TOP500におけるWindows クラスタ

TOP 500 Supercomputer SitesはLinpackベンチマークによる世界の計算機の上位500位を選出するプロジェクトで,年に2回,そのリストが更新される.
先日,そのリストの新しいものが発表され,ついに1位のRoadrunnerは初めて1P(Peta)FLOP/sを超えた.
MYCOMによると

他の注目点としては、Windows HPC Server 2008を搭載したNational Center for Supercomputing Applications (NCSA)の「Abe」が69TFLOP/sで23位にランクイン。MicrosoftのTOP500初登場となった。

とのことであるが,これは間違い.
Windows HPC Server 2008は初登場であるが,Windowsのクラスタは前回のリストでも6台のCCSを利用したマシンのエントリがあった.しかしその最上位は116位であった.
このたびのリストでは,エントリ数としは5台となったが,23位,39位,100位と100位以内に3台のエントリがあった.ずいぶんとWindows HPC Serverの性能があがったことが伺いしれる.
Linpack自体はどの程度 チューンされたのであろうか.
23位のマシンはNCSAのマシンなのだが,NCSAの最大のクラスタがWindowsクラスタというのもすごい.
場合によっては,10位以内もエントリ可能であるように思える.
ただ,その場合,問題となるのはライセンスであろうか.