固有IDのシンプル・シナリオ

もう各サイトで取り上げられている結城さんの固有IDのシンプル・シナリオ
固有IDについては,来秋からの授業で取り上げることは確定.そして結城さんの文章をテキストに決定.
結城さんの文章はわかりやすい.読みやすい.ポイントが抑えられている.これは誰の目にもあきらかであろう.
それらはどこからやってくるのか?

僕は,それは結城さんが真剣なクリスチャンだからだと思う.文章に”愛”が溢れているのだ.僕は.クリスチャンではないので,神もキリストも信じないんだけど,真剣に神と向かい合っている人たちの”愛”の存在は信じられるし,信用できる.
僕の中高はイエズス会だった.各国からいろんな先生がきていた.各人そして各国の違いはあるのだけれど,人として皆信用できる人たちだった.それは,その人たちが神を信じていたからだと思う.
同志社を作ったのは新島だけど,彼は本気で大学をつくって,日本人を教育しようと思っていたはずだ.それは彼が神を信じていたから.
それと同じように結城さんの文章には愛が溢れていて 結城さんの愛は信用できる.
これは,僕の推測でしかないけれど,結城さんがこの文章を書く動機になったのは 高木さんの8月6日の日記ではないだろうか.
これ以上どう説明したらいいのか……。いくらここで正論を説明したところで、強大なマスメディアの広報力の前には無力だ。
と高木さんはなげいていた.
高木さんはこれまでに,固有IDの問題をとりあげていて,そのほかにも僕たちにいろんなことを考えるきっかけを作ってくれた.これについては多くの人の同意が得られるであろう.
その人が「なんだか嘆いているよ」ってのが僕の感想で,僕はそれで終わりだったんだけど,結城さんはそうじゃなかったんだと思う.
結城さんは結城さんとして,できることをしたのだ.
それは,「神は絶対に見捨てないよ」ということを結城さんが実践されたのだと思う.
多分 違ってると思うけど,そんなことを思わせるような,結城さんの文章だった.
ちなみに,森山さんの反応をお待ちしていました。 は恐ろしい.すべてが読みまくられている.

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