今井田 豊先生の思い出

大学名誉教授 今井田 豊先生が、4月5日17時32分に永眠されたそうだ。
79歳だそうだ。
まだお若い。
機械工学科の先生で、私が赴任時に非常によくしていただいた。
大学には、おまえのためだと自分を売ってくる先生と、なにもおっしゃらないけれども後々、自分のためになっていることを教えてもらえる先生がいらっしゃる。
今井田豊先生は後者の先生であった。
京阪でごいっしょしたときに、昔の京阪沿線の景色のお話をしていただいたことがあって、見たことのない原風景がわたしの頭にあるのは、今井田先生のおかげだ。
いまでもときどき、思いだす。
RIP

25th International Symposium on Artificial Life and Robotics AROB 25th 2020

AROB 25th 2020に参加してきました。
Computational intelligence and cognitive science for human biosignals and human well-being
というセッションを企画して5件の発表を行いました。
だんだんと日本人による英語の発表の場が、急速な世界のレベルの向上についていけず、しぼまっている感じがします。
その意味でも、英語による研究発表を企画するのは非常に重要なのではないかと考えます。
来年も企画します。

2019 IEEE Symposium Series on Computational Intelligence

IEEE SSCIに参加してきました。
中国は刺激的ですね。
いろんなことを考えさせられます。
中国人の積極性やら進化計算の今後やらなんやらについて考えました。
リゾートホテルでの開催で、良い部屋に泊まることができました。

Visual Studio Core

pythonのIDEってどれがよいのでしょうかね?
Visual Studio Coreってどうなんでしょうか?
https://qiita.com/aki34/items/6d5e4f5d6036b9bcd63e?fbclid=IwAR0BCCzJSh7Yf3h6xtAPGHEabS4-g6NzTQBWdujzKEW5Uo5EtOEKYR3Kugg

廣安にメールを送る時のお願い 2019

廣安に業務メールを送るときにできればお願いしたいことです。

1メール1案件で送る: 多量のメールがやってくるため、1つのお話は1つのメールにしていただけると助かります。件名も気をつけていただけると本当に助かります。後から検索するときに助かるので。そうなると、複数案件をお持ちのかたは、複数メールを送らないといけないのですがご協力お願いします。

Ccを抜かない: Ccという機能をご存じでしょうか?情報共有すべき宛先が記入されています。すでについているCcを抜かないようにメール送付お願いします。

結論、まとめを最初に書く:結論を先に書いていただけると助かります。処理速度があがります。

以上どうぞよろしくお願いいたします。

A Peer Review Process Guide

後で読もう
https://www.scisnack.com/wp-content/uploads/2018/10/A-Peer-Review-Process-Guide.pdf

このワークシートは、多数のジャーナルと出版物の助言をもとに作成されています。
ワークシートの目的は、経験の浅いピアレビュアーに、最初のピアレビューを行うときの質問とタスクの具体的なワークフローを与えることです。
これは査読者がフォローするための推奨フレームワークです。 ジャーナルまたはサブジェクトフィールドによっては、一部の要素が不足している可能性があります。
ユーザーは、ニーズ、自分のレビュースタイル、およびジャーナルのガイドラインに合わせてワークシートを調整する必要があります。

僕は祈る

僕は神を信じるものではない そして僕は祈り続ける。
自分が住んでいるところ、働いているところは、雨なげーなくらいの本当に穏やかな感じなんだが、西日本がほんと大変だ。
特に、京都の北、広島、こころが痛む。
祈ることしかできない。
何事もありませんように。
被害があったとしても最小限に収まりますように。
僕は祈る

