にコンピュータ,コミュニケーション,システム中の検知および安全なアーキテクチャなどのテーマが趣旨になっています.
SMC2002ではシステム工学において人間のシステムと人間/機械相互作用,そしてサイバネティックスなど,広い分野での最先端技術の発表の場を提供することが目的とされています.

今回はアメリカ合衆国の首都,ワシントンD.C.で10月5-8日の4日間開催されました.

■発表の概要

今回は「Parallel Simulated Annealing with Adaptive Neighborhood determined by Genetic Algorithm」とう表題で発表を行いました.
連続最適化問題にシミュレーテッドアニーリングの適用を考える場合,次状態の生成に関するパラメータとして近傍が重要です.しかし,対象問題によって最適な近傍は異なり,把握することは困難です.そこで,近傍を並列化し複数のプロセスが異なる近傍で探索を行うことで近傍幅の調節を自動化することが可能です.更に,近傍調節に遺伝的アルゴリズムを適用することで,探索過程や問題に応じた最適な近傍を自律的に決定するメカニズムを組み込んだアルゴリズムの提案を行いました.

■発表セッション

私は「Multi-Objective GA and Simulated Annealing」というセッションに参加しました.このセッションは多目的最適化問題についての発表が3件,シミュレーテッドアニーリングの発表が2件行われました

■質疑応答

本発表に対して,会場から質問がありました.

Q
GAを適用する場合の適合度についてですが,他の適合度の設定方法は行ったのですか? また,違った方法を考えているのか?
A
今回は,各SAプロセスのエネルギー値の逆数を適合度に使用しているのみで他の方法での実験は行っておりません. 他の方法としては,解の受理率から解が良好に遷移している近傍に高い評価を与えるような適合度の設定の仕方も考えております.これらは今後の課題です.

■感想

私にとって初めての国際学会であり,緊張もありましたが,無事に発表を終えることができ良かったと思っています.国際学会では様々な国の研究者が集い,議論を交わしているのを目の当たりにして,英語力の必要性を痛感しました.

また,学会終了後は三木先生と實田健君と伴に,ワシントンとニューヨークの街を観光しました.やはり,アメリカ合衆国の首都と世界の大都市は驚くところが多く,
良い思い出を作ることができました.

発表前
発表会場
発表風景
発表後

■謝辞

今回の学会参加に向けて指導していただいた,三木先生を始め,学会リハーサルでは良きアドバイスをしていただいた知的システムデザイン研究室のみなさまに感謝します.