いろんな大学と連携を進めていくと単位の質をきっちりと保証していかなければなりませんよというお話。
確かにその通り。
メモ代わりにまとめてみる。
ダブルデグリー
ダブルデグリーとは
ある分野で学位を授与された後に、別の分野の勉強をして、一定期間に複数の学位を取得できる履修形態のことで、特にそのために学内に規定があるなど大学として組織的に行われているものをいう。複雑化する社会のニーズに対応するために、急速に広まってきた。
確かにその通りであって、一定のベースの知識の上に違う別の分野の勉強をして、二つの単位を与えることが重要である。
そうなると、どこが共通で、どこが違うのかを明確にしておくことがとても重要になる。
各授業のレベルの把握
Aという大学の情報という授業とBという大学の情報の単位を互換しようとしたときに
- それらは果たして内容が本当に同じなのか?
- 取得の容易さは同じ程度なのか?
というのが大きく問題になるだろう。
そのために文科省はここでは
- 単位互換や成績評価の共通化に向けた考え方
- 授業科目のコード化など学位プログラムの体系化
- シラバスにおいて記載すべき事項 等
が大事だよと言っている。
同志社大学のとりくみ
同志社大学の取り組みをまとめてみると
- シラバスの公開
- GPAの導入
- 15週制の徹底
- FDの強化
に取り組んできている。(忘れているのも多々あるかもしれない)
各授業が絶対的なレベルのどこを狙っていてどこを達成しているかは、明確にはされていない。
ヨーロッパのとりくみ
ヨーロッパには1999年に取り交わされたボローニャ宣言がある。当初は欧州29カ国の教育大臣が署名し、現在では45カ国以上に拡大している。
そこでは、欧州質保証ネットワーク(ENQA)を作っている。
さらに各基幹で内部評価および外部評価が実施されている。
そこでは、欧州質保証ネットワーク(ENQA)を作っている。
さらに各基幹で内部評価および外部評価が実施されている。
ASEANのとりくみ
ASEANの取り組みもたくさんある。
- UMAP(アジア太平洋大学交流機構)
UMAP単位互換方式(UCTS: UMAP Credit Transfer Scheme)に基づく単位互換を試行しているようである。 - AUN(ASEAN University Network)
- ACTS(ASEAN Credit Transfer System)
- アセアン工学系高等教育ネットワーク(SEED-Net)
注意
単位と教育は違うものであるから、それを同レベルで取り扱ってはいけない。
「教育の質」をそろえるのは極めてむずかしい。
米国や豪州ではディグリーミルとよばれる学位とまぎわらわしいものを与えるビジネスがはびこっている。
そのため ユネスコの高等教育情報ポータル などでチェックが必要である。
「教育の質」をそろえるのは極めてむずかしい。
米国や豪州ではディグリーミルとよばれる学位とまぎわらわしいものを与えるビジネスがはびこっている。
そのため ユネスコの高等教育情報ポータル などでチェックが必要である。