MPI-4.0以降の次世代MPIの新機能と技術動向

ふと最近、MPI触ってないなあと感じ、チャッピーに調査してもらいました。
ちゃんとフォローして、その真偽を確かめたいところですね。

MPI-4.0以降の次世代MPIの新機能と技術動向

MPI-4.0の主要な新機能と拡張

MPI-4.0はMPI-3.1(2015年策定)以来約6年ぶりの大規模アップデートであり、多数の新機能と拡張が導入されましたmpi-forum.org。MPI-3までの機能(非ブロッキング通信、ワンシード通信など)を土台に、MPI-4.0では以下のような重要な追加が行われていますmpi-forum.org

  • 大規模カウント(Large Count)への対応:これまで多くのMPI関数でデータ要素数(count引数)の型はintに制限されており、大規模データ送受信で上限に達する可能性がありました。MPI-4.0ではMPI_Count型を用いた新たな関数群(*_cサフィックス付き関数)が追加され、32ビット整数の範囲を超える要素数やバッファサイズを扱えるようになりましたmpi-forum.org。これにより極めて大規模な計算でもMPIによる通信が可能となり、以前のバージョンに存在したスケーリング上の制約が解消されていますmpi-forum.org

  • 永続的集合通信(Persistent Collectives)の導入:MPI-4.0では新たに永続的な集団通信操作が標準化されましたmpi-forum.org。従来、MPI-3.0で非ブロッキングの集団通信は導入されていましたが、毎回の呼び出しごとに通信を設定するオーバーヘッドが残っていましたmpi-forum.org。MPI-4.0ではポイント・トゥ・ポイント通信で提供されていた永続通信要求(persistent requests)と同様の仕組みを集団通信(ブロードキャスト、リデュースなど)にも拡張し、通信パターンを事前に固定化して繰り返し実行できるようにしていますmpi-forum.org。これにより反復的な通信におけるスタートアップコストが削減され、長期にわたるシミュレーションや反復計算での性能が向上します。

  • 分割通信(Partitioned Communication)の追加:MPI-4.0で新設計された通信手法で、単一のポイント・トゥ・ポイント通信操作に対し複数の分割(パーティション)に分けてデータを提供できる機能ですhpc.fau.deexascaleproject.org。これはMPI_Psend/MPI_Precvなどの新関数によって実現され、マルチスレッド環境において複数のスレッドやタスクがひとつの通信を並行して分担できるようになりますhpc.fau.de。分割通信により、送受信データを段階的に供給・消費したり、計算と通信を重ね合わせること(オーバーラップ)が容易になり、高度にスレッド並列化されたアプリケーションでも通信待ち時間の削減が期待できますexascaleproject.orgexascaleproject.org

  • MPIセッション (MPI Sessions) の導入:MPI環境の初期化・終了方法に関する大きな変更点です。従来(MPI-3系まで)はMPI_Init/MPI_Finalizeを用いてMPI全体をグローバルに初期化・終了していましたが、MPI-4.0ではMPIセッションという新しい初期化モデルが追加されましたmpi-forum.org。MPIセッションではMPI_Session_init関数によりセッションハンドルを取得し、そのセッション内で独立したコミュニケータやグループを作成することができますexascaleproject.org。この機能により、MPIを複数回初期化したり、特定のライブラリやアプリケーションコンポーネント毎に独立したMPI環境を持つことが可能になりましたexascaleproject.orgexascaleproject.org。従来はMPIを一度しか初期化できず、全てのモジュールがMPI_COMM_WORLDに依存していたため、アプリケーション内の異なるソフトウェア部品が独自にMPIを利用することが困難でしたexascaleproject.org。セッション導入によってこの制約が緩和され、動的なリソース管理やモジュール間のMPI利用の独立性が向上しています。

