Hemispheric Lateralization in Older Adults Who Habitually Play Darts: A Cross-Sectional Study Using Functional Near-Infrared Spectroscopy

我々の新しい論文が公開されました。

  • Wellness Dartsというダーツゲームを用いた運動トレーニングの影響を調査しています。このゲームは、ダーツの投げる動作と、スコアの記憶及び計算を要求するため、身体活動と認知タスクの両方が含まれます。
  • 専門家と非専門家の脳の半球側化の違いを、機能的近赤外分光法(fNIRS)を使って測定し、比較。専門家の高齢者グループ、非専門家の高齢者グループ、非専門家の若年者グループの3グループに分けて調査しました。
  • 若年者グループと専門家の高齢者グループは、非専門家の高齢者グループに比べて有意に高い側化指数(LI)を示し、専門家の高齢者グループと若年者グループ間での差はありませんでした。これにより、Wellness Dartsの継続的な練習が脳の半球側化を促進する可能性が示唆されました。

非常に実験も大変でしたし、論文に至るまでにreviewersに理解してもらうのも大変でした。
出版でてき本当によかったです。

2024年度 修論諮問会

2024年度 修論諮問会 が開催されました。
M2 7名が下記の内容で発表しました。無事、終了。

Entropy Weighted Fuzzy C-MeansにおけるLasso正則化の効果
多目的進化的最適化による生体信号データモデリングのための特徴量選択
Mapperを用いたドライビング・プレジャーと脳活動の関係の位相的データ解析
ランダムフォレストを用いたスクワットフォーム判定アプリケーションの構築
メタボロミクスデータに対するスパースモデリングによる肥満型糖尿病性心機能障害の予測
VAEを用いたDeepIECフレームワークの提案
脳機能・構造ネットワーク回帰分析に基づく拡散的・収束的思考の神経基盤の探求

29th International Symposium on Artificial Life and Robotics AROB 29th 2024

別府・大分で開催された 29th International Symposium on Artificial Life and Robotics AROB 29th 2024 に参加しました。
学生2名(M2)を含めて、4件の発表を行いました。

OS7-1 Information matrix method for fitting COVID-19 time series data
Hiroshi Furutani, Tomoyuki Hiroyasu
OS7-2 Feature Selection for Biosignal Data Modeling: A Multi-objective Optimization Approach using Genetic Algorithms
Kazuki Hida, Satoru Hiwa, Tomoyuki Hiroyasu
OS7-3 A Novel Approach to Clustering: Entropy Weighted Fuzzy c-means with Lasso on Motion Sense Data
Koki Chikano, Kensuke Tanioka, Satoru Hiwa, Tomoyuki Hiroyasu
OS7-4 Comparing Single-Learner and Two-Learner Approaches on Data with Two Types of Interventions
Kensuke Tanioka, Satoru Hiwa, Tomoyuki Hiroyasu

2024 謹賀新年

2024年が始まりました。
ここ数年、一緒に活動していた谷岡先生が、4月から独立して研究室運営を行います。
そのため、HISlからは離れていきます。

新しい研究室体制でゆるやかに尖ってやっていきだいですね。

今年もどうぞよろしくお願いします。

第21回ITSシンポジウム2023

富山で開催された 第21回ITSシンポジウム2023 にて1件発表しました。
第21回ITSシンポジウム2023

Mapperを用いたトポロジカルデータ解析によるドライビング・プレジャーと脳活動の関連性の予備的検討
Preliminary Investigation of the Association Between Driving Pleasure and Brain Activity with Mapper-based Topological Data Analysis
礒嶋真生, 谷岡 健資, 廣安知之, 日和悟

2023年度 秋学期

2023年度 秋学期が始まりました。
今年の夏はとても暑かったですね。
朝夕はだいぶ涼しくなりましたが、それでもまだ昼は暑いですね。

秋学期はM2は修論を作成して、B4は卒論を作成していきます。
良い論文にしてもらいたいですね。

B3が研究室に配属されたりもします。
頑張りましょう。

Estimation of a treatment effect based on a modified covariates method with L0 norm

我々のグループの新しいプレプリントです。

ランダム化比較試験において、新しい治療法が対照治療法に比べて十分でない場合がありますが、新しい治療法がすべての患者に対して無効なのか、特定の特徴を持つ患者のサブグループに対してのみ有効なのかは不明です。
このようなサブグループを検出し、患者に効果的な治療を提供するためには、治療効果を推定する必要です。
これを実現するために、スパース回帰法に基づくさまざまな治療効果推定方法が提案されていますが、これらの方法はノイズの影響を受けます。
そこで、L0ノルムを用いたラッソ回帰とリッジ回帰を用いた修正された共変量法に基づく新しい治療効果推定手法を提案しています。

2023年度 卒業論文発表会

2023年度の卒業論文発表会を行いました。
我々の研究室からは、下記の内容で発表し、終了しました。

知能を有する知的人工物の解析
Future designs ~医療とAI分野における未来アイディアの提案~
fNIRSによる反復学習時の神経科学的分析 ーStroop課題による検討ー
角膜内皮細胞のパノラマ画像生成 ー特徴抽出手法の比較ー
スパース制約を伴う次元縮約クラスタリング法の提案
混雑系システムにおける粒子ゆらぎの計測システムの構築
マルチモーダルな生理学的計測に基づく2つの呼吸様式の比較
グローバルアウトカムモデリングに基づく介入効果の予測ー重回帰分析による検討ー
拡散的思考時の脳構造的結合と行動の相関: 正準相関分析を用いた検討
ストループ課題における神経科学的検討のためのfNIRSを用いた再現実験
Macintosh 喉頭鏡と Pentax AWS の比較についてー挿管時間に与える因子の検討ー
fNIRSを用いた量刑判断時に及ぼす同情の影響の検討
画像生成モデルの潜在空間探索に基づく衣服デザイン生成システム
複数の目的変数に対する縮小ランクRidge回帰ー乳癌データを用いた検討ー
マルチブロックデータに対する次元縮約クラ数値記憶課題における課題呈示方法が前頭葉脳活動に化学物質データベースにおける非劣解集合のスクリーニング
裁判における同情と量刑のfNIRSによる神経科学的評価
認知的努力時の脳機能結合と行動の相関: 正準相関分析を用いた検討

2022年度 修士学位論文審査会

いわゆる修論発表会、終了しました。
発表したM2のみなさんおつかれさま。8名が無事発表しました。

医用画像班 とりあえず終了。
ダーツもとりあえず終了かな。
回帰は力を入れて取り組みましたがちょっとむずかしかったかな・
Topology Data Analysisの進化計算への応用は難しいけれどももうちょっとできるかなと思っています。
趣味にはしったデータの処理もおもしろかったですね。
角膜のパノラマ化も一段落かな。
ケモインフォはもう少し、力を入れてやります。

全体的には一区切りついた研究が多かったように思います。
その分、新しい研究にシフトしていきますね。