Windows CCS発表会

Windows Compute Cluster Server 2003 (以下 Windows CCS)はPC Clusterを構築するためのWindows Server 2003をベースにしたOSおよびそのツール群だ.その日本語版の発表が行われた.
場所は東京・目黒・雅叙園
300人のメイン会場に展示場を併設したおおきな発表会で,当初は人の入りが心配されたが,大入り満員で大盛況であった.
Windows CCSは研究所や企業でWindows ServerでPCを管理しているような環境においてPCクラスタを構築したり導入したりしているのに適している.このような環境においてはActive Directoryで管理する場合が多いので,これを利用することにより,新規にLinuxをOSとするPCクラスタを導入するよりも管理コスト面で優れているというわけだ.また,これから出てくるパラレルエクセルなどの利用でも有利だと考えられる.
前述したように会場には非常に多くの人がつめかけて,Windows CCSへの興味の高さを伺わせた.
また,メイン会場での基調講演および分室3カ所での講演も盛況であった.
同志社大学はマイクロソフトと連携して,「Windows HPCコンソーシアム」を立ち上げているが,研究室からは廣安がこのコンソーシアムの説明を30分間行った.
ねらいは多くの人がHPCの恩恵を受けられるようにすること.
ちょっとでも同志社大学や研究室の力がそれに関与できればよいと思う.