3月のノックスビルは寒い日がまだまだありますが,確実に春が感じられます.枯れていた木々が急に緑を取り戻します.日本では見られないような花が咲いています.
そして,日本人にはうれしいものですが,桜も咲いていることに気づかされます.桜並木や八重桜もあります.
3月の頭には,GGFが東京にて開催されました.折角 日本で開催されたのに参加できず残念でした.私は,こちらでAccess GRIDを使って何セッションか傍聴しました.
いろいろとトラブルがあってすぐにAccess GRIDが使えませんでしたが,使用してみると,これからは絶対に備えていなければならないシステムであると感じました.
GGF自体は,見ることができたセッションが一般的なものだけだったので,あまり感想はないのですが,東大のO先生や東北大のO先生らが発表されていて,懐かしく感じました.
University of Wisconsinへ行きました.Condorという分散ミドルウエアを作っているチームとミーティングを持つのがメインの用です.
お金が潤沢に得られているようで,いっぱい人がいました.
また,Paradynという並列処理用のツールの開発者にも会いミーティングを持ちました.なかなか便利なツールで利用しなければなりません.
その他,UWには全米最大のエンジンリサーチセンターがあるのですが,そこの所長にも会い,われわれの多目的の結果も議論しました.彼らのデータとあわせることで,私たちの手法の優位性を示すことになりました.
ちなみにUWのあるMadisonという街は,非常に寒いところで,ニューヨーク以上に凍えましたが,教育レベルが高いことを感じさせる良い街でした.
GECCOからついに本発表での採録の通知がきました.これまで何度かチャレンジしてことごとく失敗していただけに非常にうれしい知らせでした.
しかし,やはり採録させるには色々とクリアしなければならない問題があり,難しいとかんじています.来年はどうすればよいか頭がいたいところです.
日本では卒業式がありました.
今年はもちろん参加できず,みなさんにご迷惑をおかけしました.しかし,卒業まであっというまです.
後半はUniversity of Illinoisで開催されたクラスタ講習会に参加しました.IBMとNCSAのメインメンバーが主催しているもので,システム2日間,アプリケーション3日間のプログラムですが,私は前半の2日間に参加しました.
これは本当に勉強になりました.同志社のクラスタが足りないところがよくわかりました.そして,やはり定期的に勉強しなければならないこと,できればこの講習会を日本にもってきたいと思っています.
そして,ついにアメリカがイラクに宣戦布告してしまいました.