| 報告者氏名 | 下坂 久司 |
| 学会名 | IEEE/ACM |
| 研究会名 | 3rd IEEE/ACM International Symposium on cluster computing and the Grid (CCGrid2003) |
| 会場 | Toshi Center Hotel |
| 場所 | Tokyo, Japan |
| 日程 | 2003/05/12〜2003/05/15 |
| 発表日 | 2003/05/13, 2003/05/14 |
| 題目 | Optimization Problem Solving System using GridRPC |
| 著者 | Tomoyuki Hiroyasu,Mitsunori Miki,Hisashi Shimosaka,Jack Dongarra |
| 発表ポスター | [ Abstract PDF ] [ Poster PDF ] [ Poster EPS ] |
| 収録 |
今回参加した,3rd IEEE/ACM International Symposium on cluster computing and the Gridは,通称CCGrid2003と呼ばれ,ClusterおよびGridに関する代表的な国際学会である.第3回である今年は,東京の都市センターホテルで,5月12日から15日の4日間開催された.CCGridでは,基調講演,講演発表の他に,ポスター講演やワークショップ,チュートリアル,Industry Track Sessionなどがあった.例年多くのClusterとGridに関する研究者が集まるが,今年はSARSとアメリカ,イラク戦争の影響で,外国からの参加者が少なかった.今年の参加者はおおよそ200から300人程度であると思われる.
今回,私はCCGrid2003のポスター講演で発表を行った.ポスター発表は,およそ32件の発表があり,基調講演などが開催される部屋と同じ程度の広さの部屋で開催された.発表は,5/13のWelcome partyと5/14の終日に行われた.5/13は,パーティ会場と同じ場所だったため,多くの人がポスターを見られ,質問をなされたが,5/14はポスター会場に足を運ぶ人は少なかった.
今回私は,CCGrid2003のポスター講演に「Optimization Problem Solving System using GridRPC」というタイトルで発表した.このシステムは,Gridにおいて最適化計算を行うフレームワークであり,次のような特徴を持つ.
また,提案するシステムをNetSolve,遺伝的アルゴリズム,タンパク質の立体構造予測で実装し,Webインターフェースによる可視化を行いデモンストレーションを行った.
5/13は,およそ10人程度の方に研究を紹介した.また,5/14は2人程度の方に発表を行った.一人およそ15分程度であり,通常の講演発表よりも詳しく,かつ疑問点などに対して的確に答えられたのではないかと考える.
本発表に対する,質問を3件ほど紹介する.
| 1 | Q | ある手法において,設定ファイルが一つではない場合はどうするのか. |
| A | そのようなものは想定していない.ただし,設定ファイルについては,手法の開発者が想定するものをユーザに提示することができるので問 題ないと考える. | |
| 2 | Q | Gridを使う上では,高速化をアピールする必要があるのではないか. |
| A | 解析を並列に実行するAPIを検討している.しかしながら,ユーザにとっては,解析を並列に行っていることを隠す必要があるため,各手法のインターフェース等を検討している段階である. | |
| 3 | Q | 各APIのfile3は,利用者にとって内部構造を意識させることになるのでよくない. |
| A | そのとおりだと思う.改良したいと思う. |
今回の発表では,ポスター講演の他に,他のGrid研究者と多くの会話をする機会があり,有意義な時間を持つことができた.特に,東工大や筑波大の学生に研究を説明できたことは,将来的に非常に重要であったと考える.また,長島雲平先生や産総研の中田秀基さん,韓国の研究者であるDongWoo Leeさんなどと議論することができ,交友範囲も広がることにつながり,発表以上に良い経験になったと思います.
今回の学会参加に向けて指導していただいた,三木・廣安両先生に感謝します. ご助言を頂いた本研究室の学生に感謝します.特に,ポスターのチェック,印刷を手伝ってくれた青井桂子さん,小椋信也君には深く感謝します. 参加に際しては三木先生より補助を受けましたことを感謝します.