  • エラー処理機能の強化:大規模計算では一部のプロセス障害からの回復やエラー検知後の制御が重要です。MPI-4.0ではエラー発生時の挙動やエラーハンドラに関する仕様が見直されましたmpi-forum.org。具体的には、新しいエラーハンドラMPI_ERRORS_ABORTが追加され、従来のMPI_ERRORS_ARE_FATAL(デフォルトでは全プロセスをアボート)に対し、特定のコミュニケータ内のプロセスだけを終了させる選択肢が提供されましたicl.utk.edu。また、個々のエラーコードの扱いも改善され、例えば「MPI_ERR_PROC_ABORTED」という新エラーコードであるプロセスがアボートしたことを他プロセスが検知可能になっていますicl.utk.edu。MPI-4.0ではエラーが発生してもMPIライブラリ全体の状態を破壊しない(=エラー発生後も他の通信を継続できる)ことが明確化されicl.utk.edu、エラーハンドリングに関する定義がPOSIXライクに整理されていますicl.utk.edu。さらに、実行開始時(mpiexec起動時)にデフォルトのエラー処理方法を指定する機能も追加され、ユーザがアプリケーションに適したエラー処理ポリシーを選択しやすくなりましたicl.utk.edu。これらの強化によりMPIプログラムの**フォールトトレランス(障害耐性)**が一歩前進し、重大な障害発生時でもジョブ全体の即時中断を避け、部分的な復旧や安全な終了が可能となる基盤が整備されていますexascaleproject.org

  • MPI情報オブジェクトのアサーション機能:MPI-4.0では、MPI実装に対してアプリケーションの利用パターンをヒントとして伝えるための情報キー(Infoオブジェクト)アサーションが定義されましたmpi-forum.org。ユーザがMPIの初期化時や通信時に特定のMPI_Infoキーを設定することで、「このアプリケーションはMPIをこのように利用する」という宣言(アサーション)を行い、MPI実装側が最適な内部動作を選択できるようにします。例えば「このジョブではMPI_ANY_SOURCEを使用しない」等のアサーションを与えることで、MPI内部のマッチング処理を簡略化して性能を向上させる、といった最適化が可能になりますscribd.com。この機能は高度なユーザ向けですが、MPIの挙動をチューニングする新たな手段として追加されました。

なお、MPI-4.0への移行に際して従来のMPI-3.1までのコードとの互換性も重視されています。MPI-4.0はMPI-3.1の後方互換を保っており、MPI-3.1で有効なプログラムは(いくつかの仕様上の微小な変更点mpi-forum.orgを除き)MPI-4.0でもそのまま実行可能ですmpi-forum.org。これにより、既存のMPIアプリケーション資産を活かしつつ新機能への段階的な移行が可能になっています。

MPI-3系からMPI-4系への主な相違点

MPI-4.0で導入された新機能は、従来のMPI-3.x系と比較して通信モデルや使い勝手に様々な変化をもたらしています。以下にMPI-3系列(主にMPI-3.0/3.1)との主な相違点を整理します。

  • 通信機能の拡張:MPI-3.0(2012年)では非ブロッキング集団通信の導入や、RMA(一側通信)操作の拡充、Fortran 2008対応など大きな機能拡張が行われましたmpi-forum.org。MPI-4.0ではそれに加え、永続的集団通信および分割通信といった新たな通信プリミティブを標準化し、MPI-3ではカバーできなかった領域を埋めています。例えばMPI-3で導入された非ブロッキング集団通信(各プロセスがMPI_Ibcast等で逐次通信を呼び出す)に対し、MPI-4では繰り返し利用する通信を事前確立する永続的通信が可能となり、一度セットアップした通信を反復利用することでオーバーヘッドを低減しますmpi-forum.org。また、MPI-3までは単一プロセス内のマルチスレッドがひとつのMPIランクを共有する場合、通信呼び出しは1スレッドずつ順番に行う必要がありました。MPI-4.0の分割通信によりマルチスレッドによる一つの通信の並行実行が可能となり、MPI-3では困難だった高度な並列実行モデルを実現していますexascaleproject.org

