メモ
母集団薬物動態解析(PPK解析)は、臨床での観測的かつ断片的なデータより、薬物 動態に影響を及ぼす要因を定量的に把握することが可能である。この方法論は、臨床でのTDMを通して生まれたものであるが、その有用性や頑健性などの利点が広く認識 されるようになり、現在は臨床開発におけるヒト薬物動態解析の重要なツールとなりつつある。
初めてのPPK解析
市販されている薬物動態解析ソフトで代表的なのがnonMemらしい
NONMEMはカリフォルニア大学サンフランシスコ校のthe NONMEM Projectが開発した解析ソフトで、非線形混合効果モデル(Nonlinear Mixed Effect Model)のパラメータを統計学的な回帰型の解析により推定するものである。今日普及してきた母集団薬物動態解析に特に向いており、むしろ、このソフトと種々の解析技法の発達により、母集団薬物動態解析や母集団PK-PD解析が普及してきたといえる。