教科書革命

Satoshi NakajimaさんのLife is beautifulで「ぜひとも起こしたい「教科書革命」」という記事があがっている。

すべてデジタル化し、子供たちはタブレット一枚を持って、もしくは手ぶらで(タブレットは家と学校に一枚づつ持っておき、ネット経由で同期すれば可能)学校に通うという時代を実現すべき。(途中略)同時に私が実現したいのは、義務教育機関中の教科書すべてのパブリック・ドメイン化

という内容である。
小中学生が対象の意見であるが、大学生に対してもテキスト革命を望みたい。
「革命」という単語にはちょっと大げさ感がつきまとうが、

先日の「今、日本のメーカーに一番必要なもの」というエントリーで、その答えは「人々のライフスタイルを変える」という明確なビジョンだと指摘した。

の部分の「スタイルを変える」というところが非常に重要で、それが「革命」であり、常にICTを導入した「革命」を意識しないといけないと思っている。
日本の大学生の何のスタイルを変えたいかと言えば、授業内で目にするテキストの量を少なくとも10倍、100倍にすることである。

現在の授業では、使用するテキストがきまっていてよくて1冊多くても2,3冊である。
参考にするテキストが紹介されているとは思うが、実際に目を通す学生はいないだろう。
出版社にはまず、テキスト1冊売りではなくて、章ごとに売る形式にしてもらいたい。
1冊 すべて参考になるテキストはめずらしい。
いろんな本のいろんな章を組み合わせたい。
それからディジタル化して、持ち運びの問題が解消されれば、よまなければならない本を10倍、100倍にしたい。
この時代に情報を詰め込む練習をしなければならないのではなかろうか。
次に、テキストをベースとした練習問題をiPad上で行えるようにする。
どんどん問題を自分で解いていけるようにしてもらいたいいものだ。