いよいよ2ペタのマシンがでてきたので、話題はもうエクサスケールのマシンである。
ちょうど電子情報通信学会の11月号の学会誌のタイトルが
「エレクトロニクスの多様化を支える新デバイス技術 -2020年を見据えて-」
である。。。
Top 500 Supercomputing SitesはLinpackベンチマークによる世界のスパコンのランキングリストを作成するプロジェクトである。年に2回 6月と11月に更新されている。
今年の11月分も先日発表され、中国が1位を獲得した。
このリストによると、ログスケールの性能は、ここ25年、線形に伸びている。3ヶ月後に何がはやるのかわからないのに、唯一、コンピュータの性能はわかっているのだ。何につかわれるかわからないけど。
それによると、エクサにたどり着くのがちょうど2020年頃である。
そういう意味ではこの電子情報通信学会のこの特集はすばらしくタイムリーである。
しかも、内容もエクサスパコンを作るには何の技術発展が必要なのかに関連するいくつかの記事があって興味深い。
いずれにしろ 僕たちは2020年を見据えて生きていかないといけないということだろう。2020年 どうしているのか?
せっかくなので何の技術がとりあげられているか書いておこう
- Siプラットホーム上の新材料チャネルCMOS
- 化合物半導体デバイスの将来展望
- 不揮発性デバイス
- 極限集積化を目指すスーパチップ
- アナログ混載技術
- CMOS集積回路とMEMSの融合
- オンチップ光配線導入の課題検討
- 特性ばらつきと製造性を考慮した設計技術
- 極低電圧動作による低エネルギーLSI
- リコンフィギュラブルRF回路の将来展望
- 照明用LEDの現状と将来展望
- ワイドギャップ半導体によるパワーエレクトロニクスの革新
- ワイヤレス給電
- 環境発電技術としての熱電交換
- 健康エレクトロニクス
- カーエレクトロニクス