Lenny is frozen

廣安は学生時代からdebianを利用させてもらっているが,時期のバージョンがもうすぐでてくるらしい.
debianちゅうのはオープンソースなOSの一つのLinuxの種類.
代々,Toy Storyのキャラクターの名前がついている.
今度のバージョンは

http://bytecoders.homelinux.com/files/ts_lenny.jpg
Lennyだそうだ.
それから,debianでは,次期バージョンがだいたいできあがるとこれ以上 開発しちゃだめということで,frozenというアナウンスがでる.
開発はその次のバージョンで行って行く.
ということでLenny frozen
Lenny こおっちゃいました.
http://lists.debian.org/debian-devel-announce/2008/07/msg00007.html

iPhoneを手にして変わったこと

iPhoneを手にして変わったこと2つ.常時接続というインパクトについて考えている.3G+WIFIというシームレス環境でできることというのがすばらしいことにどうして気づかなかったのかな.だから,WIFIさえあれば十分という意見は間違いだと思う.真のキラーサービスをまだ考えついていないけれども,真の常時接続っちゅう世界はもっともっと広がる.さらに,そういう意味ではソフトバンクだめ.常時接続できないんだもの.この大学だとWIFIがつながらないとこだと,ソフトバンクもつながらないというお粗末な状況になったりする.がんばれ,ソフトバンク.あと,常時接続環境を得るために,持ち運ぶwifiターミナルというのはありだな.早く手にしたい.
 それから,ずいぶんと使い方が変わったのは,iPod Touch. いままでは,iPodからTouchへ移行してきたので,十分使えなかったのだが,iPhoneがでてきて,アプリも急に増えて,iPhoneからみたiPod Touchの使い方というのを感じている.そういう意味では,iPod Touchさえあればいいじゃんという人がいるかもしれないが,一度,iPhoneを手にしてみないと,iPhone的な使い方にならないんではなかろうか.
 携帯さえあればPCいらない人 ほとんどだと思うが,iPhone的なグッズがあれば,さらにPCいらない人増えると思う.NEC,東芝,SONYますますやばい.iPhone的というのは,もちろんハードだけでなくて,アプリとかサービスとかも含んでいるところがやばやばである.

WS-Notificationを基盤とするグリッド上のアプリケーション連携システム

ずいぶん時間がたってしまったがようやく下坂が行っていたシステムの論文が発刊される.
あともうすぐ.
PDF
この論文を作っていたころは,まだまだ計算指向のグリッドだったが,サービス連携がだいぶ広がってきた.最近では,クラウドコンピューティングというのもはやっている.
システムが使えるか使えないかはおいておいて,基本的な思想は間違っていないと思うし,未だにおもしろい内容だと思う.
それにしても,査読者には是非論文にすべきだとコメントもらっていたのに,担当編集委員の一言で不採録になったり,紆余曲折の論文であったが,あきらめずにがんばって,発刊されて本当によかった.

CSTソリューションコンペティション2008

電子情報通信学会が
CSTソリューションコンペティション2008参加学生チームを募集している
http://www.ieice.org/~cst/compe08/
課題は「マルチカーエレベータの群管理アルゴリズム」
で,これは昨年度と同様のものである.
以下説明

マルチカーエレベータは一つのシャフト内に複数のかごを設けた
エレベータです.その群管理アルゴリズムを開発し性能を比較し
ます。アルゴリズムの評価用ビジュアルシミュレータも無償公開
していますので、修士論文、卒業論文、アルゴリズム実習の課題
として活用できます。

最適化屋としては本当におもしろい問題だと思う.
【スケジュール】
2008年7月31日 参加エントリ締切(まずはお気軽にエントリください)
2008年9月頃 発表審査会参加申込締切
2008年10月頃 群管理アルゴリズム(Javaプログラム)提出
2008年11月頃 発表審査会 CST11月研究会(大阪大)

情報専門学科におけるカリキュラム標準J07

情報処理学会から情報専門学科におけるカリキュラム標準J07の中間報告が発表された.

情報専門学科におけるカリキュラム標準J07(中間報告)について

このような標準化の作業は,学会の重要な仕事だ.携われている先生方は大変だったろうが,本当に感謝したい.これらの標準を基礎として,各大学でオリジナリティあふれたカリキュラムを用意しなければならない.
 医情報学科では,情報処理工学,電気・電子工学,医学の複合領域を学ぶ場であるので,どのようなバランスで行うのかを今後も引き続き検討していく必要がある.

GECCO2009

GECCOは進化計算系のもっとも重要な会議の一つなのであるが,今年は来週開催.
廣安はいけないのだが,来年のGecco 2009はmontrealであるらしい.
戦略をたててはりきらなければならない.

