学生が阪神の打撃の神様の桧山の話をしてくれた。
生え抜き タイガースから教わったこと | |
桧山進次郎
朝日新聞出版 2011-11-18 |
長くプロ野球を続ける秘訣、代打人としてのこころ構えなどなど。
阪神の桧山がすばらしいのは間違いないが、人生のロールモデルにするには、まだ早いのではないかと思う。夢をつくり、がむしゃらに突き進む期間があってもよいのではないか、ないといけないのではないかと思う。
選択肢というのはいろんな可能性をできるだけ広げておいたほうがよいように一見思えるのだが、人生においては、狭めて深めることで逆に可能性が広がることが多いと思う。だから、はやく深めることが必要なのだ。
続けること、健康のことを考えることも必要なのだが、今、やっておかないとスタートにもつけない。頭でっかちになって、スタートにもたてない状況になっている人が多いように感じる。
だから、自分のモデルがいる場合には、その人が今何を考えているのかとか何をしているかというよりも、同じ年代、同じ境遇のときに何を考えどうしていたのか、もしくは今あのときに戻るならどうするのかを知る方がとっても重要である。