ベンチャービジネスを志すということ

昨日，久しぶりにだらだらとテレビを見た．
最近の学生は，企業に就職するだけではなくて，ベンチャービジネスを作って独立する道も模索しているという話をやっていた．
なんだか釈然としない．
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同志社大学の工学部の理化学館の入り口には，J・N・ハリスの言葉
SEEK THROUGH YOUR VOCATION TO SERVE GOD AND HUMANITY
が刻み込まれている．
神と人類への献身ができるような天職を探せよ！！
ような意味ではないかと思うのだが，神とか人類というのは，大げさかもしれないけど，仕事というものはそういうものだろう．
お金も大事だ．だけど，それだけはない．
だから，会社にも理念が必要なのだ．会社を継続して，株式会社であれば株主を満足させ，社員をくわせることは大事だ．だからお金は最低限必要．でも，それと同時に，会社の存在する意義が重要なのだ．
どのように，社会と人間と国と世界とかかわっていこうとするのか．そこが大事だ．
藤田晋という人はすごいのかもしれない．でも，この人は理念はまったくなさそう．
お金を処理するのが仕事のようだ．
インターネットを使って学生をどうこうするシステムを作れっていうのが課題なのはいかがなものか．
志の高い学生がベンチャーを目指す．
でも，売りたいものも，普及させたいものも，会社を起こしてそれでどうしたいこともない．
指図されないで金を稼ぎたいだけなように思える．
でも，それは，金から自由になろうとして，結局，金だけに縛られてしまうのではないだろうか．