Google、Motorola Mobilityを125億ドルで買収

米Googleが、Motorola Mobilityを約125億ドルで買収すると発表した。GoogleとMotorola Mobilityは今後も別々の会社として存続し、Androidエコシステムのさらなる強化と競争力の向上を図る。

IT Media +D Mobile
何か書かねばと思うのだが気の利いたことが書けず悲しい。
結局、メモ代わりだな。

125億ドルというと、約1兆円なわけだが、googleにとって125億ドルがどんなお金なのかよくわからない。ぽんと出せた金額なのかそれとも、結構、がんばっているお金なのか。
死んでも今回の買収をプラスにしようとしているのか、資産を確保するだけなのか、想像もつかないな。
ウェブを見るからには、本格的にハードウエアを作ってソフトウェアからハードウェアまでの製品を提供する話し、特許問題を解決していく方向の二つがあるようである。(たとえばTech Crunch, Mycom)
特許についてはappleやらmicrosoftやらにぐだぐだ言われているのに対してどうにかしようということらしいがよくわからないので置いておくとして、googleはこれからandroidをどのように普及させていくつもりなのだろうか。
これまでは、open なOSを作って、みんなに使ってもらってもらおうとしていたわけだな。
これはこれで成功していろんなハードウエアメーカが採用してくれて、OSとしてのシェアは一位にのぼりつめた。
この状況にgoogleは満足していないのであろうか?
おもしろいことに、googleのシェアが上がれば上がるほど、ハードウエアメーカは窮地に陥り、appleのiPhoneが得をしているように感じる。
それは、ユーザのインタフェースで一番に接するのはOSであり、多くの使い勝手の印象はそこで決まってしまうからだ。一方で、appleはハードウエアからソフトウエアまで統一されてデザインできる唯一の会社で、その優位性は、androidの製品が出ればでるほど際立ってしまう。オンリーワンな製品は、その他の製品が出ればでるだけさらにオンリーワンになるという仕組みだ。
googleは結構、いろいろとうまくいかないことが多いように感じるが、結局、エンジニアを大切にする社風でエンジニアが作りたいシステムが一番売り名ような気がする。でも、結局、現在もっとも重要なところはコンテンツの把握であり、コンテンツの把握のところにはそれほど執着心がないように感じる。もし執着しているのであればSteve Jobsのように音楽や映画にもっとがんがん行っているはずだ。
さて、俺はどうする?
メールも写真もこれから音楽さえもgoogleにとられてしまっている。
これがすぐに変わることはないだろう。
カメラもスイカもピタパも携帯に統合されたほうが俺には便利だ。だけど、そういう日本の状況が無視されていくんだろうなあと感じるニュースではある。
それにしても数日前
Motorola’s Jha open to using Windows Phone OS
というニュースがあって、それに対して、Life is Beautifulでは

水面下での交渉が順調に進んでいればこういう話を表に出す理由はないわけで、何らかの理由があるのでは、と思ってしまうが考えすぎか。

とコメントがあって、今回のニュースなわけだが、さすがである。