Appleの商品ラインアップ

中島さんのLife is beautifulに「AppleとSonyの一番の違い」という興味深いブログが掲載されている。
AppleとSonyの一番の違い
最近外部で私が行っているアップルやUSのIT関係の利益率の話しなどはほとんど中島さんの受け売りである。この内容もその受け売りなのだが、いつも中島さんが書かれていることで忘れていることがあるようなのだが重要だと思うので、メモとして書いておこう。
アップルのウェブへ行くと商品が明確に提示されている。
これだ。

商品点数が少なくて明確であることは特筆すべきである。しかし、確かに商品の点数が少ないことも驚くべきことだが、ハードウエアだけでなくて、
ストアとiTuneとサポート
も商品ですよと告知しているところがすごい。
一方でmSonyのページを見てみよう。

明確にサポートとストアは商品ではないといっている。
日本ではまだまだ偏った「ものづくり」信仰が強くてハードウエアへの傾倒が強く、ソフトウエアの価値もままならない中で、アップルは、人とのコミュニケーションをとることができるストアとおもてなしの源泉となるサポートも売り物にし、さらにコンテンツを商品とすることのできるiTuneをiPhoneやiPadと同レベルで陳列している。
これらの、コミュニケーション、おもてなし、コンテンツ。これらは中島さんが絶えず主張してきた重要アイテムである。
学生はiTuneから音楽やpdfを転送して、問題がおこっても最悪、Genius Barにマックを持ち込んでいる。
一方、Xeperiaユーザの僕は、いまだにスムーズに音楽転送が僕のAndroidにできないし、携帯の容量がいっぱいですと言われてもどうすることもできない。
Sony, Panasonic, Toyotaがハードウエアだけでなく、おもてなし&コンテンツ をも売り物にできない限り利益率を20%以上にすることなどできないであろうし、今のアップルのようにはなれないのではないかと思う。
いわんや日本の大学においてをやであるのだが。
AppleとSonyの一番の違い part II
には、例としてラーメン、ラーメン大、おにぎりの3点の例がでているが、ラーメンを食べたときにおこる幸せ感やら行列しているときに他のお客と発生するコミュニケーションやら、(よくない例えだが)ラーメンを頼んでから用意に可能な替え玉やトッピングを行える機能やらを同時に商品にできているところがアップルはすごいのである。