Top 500

ちょっと書くのが遅くなったが,先日Top 500のリストが更新された.
2004年6月.
前回のリストにタイトルをつけるならば
「もはやテラフロップスが”当たり前”の時代に」
だろうか.そして今回は
「嵐の前の嵐」
C Net
IT Media
MyCom
Wired
今回のリストでの注目すべき点は
– Earth SimulatorはまたまたNo1 だった.
– トップ10には6つの新システムが登場した.
– 前回のリストでは500システム中の208システムがクラスタだったが今回は2位のThunderを始めとする291システムとついに半数を超えた.
– 100位のマシンは1.9Tで約2.0Tだった.これは驚異的.前のとしの25位.どうなるのかこれから...
– IBM製のマシンが増えた.
– Blue Gene/Lのプロトタイプが4位と8位に入った.
– 今回500位となったシステムは,半年前には242位だった.
– 第2位に入ったのはCalifornia DigitalのThunderで米ローレンスリバモア国立研究所にあるこのシステムは IntelのItanium 2を4096基搭載し19.9テラフロップの性能を有する.
– AMDのOpteronは合わせて30台のシステムがランクインした.
– IBMの「BladeCenters」で構成するシステムも30台ランクインした.
– 398位にJS20が入っている.
– 理研にある富士通製スーパー・コンバインド・クラスタも8.7テラフロップで7位に入った.
– 前回のランキングで3位につけた米バージニア工科大学の「System X」は今回はハードウェアのアップグレードのため同ランキングから抜け落ちている.
– Dawning 4000Aという中国製のシステムもOpteronを2560基搭載し8テラフロップもの性能を叩き出し中国製で初めて10位にランクインした.
– 中国では今回は15システムがランクイン 韓国(9システム)を逆転し日本に次いでアジア第2位となっている.
– 19位/97位/131位に産業技術総合研究所の「AISTスーパークラスタ」が入った.
– 同志社のSuper Novaは全体で188位,日本で11位,日本のクラスタで5位となった.