OHBM 2017 – Organization for Human Brain Mapping

バンクーバーで開催されたOHBMに行ってきました。
初めて参加しましたが、なぜ、もっと早く参加しなかったのか、それほど重要で有意義な学会でした。
今回は、14件のポスター展示しましたが、それなりに存在感を示せて良かったです。
特に、mediationのところは多くの発表を行い有益なディスカッションができました。
学会の目的の一つには、良い出会いに巡り会うというのがあるかと思いますが、理研、名古屋大学、慶応、明治の先生方にもお会いできよい出会いとなりました。
UCSDやNIHなどその他の海外の先生方にもお会いできて良かったです。
時代はますますネットワーク解析に進み、動的な検討、そして最適化の要素も入ってくるでしょう。
最適化のところは得意なところでもあるのでしっかりやりたいと思います。
また来年、よく考えて発表していきたいと思います。
それにしても、バンクーバーは良い街だったな。

【授業】赤ちゃん学 概論

 この春学期に、赤ちゃん学概論という複合領域科目を始めました。
同志社大学では、小西先生を中心に「赤ちゃん学」というプロジェクトを始めています。
ご存じのとおり、胎児は産婦人科の担当ですが、生まれた後は小児科の担当です。でも、赤ちゃんのことを知るためには、連続したことを知らないといけません。また、赤ちゃんのことを知るということは、自分のことを知る機会になるということです。さらに、それを知るためには、発達整理学、心理学、医学、工学、理学、教育学、倫理学、哲学などなど幅広い知識の総動員が必要です。まさに、理系の新しい教養となるべきものです。授業では、二人の先生がまず30分話をされ、その後、30分ディスカッションする形式をとっています。また、二人のうち、お一人は次の回もお話をされることにしていて継続性があるようにしています。非常に楽しい授業にはなっていると思いますが、学生が赤ちゃんの存在とは極めて遠く、戸惑っているのがおもしろいですね。先生方がどうしてこの分野に興味を持っているのか、学生はこれからどんなことを学ばなければならないのか、研究者はどれほど対象となる教育に熱意があるのかが伝わると良いですね。

NUA学術情報システム研究会 平成29年度 第27回総会・第48回研究会 『大学の未来を考える』

6月22日(木)に福岡大学で開催されたNUA学術情報システム研究会に招待され、同志社大学の紹介をしてきました。
40分ほど話をさせていただきましたが、残念ながら、聴衆にひびく話はできませんでした。残念。準備にはえらく時間がかかってしまったのですがね。
何の話をすればよかったかなあ。
 しかし、会場の福岡大学は素晴らしい大学でした。あまり時間がなかったため、図書館だけ少し見学させていただきましたが、本当に素晴らしい図書館があって感銘をうけました。日本で3番目に大きな自動書庫もありこのようなシステム好きな私としては本当に萌え萌えでした。大学にはやはりこのようなランドマークが必要ですね。
 福岡大学の先生、早稲田大学の先生にもお会いすることができ良い出会いがありました。IRについても学びましたが、あまり気負うことなく少しづつやっていくのもありなのかなあと感じました。
 関係者のみなさん、どうもありがとうございました。

2017年度 人工知能学会全国大会(第31回)