  • 初期化とリソース管理モデルの違い:MPI-3系ではMPIを利用する全てのプログラムはプロセス開始直後にグローバルなMPI_Initを呼び、終了時にMPI_Finalizeを呼ぶという単一世界モデルでした。MPI-4.0で追加されたMPIセッションにより、このモデルに変化が生じていますexascaleproject.org。具体的には、ライブラリAとライブラリBがそれぞれ独自にMPIを使う場合でも、MPIセッションを用いれば各ライブラリが個別のMPIコンテキストを持つことができ、相互干渉せずMPI機能を利用できますexascaleproject.org。これはMPI-3以前には不可能で、全ライブラリが単一のMPI_COMM_WORLDに結合されていました。従ってMPI-4系では、大規模アプリケーションやフレームワークでモジュール毎にMPIを分離し、動的にリソースを管理する設計が容易になった点がMPI-3系との大きな違いです。

  • データサイズ上限の拡大:前述の通りMPI-4.0ではMPI_Countによって非常に大きなデータ要素数を扱えるようになりましたmpi-forum.org。MPI-3系まではカウントやバッファサイズに32ビット符号付き整数の上限(約2×10^9程度)が事実上存在し、極端に大きな問題サイズではユーザ自身がデータを分割して送受信する必要がありました。MPI-4系ではこの制約が緩和されたため、MPI-3では対応困難だった超大規模データの一括通信が可能となり、将来的なスケーラビリティに寄与していますmpi-forum.org

  • エラー処理とフォールトトレランス:MPI-3までは、MPIで致命的エラーが発生すると既定ではMPI_Abortによって関連する全プロセスを即座に終了させる仕様でした。またエラーからの復旧機能は標準では限定的で、ユーザはチェックポイント・リスタートなどで対処する必要がありました。MPI-4.0ではエラー処理の選択肢が増え、ジョブ全体を落とさずに済むケースが用意されていますicl.utk.edu。例えばMPI-4.0のMPI_ERRORS_ABORTハンドラでは、エラー発生コミュニケータ内のプロセスだけを停止し他のコミュニケータには影響を及ぼさない動作が可能ですicl.utk.edu。さらに、MPI-3では定義されていなかった「プロセス障害を検知した際のエラーコード」等もMPI-4で整備されましたicl.utk.edu。このようにMPI-4系は障害許容性に配慮した仕様変更がなされており、特に大規模並列環境で重要となる部分でMPI-3との差別化が図られていますexascaleproject.org

  • 非推奨機能の整理:MPI標準は後方互換性を重視しつつも、古い機能の整理が進められています。MPI-3.0ではC++用バインディングが削除されるなど大きな変化がありましたがen.wikipedia.org、MPI-4系では主にFortran周りの古いサポートが段階的に廃止されつつあります。MPI-4.0では引き続き従来のFortran用includeファイルmpif.hが利用可能でしたが、MPI-4.1にてこのmpif.hは正式に**非推奨(Deprecated)**となりましたmpi-forum.org。今後のバージョンでは削除される可能性が高く、Fortran 2008以降で導入されたMPI専用モジュール(mpi_f08など)への移行が推奨されていますhpc.fau.dempi-forum.org。またMPI-4.1ではMPI_HOST属性キー(過去の異種アーキテクチャ対応の名残)やいくつかの古いルーチンも非推奨指定されておりmpi-forum.org、MPI-3以前から存在するレガシーな要素の整理が進んでいます。これは標準の明確化と軽量化につながる変更であり、将来のMPI仕様ではMPI-3系までに存在した過去の遺物が一掃されていく動向にあります。

パフォーマンス向上と開発者支援のための新機能

MPI-4.0で導入された機能拡張の多くは、現代的なHPC環境における性能ボトルネックの解消開発効率の向上を目的としています。以下、主要な点について性能面・開発者支援面から解説します。

