私の周辺では、入試前に修論の試問会をすませてしまいます。私の担当は情報工学専攻と生命医科学専攻の二領域にまたがるのですが、どちらも無事、今年度の試問会が終わりました。毎年思いますが、学生は最後の最後でどれだけがんばるかでその伸びが大きく違います。おもしろいのは本人はどれだけ伸びたのか、本当だったらどれだけ伸びなければならなかったのかわからないところにあります。その伸びは、本人の努力や素質にもよるかもしれませんが、環境が大きく作用します。その環境をどのように評価するのかというところが難しい。環境がどれだけ、自分を変えてくれたかをきちんと把握できるようになれば、その環境を用意したほうもうれしいし、将来きっと楽しい人生が送れることになると思います。