PPSN X

PPSN Xがドイツ ドルトムントで開催され,廣安が参加し,発表してきました.
PPSNはParallel Problem Solving From Natureの略で,2年に1度 ヨーロッパを中心に開催される進化計算系の学会です.進化計算関連の学会では,GECCOやCECとならぶ非常に重要な会議として位置づけられています.
採択率は30%~50%です.
廣安が発表したのは
Diversity Maintenance Mechanism for Multi-Objective Genetic Algorithms using Clustering and Network Inversion, Tomoyuki Hiroyasu, Kenji Kobayashi, Masashi Nishioka and Mitsunori Miki, Proceedings of 10th International Conference on Parallel Problem Solving from Nature 2008, pp.722-732, (2008)
で,多目的遺伝的アルゴリズムを使って,パレート解を求める場合に,探索点が少ない場合に,解の偏りが生じてしまいますが,本手法を使って改善しようというものです.
Springerのページ
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実問題を強く意識したアルゴリズムの提案で,この春 修士を卒業した小林くんの大作です.

この学会の特徴は
– シングルセッション
– すべてポスター
で議論をつくそうというものです.すべての研究が十分よくわかる非常によい学会です.
相変わらず欧州ではESが強い感じですし,セルラーモデルも盛り上がっていました.
並列のモデルとしてはP2Pも非常にはやっていました.
ドイツには久しぶりに行きましたが相変わらず美しい国でした.
大阪府立大学の石渕先生,東京工業大学の小野先生には大変にお世話になりました.
次回は2010年,イタリアかポーランドです.