1秒間に1回の浮動小数点数演算を1flopsと呼ぶが,世界で最速のスパコンがとうとう,1PFlopsを越えました.1秒間に1000兆回計算できます.
例えばMYCOM
1PFlopsを達成したのはロスアラモスの研究所に作られたIBMのRoadrunnerというマシン.
世界のスパコンの性能は,6月と11月に公開されるTOP500というランキングのリストで見つけることができます.
地球シミュレータからBlueGene/Lへ,そして今度のRoadrunnerと時代が移っていくのでしょうか.ヘテロな環境,消費電力量を十分考慮しないと達成できない時代です.
また前回のTOP500の200位が今回のTOP500のリストの500位ということで,世代交代早すぎです.
アプリケーションもこれに併せて劇的に変わっていく可能性があります.1Gflopsが1986年,1Tflopsが1997年,そして1Pflopsが今年だそうです.学生にもよく言っているのですが,どんなものが出てくるかわからないこの業界ですが,計算機の性能だけはある程度予測がつきます.それに合わせたアプリケーションをできるだけ早く考えることができることが次の成功につながります.