教科書革命

Satoshi NakajimaさんのLife is beautifulで「ぜひとも起こしたい「教科書革命」」という記事があがっている。

すべてデジタル化し、子供たちはタブレット一枚を持って、もしくは手ぶらで(タブレットは家と学校に一枚づつ持っておき、ネット経由で同期すれば可能)学校に通うという時代を実現すべき。(途中略)同時に私が実現したいのは、義務教育機関中の教科書すべてのパブリック・ドメイン化

という内容である。
小中学生が対象の意見であるが、大学生に対してもテキスト革命を望みたい。
「革命」という単語にはちょっと大げさ感がつきまとうが、

先日の「今、日本のメーカーに一番必要なもの」というエントリーで、その答えは「人々のライフスタイルを変える」という明確なビジョンだと指摘した。

の部分の「スタイルを変える」というところが非常に重要で、それが「革命」であり、常にICTを導入した「革命」を意識しないといけないと思っている。
日本の大学生の何のスタイルを変えたいかと言えば、授業内で目にするテキストの量を少なくとも10倍、100倍にすることである。
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空・雨・傘の理論

勝間和代さんの出世作の『効率が10倍アップする新・知的生産術ー自分をグーグル化する方法ー』で、マッキンゼーで習った理論であると紹介されているもの。
情報には、「空、雨、傘」の3段階があり、傘までたどりつかないといけないということ。
「空」は、事実。
「雨」は、事実からの将来の解釈。
「傘」は、その解釈に対する行動。
事実だけの理解では不十分で、将来の予測を行い、それに対して行動するところまでたどりつかいないと意味がない。
今の自分は、解釈さえできない。

モデル化と規格化とメタ化

メモ:
いずれも情報をうまくとりあつかうためのキーワード。
シミュレーションを行い物事の理解を進めるためにはモデル化の技術が必要であるが、この技術を取得するためにどのような訓練をすればよいのか?
規格化の技術を取得するためには、データベースの技術の取得を行えばばよいと思う。
メタ化するためには、オブジェクト指向的な訓練をすればよいと思う。

本の裁断問題

少し前に本の裁断問題がおこった。
まずは、オークションで裁断本が広く流通!作家7人がスキャン代行業者を提訴した
大好きな作家が含まれているのですごく残念なのだが、早くに電子書籍を普及させた方がもうかると思うんですがね。
古いやり方でお金をもうけるのではなくて、新しいやりかたで収入を稼がないといけないと思う。
本は確実に衰退する。
だって便利でないもの。本は大切だとかいうけど、大概、ぼくより本読んでないし、本もってないと思う。
でも、新しい技術を使うと、もっともっと読めるし、もっともっと書けるよ。
高校のころにCDが出始めた。
レコードはなくなりCDになるといくら叫んでもLPはなくならない。CDははやらないと皆に言われた。
まったく同じ感じのことがこれまで何度繰り返されてきただろう。
その教訓は、昔のメディア好きはそのまま好きで何も問題なし、ただ大半はあたらしいメディアになる。
ほら、LPの頃よりみんな音楽もっと聞いてるだろ?歌ってるだろ?こんなんじゃなかったんだよな。
やらなければならないのは、新しいメディアになったときのスタイルに対応しておくことなんだよな。
それをしないと、早く自身がスタイルを変えておかなければ。
音楽業界はCDやダウンロードの売り上げが落ちている。
でも、野外フェスやらライブやらは逆に盛り上がっている。みんな良い音楽を求めている。そしてライブな音楽を求めている。
作家もどんどん読んでもらい、集金については別の方法を考える時期になっているのではなかろうか。
その後、話しがわけわからん方向へいっているのであるが、まずは漫画家の佐藤さんがどんどん読んでもらえればいいじゃんとまっとうな意見をいうと作家の岩崎夏海さんが反論してわけのわからん展開をしている。
買った本を裁断は良い?悪い? “自炊”問題受け「ブラよろ」「もしドラ」作者同士が論戦
この意見をみて、岩崎夏海さんに覚えた感想が2点。
その1。作家って最初のモチベーションが自身の作品をできるだけ多くの人に読んでもらって感じてもらうというのがあると思うのだが、まったく感じられない。作家っぽくない。
その2。言っていることがドラッカーっぽくない。知識の時代に逆行してないかい?
もしも「もしドラ」の作家がもうすこしドラッカーを読んでいたら
このブログに賛成。

日本人はだいたいが幸福だと感じている

絶望の国の幸福な若者たち
絶望の国の幸福な若者たち 古市 憲寿

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この本はおもしろいらしい。著者が26歳で社会学者なのだそうだ。
80年代の20代と2010年の20代を比べると10ポイント上昇しているのだそうだ。
内閣府が作っている 国民生活に関する世論調査 というデータがあるのだそうだ。
おもしろい。
新春暴論 ――「幸福」な若者を見限ろう 山口浩
というページから知った。
だけど、単年のデータだけでは世代のことはわからない。

これは平成23年10月のもの。
一件、40代、50代 が不幸に見える。
20代や70代は幸せな人が60%もおる。
しっかし、12年まえの平成11年12月のものが下。

やっぱり、40代、50代 が不幸。
日本では最近は若者と老人は幸福感が強く、しいていうと4,50代はいつもちょっと幸福を感じない。
大変だからね。
それよりどの世代も50%以上は幸せを感じているというのがおどろきだな。

学校にもIT

学校にもIT
今までどおりのことをするためには、今まで通りのやり方のほうがよいと思う。
いつも言うと笑われるけれど、ITを導入して革命をおこさなければならない。
今までできていないことを、ICTを導入してできるようにすることが重要だね。

2012年になりました

2010年の10年の2年目。
がんばらねば。
研究室の感じはつかめてきたので、これから研究の方向性と論文をきっちりとやらねばならない。
よろしくお願いします。