  • マルチスレッド・ヘテロ環境での性能最適化:近年のスーパーコンピュータはノード内部に数十〜数百のコアを搭載し、さらにGPUなどのアクセラレータを併用する**異種混在(ヘテロジニアス)**構成が一般的になっていますexascaleproject.org。MPI-4.0の新機能はそのような環境でのスケーラビリティ向上に寄与します。例えば、分割通信は多数のスレッドによる並行通信を可能にし、従来はロック競合などで低下していたスループットを改善しますexascaleproject.org。またMPIセッションにより、MPIリソースを柔軟に管理して必要な部分だけで通信を行えるため、大規模並列タスクを効率的に実行できますexascaleproject.orgexascaleproject.org。これらのアップデートにより、数万〜数十万スレッド規模の並列実行や、CPU+GPU混在環境での通信最適化が図られており、MPI-4対応の実装ではロック待ちのオーバーヘッド削減やNICと共有メモリを使い分けた効率的通信が可能になっていますexascaleproject.org

  • 通信オーバーヘッドの削減:Persistent通信や分割通信は、アプリケーションの反復通信パターンにおけるオーバーヘッドを低減します。永続的集団通信では、毎回の通信設定を事前に行うことで繰り返し呼び出される集団演算のコストを削減できますmpi-forum.org。これは例えば逐次反復する数値計算で、各イテレーションごとにMPI_BcastやMPI_Reduceを実行する場合、初回に通信要求をセットアップし以降は開始・終了するだけにすることで、毎回のメタデータ交換やアルゴリズム選択の負荷を避ける効果があります。分割通信も同様に、長大なメッセージを小分けに送信する際に通信と計算を重ね合わせてパイプライン実行することを可能にし、ネットワーク待ち時間を計算で隠蔽することで全体のスループットを高めますexascaleproject.org。これらの新機能によって、MPI-4.0以降のアプリケーションはより高い通信効率でハードウェアを活用でき、結果としてスケーラブルな性能向上が期待できます。

  • 超大規模データ処理への対応:Large Count機能は、これまでMPIで課題となっていたメモリ空間を超える巨大データの扱いを容易にしました。従来は送受信する要素数が2^31-1(約21億)を超える場合、ライブラリ実装依存で正しく扱えない可能性がありました。MPI-4.0ではこの制限を公式に撤廃し、標準で64ビットのカウント値をサポートしていますmpi-forum.org。これにより、科学技術計算やデータ解析で発生する非常に大きな行列・データセットも単一のMPI通信で交換でき、アプリケーション開発者はデータ分割や複雑な処理をせずにシンプルなコードで超大規模データを扱えます。結果として、コードの可読性・保守性が向上すると共に、大規模計算のスケールアップに伴う開発負担を軽減します。

  • 開発者の生産性向上:MPI-4.0以降の新機能は、MPIプログラミングの柔軟性を高め、開発者に新たな選択肢を提供します。MPIセッションにより、大規模ソフトウェアでMPIの初期化・終了を複数箇所で安全に行うことが可能となり、ライブラリ開発者はMPIを内部実装に組み込みやすくなりましたexascaleproject.org。これまではライブラリ間でMPIの初期化順序や呼び出し有無を調整する必要がありましたが、セッション導入後は独立性が保てるため、MPI利用のモジュール化が促進されます。また、エラー処理の強化により、開発者はエラー発生時の挙動を細かく制御できるようになりましたicl.utk.edu。一部のプロセス障害時に全計算を中断するのではなく、該当部分だけを終了して計算を続行する、といった戦略も採れます。これにより長時間実行するジョブの堅牢性が増し、エラー発生時のデバッグ情報も得やすくなります。さらに、Infoアサーションの仕組みは高度なチューニングを可能にし、性能追求が必要な開発者にMPI実装へのヒントを与える手段を提供します。総じてMPI-4.0以降の標準は、性能と開発効率の両立を目指した改良が施されており、次世代のHPCアプリケーション開発を支援する内容となっています。