 2017年5月23日(火)~ 5月26日(金)の日程で、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催された人工知能学会に参加してきました。今、人工知能は第3次ブームのまっただ中で非常に多くの人が参加して大盛り上がりでした。特に、企業展示も多くなされており何よりもHPC関連の会社が参加されていて懐かしい顔を拝見することもでき楽しかったですね。
 これまで人工知能学会では、同志社関連の人は少なかったのですが、徐々に増えているようでうれしかったですね。来年あたり、同志社ナイトみたいな企画ができると良いかもしれません。
 うちの研究室としては、二つのトライをしました。
 一つはwell-beingコンピューティングというセッションを企画したことです。Well-beingは身体的な健康だけでなく、心理的にも社会的にも健康である状態のことです。これをコンピューティングや人工知能によってサポートしようというこころみです。我々のグループでは、マインドフルネス的な立場から脳機能の検討をしていますが、例えば電通大の髙玉先生方は睡眠に関連した研究をされています。うちからは
題目 3E1-OS-11a-2 瞑想中脳状態の脳機能ネットワーク解析
著者 三好 巧真(同志社大学生命医科学研究科)
日和 悟(同志社大学生命医科学部)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部)
題目 3E1-OS-11a-3 瞑想中の前頭部脳活動のfNIRSによる分析
著者 藤井 聖香(同志社大学大学院生命医科学研究科)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-1 fNIRSを用いた瞑想中の脳状態の検討
著者 片山 朋香(同志社大学 生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-3 脳機能ネットワークに対する相関分析法について
著者 谷岡 健資(和歌山県立医科大学臨床研究センター)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
宿久 洋(同志社大学文化情報学部)
題目 3E2-OS-11b-5 自発性脳活動の強度と機能的結合度に基づく瞑想時脳状態の低次元表現
著者 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
飯塚 まり(同志社大学大学院ビジネス研究科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
の発表をしました。
どれだけ聴衆が集まるか不安でしたが、会場がまんぱいで、感謝です。
来年も企画したいと思います。もう少し 幅の広いトピックが集まるとよいですね。
 もう一つは、私が仕掛学のところで発表したことです。
題目 4B2-OS-23b-4 Thanksシステムによる研究室活性の試み
著者 廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科,同志社大学 生命医科学部,同志社大学生命医科学部医情報学科)
澤田 淳二(所属なし)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
前から、きになっていた「仕掛学」ですが、思い切って発表してみました。
ちょっと用意が大変でしたね。研究室の仕掛けを紹介したかったのですが、なかなか難しい試みでした。
議論がまったくされず 非常に残念でしたね。来年はどうしよう。
名古屋に久々に長く宿泊しました。
柳橋中央市場が近く、楽しめました。
人工知能学会、こじんまりした学会ですが、すごく盛り上がっていましたが、準備していただいた先生はさぞかし大変でしたでしょう。
お疲れさまです。
また 来年、よろしくお願いいたします。

第93回 日本消化器内視鏡学会総会

2017年5月11日(木)〜5月13日(土)の日程で、第93回 日本消化器内視鏡学会総会 が 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)およびリーガロイヤルホテルで開催されました。
表記の学会に参加しました。研究室からは

  • O074-1. 胃部 LCI 内視鏡画像を用いた Hp 感染識別アルゴリズムの構築 同志社大学大学院 生命医科学研究科 岡田 雄斗
  • P-209. 胃部 NBI 内視鏡画像を用いた病変部位の自動推定 同志社大学大学院 生命医科学研究科 石田 直也

の2名の学生が発表しました。いずれも朝日大学歯学部附属村上記念病院の八木先生、本学の市川先生との共同研究の成果です。2008年に生命医科学部が立ち上がったときに、非常に苦労したのが、医学系の研究を立ち上げることでした。何人かの先生にご相談したのですが、なかなかうまくいかず、ようやく市川先生にご紹介していただいた八木先生との共同研究が成果を生み、本当に感無量であり、感謝です。
 非常に大きな学会で多くの内視鏡にかかわる先生方一同に会されていました。レジストレーションする機械からいつもの学会ではみなれないものばかりで驚きました。お昼にはランチセミナーがありお弁当が出たのですが、そちらは期待したほどでもなかったですが。学会の発表は臨床の紹介が多く素人にもわかる内容が多く勉強になりました。特に、八木先生の行われた貴重講演では、最新の内視鏡のレーザーがどこに向かっているのかわかりやすい内容で、次の日の我々の発表の内容を変えたほどです。
 我々の研究内容は、内視鏡で得られた画像からピロリ菌の存在や癌の部位を自動抽出する手法の提案です。さらに多くの先生と出会うことができ、もっと便利にできるように精進したいと思います。

