進化計算シンポジウム2008が北海道・登別温泉で12/20(土),21(日)の日程で開催された.これまで日本において,進化計算関連の研究者は非常に多いものの,日本ではあまり統一的に活動されておらず,情報交換も十分には行われてこなかった.この問題を解決するために設立されたのが,進化計算研究会である.この研究会は,学会を越えた活動を行うことを目的として,東工大の小林先生を代表に昨年設立された.この進化計算研究会の大きな活動の一つが,年に1度開催される進化計算シンポジウムであり,昨年,洞爺湖で開催されたのに続いて,第2回目である.
今年も,基本的には同じ体制で,実行委員長が室蘭工業大学の渡邉先生,プログラム委員長が岡山大学の半田先生で,その他,北海道大学の棟朝先生,廣安と関西大学の花田先生が実行委員であった.
議論を深めるために,シングルセッションとし,その他,特別講演,口頭発表,ポスター発表,パネルセッションという内容で2日間まるまる使ってのシンポジウムである.なんといっても,ほぼすべての進化計算に関連する研究者が一同に会するのがこのシンポジウムの醍醐味である.特に,少々隔離された場所での開催により,懇親会やその後の打ち上げの席でも議論を尽くすことができるのである.廣安は残念ながら,学務により1日目の参加ができず2日目の参加のみとなってしまった.
50名以上の参加者があり,成功裏にシンポジウムを終了することができたものと考えている.来年は,名嘉村先生のお世話によって,沖縄で開催される.来年は,フル参加したいものである.最後に,実行委員のみなさん,どたばたしてご迷惑をおかけした幹事のみなさん,参加していただいた参加者のみなさんに感謝したい.