文部科学省 産学官連携戦略展開事業

ちょっと前になってしまうのだが文部科学省の産学官連携戦略展開事業の実施についての発表が行われた.
ここ
このプログラムでは
# 国際的な産学官連携活動の推進(原則5年間)
# 特色ある優れた産学官連携活動の推進(原則5年間)
# 知的財産活動基盤の強化(2~3年間)
の三つがあるのだが,本学は 知的財産活動基盤の強化 に応募し,採択された.
うちのプロジェクトは文系の産学連携をもりあげていくというもの.
足が地についた活動で,着実に前進したいものである.

京都 Google TechTalk


Google 技術講演会 in 京都」が京都のハイアット リージェンシーで開催された.
2件の東京チームからの進捗報告と,はてなの伊藤さんの話,そしてGoogle 研究の音声認識のグループからのお話.
全体的には,柔らかい話で目新しい話はなかったように思う.
けれども,googleのやる気が垣間見ることのできたプログラムであった.

まず,このセッションのためにデザインを作ってきていた.アンケートに答えるとTシャツがもらえたのだが,このTシャツにも同様なデザインが使われていた.
次にマイク シュスターという日本で勉強されてきた方を連れてきて説明していたのは好感が持てた.通常,英語で行われるスピーチが日本語で行われて多くの人が楽しめた.
しっかし,アメリカで人気のサービスがATRやNTTの技術だというのは,ちょいとショックだな.しかも,それらの技術を主導していたチーフが同志社にいる.
それにしても,多くの人が期待と興味を持って集まってきていた.
今のgoogleには大きな磁力がある.
今日集まった場所には,関連技術の研究者,開発者そして,意欲のある学生たちが集まっていたわけだから本当に大きな磁力だし,勢いがある.
学会でいつも会う人,久しぶりに会う人,あいたかった人,メイルでやりとりして実際にあうのは初めての人,いつもあってる学生,などなど多くの人と話ができた.
慌ただしい中での出席だったが非常に実りのある会であった.
是非とも京都になんらかのセンターを作ってもらって,京都にgoogleの磁力をわけてもらいたいものである.

パテントロールについて考えてみる

同志社大学でよかったなあと思うのは,開祖 新島がよい人であったということだ.自責の杖とか,脱藩の話とか,帰国前の募金集めのお話とか,どこまで本当かどうかはわからないが,現在の同志社の精神的な柱になっている.
学生を集めるとか,学外資金を集めるとか,大学には教育をただ行うだけでなくていろいろなことを考える必要があるわけだ.だが,むやみやたらにお金を集めたり,学生を集めたりするのはだめで,新島の精神を受け継いだ中での行動が,教員,職員,学生に求められる.
これは非常に明快で,気持ちがよい.
これは同志社のよいところの一つだと思っている.他の大学では,ここまで明確に行動を統一することはできないのではないだろうか.
知的財産も同様である.同志社からりっぱな知財が生まれることは望ましいが,それが意図しない形で利用されるのは困る.
パテントロールという言葉がある.
大学で生まれる知財が,特許権侵害訴訟により金儲けをするために使われるのは困る.
大きく新島の精神にははずれるであろう.
これまでも心してやっているつもりであるし,これからも心して行動しなければならない.

Green500

もう猫も杓子もCO2削減なわけですが,スパコンも大規模に電力を消費するので避けてはとうれません.
Green500というリストが更新されました.

Green 500とは、Green500.orgによって主催されている、世界のスーパーコンピュータの電力効率の良さを競うランキングのことである。

IT 用語辞典
ずらっとIBMがならんでいますね.早くからCPUの開発とかやってたからな.
ところで電力ってどうやって計測するんだろうか?なにげに 空調の電力ってのがばかにならないと思うのだが.電力を消費しなければOKなのか?
チャレンジしたい分野だけどtop500に入るのがもはや夢のまた夢のレベルになってしまったなあ.
あとそれからMSの林さんが

さて昨日世界のスーパーコンピュータの性能ランキングである Top500 をエネルギー効率のいい順番に並べた Green 500 が発表されました。今回のランキングによれば、Windows HPC Server 2008 を利用したスウェーデンの Umea 大学のシステムが x86 系 PC クラスタでは最高の効率で17位に入っています。6月19日のこのブログにも書きましたが、地球にやさしいのは Windows Server です。Linux じゃありません。もう High Performance Computing の担当ではないですけど、これだけは言っておきますウインク。

と吠えている. ここ

日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア論文

日本ソフトウェア科学会 ソフトウェア論文
やや これはおもしろい.

Q: ソフトウェア論文の説明 中の「ソフトウェアの進化」とは何ですか?
バグ取り,機能の拡張,使い勝手の改良,移植,文書の整備,など ソフトウェアを本当に使えるようにするための様々な保守作業のことです. 大学や研究機関が開発したソフトウェアは,アイデアとしては新しくて 新規性があっても,ソフトウェア工学的な品質(性能,機能,使い勝手, 保守性,移植性,読解性,信頼性など)が悪いことが往々にしてあります. ソフトウェア進化の実践・経験はソフトウェア論文でのセールスポイントに なります.

バグ取りが論文になるのか.
考えてみよう.