いつか来た道

キンドルが売れないこれだけの理由
日本は電子書籍の「墓場」だ
「日本は電子書籍専用端末の墓場だ!」という説が、今日までずっと言われ続けている。といっても、その説を唱えてきたのは私一人だけだが、この説に私はかなりの自信を持っている。
というのも、私自身がここ2年あまりで買い求めた電子書籍専用端末をまったく使っていないうえ、私の周囲の人間も同じように、まったく使っていないからだ

http://toyokeizai.net/articles/-/11724
電子ブックの話しになると、積極的に読みたいと言う人はまだまだ少ない。
僕は、私は本が好きだという人が多い。
本はなくならないという。
本当に電子書籍って普及するのっていう人も多い。
でもこれは、何度かあったいつか来た道である。
今年ははやらないかもしれないけれど、そのうちはやるんだよ。そして、その形は僕たちが想像したのはまったく違ったものとして。

1982年、コンパクトディスクが発売された。
もう大学生はCDなんて買わないから知らないかもしれないけど、とにかく新しいメディアが発売されたんだよ。
http://audiof.zouri.jp/y-cd-06.htm
だけどね。
やっぱり批判的だったんだよ。だいたいの人が。
LPはなくならない。3500円は高い。
いろんなことを言う人がいたけど、CDははやってなくなっていった。
1992年、インターネットというものが目の前に現れたんだよ。
メールすんだよ、メール。
隣の人にも友達にもメールすんだよ。
でも、入り口の扉に紙をはっておけばすむのではないかと言われた。
そして、メールだらけになったよ。
1994年、Linuxというのがでてきたよ。
モノシリックなカーネル、素人の作ったOSなんて、って誰もが言ったよ。
いやいやそれがですね、どんどん新しくなるんですよ。革新的に開発されるんですよ。
誰も信じなかったけど、サーバーはだいたいLinuxになったよ。
1998年。Steve Jobsが変なPCを発売したよ。
Appleはソフトウエアの会社にならなきゃ、ハードうってちゃつぶれちゃうよ。
誰もがそう言った。僕もそう思った。
でもハード売ってるからいまのアップルになったよ。
アップルコンピュータがアップルになっちゃったけど。
2003年。iPodが発売されたよ。
appleが音楽に踏み込んできたよ。
誰も、こんなに成功するとは思わなかった。僕も
頑張れApple
なんて書いちゃってるよ。おかしいね。
amazon.comは1995年からサービスを開始しているよ。
信じられないかもしれないけど、インターネットってこの時期、爆発的に普及し始めてウェブページとか作られていたんだけど、どうやって商売すればよいか誰もわからなかったんだよ。
amazonがその代表的なサービスだったんだけど、なんと赤字だったんだよ。
だから、みんな、インターネットのサービスはだめだめと言っていたよ。特に日本では。
Amazon.com、通年で黒字化
黒字化したのは、なんと2004年になってからなんだよ。
amazonは大変だったのだ。
今や、いろんなものを売ってるよ。
サーバーが増えたので、その計算リソースも貸すようになっちゃったよ。クラウドって呼ばれているよ。想像もしなかったね。
ほら、すごいでしょ。
想像もつかない。今回の電子ファイルの話しも、いよいよ機が熟したような機がしている。
そう、機が熟した。
まだまだ、ハードがしょぼい、品揃えが悪い、コンテンツのレベルが低い。
でも、本当に感じる。これはいつか来た道だと。