良いチームを作ろう:「監督と選手は対等ではない」

ワールドカップのメンバーになりたければ、サッカーが好きだとか、個人的な能力が高いだけではだめであろう。
監督に選んでもらわないといけないから。
監督の選択する方向性を具現化するチームに最大限に貢献することが必要だろう。
いくら、個人能力が高いとか、現在の監督の方向性は間違っていると声高に叫んでみても、選んで使ってもらわなければ意味がない。
そういう意味では監督と選手は対等ではないのだ。
監督の目指すサッカーなり人生なりを理解する態度がない限り自分の能力を発揮する場所さえ与えられないし、良いチームにもならない。

良いチームを作ろう:「システムより1対1の力」

まずはシステムより個の力-。本田の「個」へのこだわりが表れた。ザッケローニ監督の「代名詞」と言われる3-4-3の約束事を意識しすぎるあまり、自慢の積極的な攻撃サッカーが影を潜めたペルー戦の前半。システムを優先し、持ち味が消えては本末転倒だ。世界で勝つためにチーム戦術が必要不可欠なことは当然理解した上で、あえて「個」の重要性を説いた。

Nikkan Sports
まずは、個々の力をつけて、システムを理解してシステムを機能させるレベルに高めないといけない。
個々の力は、環境によって左右する。環境を信じて、環境に貢献することで、個々の力は高まっていく。
次にシステムにとわれることなくさらにそれを飛躍させるフェーズが必要となる。
それには個々の力を発揮させることが重要だ。
監督の意向をくみ取りながら、守りながら、あえて破りながら、飛躍させていく。
むずかしいタイミングとバランスだが、それらが作られていかなければ勝負に勝てないのだろう。