Knoxvilleを訪れるベストシーズンはやはり秋でしょう. 車で1時間ほどいったところにあるGreat Smoky Mountain(国立公園,世界遺産)の紅葉は非常に見事です. ここの紅葉目当てにいろいろなところから観光客が訪れます.
また,秋はFootballのシーズンです. Eatst Tennesseeにはプロスポーツがないからかどうだかわかりませんが,Footballは非常に盛んです. UTにあるFootball専用球場,Neyland Staduiumは104,079の収容能力があります.
http://www.sportingnews.com/cfootball/stadiums/no1.html
UTの学生数が25,000でKnoxvilleの人口が200,000なので,Knoxvilleだけではなくて,East Tennesseeから人が押し寄せます. そのため,ホームゲームの週末にはどこも宿がいっぱいです.
秋にはイベントがたくさんあります.
その中でもHalloweenとThanks Givingは結構 もりあがります.
Halloweenでは子供たちは通っている保育園で仮装しました.例のTrick or Treatってやつでお菓子も集めて周りました.
年末のholiday salesはThanks Givingの次の日から始まります.当日は朝,5時や6時から開店しているモールもたくさんありました.駐車できないほどの賑わいです.
一方,クリスマスは飾りつけはほどほど行われていますが,日本ほど大騒ぎではありません.日本は宗教に無頓着な気がします.Christanでもないのにクリスマスを祝うのはやはりちょっとなあ.という気がこちらに来て改めて感じました.
この期間が猛烈に忙しかったのは,学会に参加しまくっていたからでした.
下記のような予定であちこち行きました. ほぼ2週間に1度 どこかの学会に行っていたような感じです.
09/29-10/02 ASME DAC Montreal/Canada
10/05-10/12 IEEE SMC Tunis/Tunisia
10/21-10/25 SAE International Fall Fuels & Lubricants Meeting & Exhibition San Diego
11/03-11/06 IASTED PDCS Boston
11/16-11/22 IEEE/ACM SC2002 Baltimore
ASME/DACにはMさんの付き添いで参加しました.
日本の先生に多数会えたのが楽しかったですが,学会としては盛り上がりに欠けていたと思われます.設計関係の学会は日本だけではなくてASMEでもそうなのでしょうか.
もっと小さな学会の方がいろいろ議論できるのかもしれません.
IEEE/SMCも同様で,場所は楽しかったのですが,対象としている研究が広すぎてGeccoやPPSNのようには得られるものがあまりなかったように思えます.
一方SAEには企業の方がいっぱいで緊張しました.
お金持ちの学会で,発表者は参加費もただです.GAなども受け入れてくれるのでやりがいがあります.
次回は3月のデトロイトであるSAEの会議にいつか参加してみたいと思っています.
ボストンで行われたIASTEDは予想に反して,なかなか活発な議論あり,参加者ありでよかったです.それなりの内容でした. もっとしょぼいかと思っていましたが.
この中ではSCは準備が大変でしたが,やはり貴重な学会でした.
参加してくれた学生は良く来てくれました. 同志社大学,我々の研究室の向かうべき道がわかるようなところもありました. 作成したクラスタもTop500に入り万々歳です.
できれば続けてクラスタを作成し,来年度もSCにはブースを出したい気持ちでいっぱいです.
San Diegoに行った際に,UCSD/SDSCへ行きました.
そこで Philip Papadopoulos Henri Casanova に会いました. 忙しい中,時間をとってもらい色々な話ができました.共同研究もできそうな予感です.
ボストンへ行った際には,上川の紹介でクラスタを利用しているMITのAdam C Powell IV に会いました.材料屋さんです.
さらに,新島譲の母校であるAmherst Collegeにも足を延ばしました.
ボストンからは結構離れていて,新島が馬車に揺られながら旅したと思うと感慨深いものがありました.
チャペルに飾ってあるという新島の肖像画はちょうど同志社に行っているということで見ることができませんでしたが,9月にオープンしたという日本庭園を見ることができました. なんでもAmherst Collegeは新島のおかげで日本語では有名な大学のようです.
筑波大学のT先生が9月から11月の頭まで,短期調査研究ということで同室でした.
10月のASMEの直後にMさんが来られました.
学生が6人もノックスビルまでやってきてくれました. こんな田舎,私がいないと来ないんでしょうが,結構,感動しました.
この時期のメインの行事は学会参加でした.
こまごましたことは忘れてしまったのですが,MPSの仕事や,学生の遠隔指導など,およびSCのデモに時間を費やしていました.
さて,ようやく予定参加学会が終了し,一息つきました.
これからはまた,論文と学会投稿ペーパーの作成が主な仕事となります.
後,学会の雑用ですね.
修論と卒論の面倒もみなければなりません.
また,そろそろ,こちらでの仕事のまとめを考えようかなと思っています.
1月には,IBMのワトソン研究所を見学に行く予定です.
本当に早いもので,2002年が終わろうとしています.
今年は本当に在外研究に来ることができてよかったです.
私を支えてくださった皆さん どうもありがとうございました.特に三木教授には大変 ご迷惑をおかけしております.ありがとうございました.
もう少し今年が終わるまで日数がありますが,良いお年をお迎えください.