若者が「伝え方が9割 」という本の感想を教えてくれました。
amazonとかで検索してみると、~が9割とか、~の9割はとか、9割の~とかたくさんあるんですね。よく考えてみると全体が何なのかがわかりませんけども。9割と言われると訴求力があるんでしょううね。
彼の感想を聞いてみると、他の啓発本からのノウハウもたくさん入っているようでした。例えば、7つの習慣のwin-winの話も入っているようでした。いろんなところで必要なアイテムですものね。それならば、まず7つの習慣を読む必要があるように思いますが、彼は読んでないとのことでした。
それから、win-winというと、winの意味がごまかしのようなことを含んでいると誤解している若者もいたことが意外でした。すなわち、おべんちゃらを言って契約をとるというようなことです。こちらも契約が取れるし、相手も気持ち良くなれるというのがwin-winらしいですけど、ちょっと違いますね。実際の結果とは違うけれどもわかりやすくするために別の図を使ったという話がありました。相手も理解してもらった、こちらもうまく伝えられたというのがwin-winだと思ったのかもしれません。難しいです。
伝えたいことがあるのか?それはどんな気持ちなのか?というのが、重要ではないでしょうか。よく、伝えたいのではなくて、口から言葉を発したいだけというのもよくあります。相手がだれだろうとも同じ話をし、タイミングも状況も環境も関係なく話をする場合もあります。それは伝えたいのではないですね。どんな気持ちなのかも大事です。うれしさを共有したいのか、相手の心配を減らしたいのか、謝罪したいのかなどなど。いずれにしても相手がいることが重要ですね。相手の気持ちが共有されていなくてただ宣言になっている場合も多く見受けられます。