2017年度が始まりました

2017年度が始まりました。
今年は、なんだか寒くてさくらの咲きも今ひとつでしたね。
研究室にも20名のB4が入ってきました。
実力はおいておいて、やる気のある学生が入ってきてくれたので、しっかり成長してくれればよいなあと思っています。
就職活動も佳境です。
自分のことをよく理解し、ちゃんと相手を意識してアピールしてもらいたいなと思います。
両方がほどほどにできれば、今の企業は採用してくれると思います。
ここ数年、毎年おもっているのですが、なんとしても大いに研究成果を公表していきたい。
ちゃんと論文が書けていないので大きな課題です。
マインドフルネスな状態の推定
赤ちゃん学
リハビリテーション
良心学
などなど新しい研究も始まりました。
実りのある年度にしたいものです。

同志社大学良心の実証的・実践的研究プロジェクト、キックオフシンポジウム

同志社大学良心の実証的・実践的研究プロジェクト、キックオフシンポジウム
表記のシンポジウムで発表しました。
昨年度から始まった 一応、同志社大学の基幹 プロジェクトの位置づけです。
そのため、研究機構長が司会をし、大学長の挨拶もありました。
会場は、今出川のチャペル。
場所は素晴らしいところですね。プロジェクタもはっきりしてた。
このプロジェクトでは、同志社の教育理念である「良心」について考えます。
まさに、文理融合のプロジェクトです。
研究成果をばんばん出していくというよりも、みんなで考えるというのがポイントなのかもしれません。
私の役割は、良心を科学的に考えるということ。
「良心」はあまりに広すぎるので、最初は「利他的」というキーワードでアプローチします。
他人を意識し、利他的に行動すする。
そんなことを考えていきます。
文理融合のプロジェクト参加、良心、幸せなどは前からやりたかったことです。
なかなか難しですが、頑張ってやっていきたいものです。
ただ、工学系なので 誰かいっしょにゴール設定について考えてもらいたいなあ。

AAAI 2017 Spring Symposium Wellbeing AI: From Machine Learning to Subjectivity Oriented Computing

米国人工知能学会のスプリングシンポジウムに参加してきました。
AAAI 2017 Spring Symposium Wellbeing AI: From Machine Learning to Subjectivity Oriented Computing
これは、これからトピックになりそうな新しい領域を開拓するシンポジウムです。
廣安は
Brain Functional State Analysis of Mindfulness using Graph Theory and functional Connectivity (Tomoyuki Hiroyasu)
という発表をしました。
非常に勉強になりました。
筑波大学の 鈴木先生、京大の中沢先生、電通大の髙玉先生、奇しくも日本人の先生方ばかりの発表でしたが、非常に考えるところが多々ありました。
ありがとうございました。

マインドフルネスを支援するアプリケーションとデバイス

「マインドフルネスを支援するアプリケーションとデバイス」というシンポジウムを開催しました。
jinsさんのメガネ、spireさんの呼吸アプリなどを紹介してもらいました。
非常におもしろかったですね。
これからじゃんじゃん、生体情報を使って集中やら幸せにつながるアプリが出てくるでしょうね。
しっかり科学的な裏付けをとりながら検討してみたいと思います。
研究室からは
脳機能からみたマインドフルネス 日和 悟・廣安 知之(同志社大学
で、日和先生が話しました。

第19回日本ヒト脳機能マッピング学会

第19回日本ヒト脳機能マッピング学会 に参加してきました。
SPMを開発している Professor Karl J. Friston のお話、河内山 隆紀さんのお話を聞きました。
いよいよ解析は動的な処理になっていると思われます。非常に刺激的でしたね。
うちも対応できるかなあ。
研究室からは

  • 「照明環境と表示媒体が視覚的注意と機能的コネクティビティに及ぼす影響の検討」 田中 勇人,日和 悟,廣安 知之
  • 「暗算課題時の成績の違いによる機能的コネクティビティの比較」萩原 里奈 ,日和 悟,廣安 知之
  • 「fNIRSを用いた協調行動時の脳機能ネットワークの検討」水野 めぐみ,日和 悟,廣安 知之

のポスターを発表しました。