MPI-4.1および将来的な標準化の動向

MPI-4.0の策定後もMPIフォーラムは標準の改善を継続しており、2023年11月にはマイナーアップデートであるMPI-4.1が公開されましたmpi-forum.orgmpi-forum.org。MPI-4.1ではMPI-4.0仕様の不備修正や明確化が中心で、大きな機能追加はありませんmpi-forum.org。ただし旧来機能の非推奨指定がいくつか行われており、前述のFortran用mpif.hヘッダの廃止勧告や、一部の古いAPIの廃止予定が示されていますmpi-forum.org。MPI-4.1自体への移行はMPI-4.0から容易であり、MPI-4.0で動作していたプログラムはMPI-4.1環境でもそのまま有効(互換)ですen.wikipedia.org。MPI-4.1は将来のメジャーバージョンに向けた地盤固めのリリースと言えます。

2025年現在、MPIフォーラムはMPI-5.0標準の策定作業を進めていますhlrs.de。MPI-5.0はMPI-4.0以来初の大規模アップデートとなる見込みで、異なるMPI実装間の相互運用性を飛躍的に高めるための機能が注目されています。中でも最大の変更点は、MPI標準として**ABI(Application Binary Interface)**を定義する試みですmpi-forum.org。MPI-5.0では各MPI実装が遵守すべき共通ABIが策定される予定であり、これが実現すればアプリケーションのバイナリを再コンパイルせずに他ベンダーのMPIライブラリ上で動作させることが可能になると期待されていますmpi-forum.org。従来はMPI実装間でバイナリ互換性がなく、例えばMPICH用にビルドした実行ファイルはOpen MPI環境で動かせないのが通例でした。MPI-5.0のABI標準化により、この制約が解消されHPCソフトウェアの移植性が大きく向上するでしょう。

将来的な標準化の動向としては、フォールトトレランス機能のさらなる強化が引き続き議論されています。MPI-4.0で一部導入されたULFM(User Level Failure Mitigation)提案に基づく機能は、MPI-5.0以降でも検討が続けられており、計算途中のプロセス障害からの自動復旧動的なプロセス再構成といった高度な障害対応が標準に取り込まれる可能性がありますexascaleproject.org。現状、Open MPIなど一部実装ではULFMの試験的サポートが導入されつつあり(MPI Forum非公式拡張)、標準への正式採用に向けた実証が行われています。加えて、近年の計算環境トレンドであるアクセラレータ統合ハイブリッド並列への対応も標準化のテーマです。MPI-4.xでは直接的なGPUメモリ対応などは規定していないものの、MPI+OpenMPのようなハイブリッド並列モデル(MPI+X)で効率を最大化するためのインターフェース拡充が議論されていますexascaleproject.org。例えばMPIツール情報化(MPI_T)の枠組みにおけるイベント通知機能や、異種メモリ空間を跨ぐ通信の扱いなど、今後のMPI標準ではより動的で適応的な機能が盛り込まれていくと考えられます。

MPI標準は30年にわたりHPC分野のデファクトスタンダードとして発展してきましたが、エクサスケール時代を迎え今後も進化を続ける見通しですhlrs.de。MPI-4.0およびMPI-4.1で整備された新機能群は、次世代のHPCアプリケーションが直面するスケーラビリティや開発効率の課題に対応するための基盤を提供しています。そして間近に控えたMPI-5.0では、さらなる互換性と拡張性を備えたMPIの姿が提示されるでしょう。ユーザ・開発者双方にとって使いやすく強力な並列プログラミングモデルを維持しながら、MPI標準は今後も継続的な改善と標準化によりHPCコミュニティを支えていくことが期待されますanl.govexascaleproject.org

参考文献: MPI Forum公式ドキュメントmpi-forum.orgmpi-forum.orgmpi-forum.org、Argonne National Laboratory解説anl.gov、Exascale Computing Projectレポートexascaleproject.orgexascaleproject.orgexascaleproject.org、他.