プロの残業術。

プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?
プロの残業術。 一流のビジネスマンは、時間外にいったい何をしているのか?
草思社 2009-08-22
売り上げランキング : 123

おすすめ平均 star
star無残業論で窮屈になった頭を解放してくれる
star非常によくまとまっています
star残業を肥やしにしたい方にお勧めの1冊。

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献本御礼.
この本を誰が読むのかというところから考えてみたい.
最近の日本の風潮では,「残業はいかん」とか,「残業するやつは能力がないやつだ」とか言った具合に,悪いイメージになっている.学生も健康に気をくばりはやばやと帰途につく.
そんな風潮はいかがなものかとか,実際に残業で成果をあげている人とか,もっと時間をうまく使って成果をあげたいと思っている人もたくさんいるだろう.そんな人にはぴったりの一冊だ.
いろいろなノウハウやティップスが詰め込まれている.
一方,ただ言われるがままにだらだら時間をついやしている人,自己改善にまったく興味がない人はどうだろう.残念ながら本書はまったく役にたたない.やる気とか,モチベーションがあることが前提で書かれているので,ない場合には逆の効果しかうまれないのではないかと思われる.
以前に,フランスから帰っている飛行機で,フランス人の営業マンにあったのだが,ばりばり仕事していた.奥さんが「日本は残業しすぎ」みたいなことを言うので,お前のだんなは休んでいるのかと聞くと,休みはまったくないという.なんだよ,結局 働いているやつはどこでも働いているのじゃないかと思ったものだ.それからアメリカでもヨーロッパでも大学院生とか死ぬほど勉強してんだよなあと思うことがよくある.
最後に,日本は休みが多いというのは激しく同意.
お盆も休みだし,今月はまた連休がある.予定がたたんでござるよ.
どうでもよいが,無駄なお酒で大切な時間をつぶしてはいけないと筆者が説いているのに,はやばやと昨日は飲み会に参戦し,今日はダウンしているのだ.
だめだなあ.
そして,最後に.筆者はつねにゴールからの逆算することの重要性を解いているのだが,それを逆に考えると,後書きで書きたかったことが先にあって,それでこの本ができあがったのかもしれないなあと思う.