リコメンドコンテスト

廣安はいろいろな学会に出入りさせてもらっているが,情報処理学会では,数理モデル化と問題解決研究会を中心に活動をしている.
そこの研究会とSonetと合同でリコメンドコンテストを行う.

規定課題では、ソネットエンタテインメント(株)から提供するブログ記事に関連するデータを元に、あるブログ記事を与えられたときに、他の記事等を勧める Webサービスを作成していただきます。一方、自由課題では何らかの利用履歴データをもとに、リコメンデーション結果を出力するWebサービスを作成していただきます。

大学で開発されたアルゴリズムを実際のデータを利用して,切磋琢磨によって評価しようという試み.

樋口COOがマイクロソフト社長就任

@IT
マイクロソフトジャパンの社長がダレン・ヒューストン(Darren Huston)氏から樋口泰行氏へ変わることが発表された.
Windows HPCコンソーシアムが立ち上がったときには,ダレンさんも来ていただき,非常にバックアップしていただいた.
樋口さんになっても変わらず,一般へのHPCの普及への手助けに力を入れてもらいたい.
また,大学でのIT教育の貢献もお願いしたい.
お願いばかりだけど.

Windowsクラスタ講習会

同志社大学の寄付教育研究プロジェクトが主催するWindowsクラスタ講習会が同志社の東京オフィスで開催されました.
Windows クラスタ 講習会(アカデミック関係者対象)
並列・PCクラスタの基礎的な話,WindowsCCSの概要,Windows CCSでのMPIプログラミングおよび関連ツールの話,次のバージョンであるWindows HPC Server2008の話という構成で行いました.多くの方に参加していただいたわけではありませんが,その分,ご参加いただいた方には,質問なども活発に行っていただき,参加者間,講師とも連帯感が生まれてよかったのではないかと思います.PowerShellはWindowsの.Netにアクセスできるシェルですべてをオブジェクトとして取り扱ってくれるシェルですが,非常に便利に感じましたね.使い込まないといけません.次期のバージョンのWindows HPCServer 2008もいよいよ本格的なクラスタ用のOSにふさわしい無いようになってきたのではないかと思います.通信部分も高速化が図られていますし,ジョブスケジューラが本当にスケジューラになってきましたし,分散ファイルシステム,iSCSIにも対応するようです.楽しみなOSですね.
コンソーシアムバージョンみたいなのが作れるようになるとおもしろいんですけどね.
次回は,もっと踏み込んだ内容や実機を伴った実習タイプの講習会を開催したいものです.
講習会で話しがでていたMSの方々のblogのサイトは次のとおりです.
林さんのblog
柴田さんのblog
古賀さんのblog

第4回 龍谷大学×同志社大学ジョイントセミナー

第4回 龍谷大学×同志社大学ジョイントセミナー
同志社大学と龍谷大学の共同の産学連携イベントが東大阪にて開催された.今年で4回目のイベントである.中農製作所の社長さんに基調講演をいただき,それぞれの大学からシーズ紹介をしてもらった.同志社からは,「強ひずみ加工法による金属材料の結晶粒超微細化と材質改善」と題して,機械の宮本 博之先生にご講演いただいた.龍谷大学は370年の歴史をほこり,同志社大学は130年の歴史がある.どちらも急速に産学連携をすすめているとは言い難いわけであるが,着実に前進する覚悟はあるわけで,こういう大学が連携して事業をすすめるのもありかなと思う.今後は,東大阪で同志社が活動していることをもう少しきちんと周知することが必須である.きちんと東大阪の企業の方々,関連の方々に対して情報発信することが足りない面もあったかと思う.今後の課題である.

マイクロソフトが互換ソフト開発自由化へ

いつものように車で出勤していたらラジオのニュースでMSがソースを公開するように方針を転換したとか言っている.でも,一般ではなそうだし社外のソフト開発者らに公開とか言っているのだが,それっていままで通りではないのかと思ったり.もしかして,本当にオープンソースにするとか?一瞬でも疑ってみたり.でも,そうしたらオープンソースでぱくっている部分がばれたりなんかしてと思ったりして.ニュースを見てもよくわからん.
 一番的確に表しているのがslash dotのタイトルですな.「マイクロソフトが互換ソフト開発自由化へ」 APIを公開して,それをもとにソフト作ってもおこんないという話らしい.いや それでもすばらしいのではないでしょうか.うちのグループではCluster用のOS,Windows CCS(次期,Windows HPC Server 2008)を使ったプロジェクトを展開している.(Windows HPCコンソーシアム) 是非ともこのOSも同じようにしてもらって,じゃんじゃんみんながおもしろいものを作れるようになるとよいなあ.
かわいそうなマイクロソフト、言いたいことも伝わらなくて

近藤さん ありがとう

jkondoの日記
はてなの近藤さんがアメリカから帰ってきて,春には「はてな」の本社が京都に帰ってくる.移転にあたり多くの議論が行われたことであろうが,まさか,京都には同志社があるじゃねーかという理由が含まれていた可能性は非常に低いと思うけれども,それでも近藤さんにありがとうと言いたい.
 情報系の卒業後の就職先は本当に多種多様でいろんなところに行くわけだが,共通しているのはほとんどが東京であることだ.パナソニックに就職しても東京が勤務先であることもめずらしくない.優秀な学生が関西に残ることなく東京へ行ってしまう.完璧なわけではないが,いくらかは成長の手助けをした学生が9割方 東京へ行ってしまうのは,本当に寂しいし,関西にとっても,大学にとっても損失である.シリコンバレーとは言わないまでも,追いつける可能性が人材的にはあるにもかかわらず定着していないので,そうはならない.
 お金をまわすことが仕事の会社はしょうがなかろうが,コンテンツや製品で勝負する会社であれば,東京でなくとも,京都でも島根でも良いのではないかと思うのだが,それは大学人のたわごとか.
 是非とも,京都でますます発展していただいて,いくらかでも学生が交流できる場が拡大して,その何人かが京都,関西に残ってくれればこんなにうれしいことはない.
 期待しております.

東芝、HD-DVD事実上撤退へ・ブルーレイ勝利

Nikkei Net
雑感3題
朝日新聞にSONYがβとVHSの競争時に大量消費の規格で破れたときにそれでもβを長年にわたってサポートしたことがふれられていた.確かにそうだったと思う.競争には負けたが,品質はβの方が良いという神話が残り,確かに品質重視のところではずーとβが使われブランドイメージを高めたように思える.かつその後の,ミニとかの開発の原動力にもなったように思える.それらを振り返ると失敗から何を得るのかがやっぱり重要だな.
この競争は何がターニングポイントだったのかよく見えていない.復習しなければならない.誰も今のところ教えてくれていないし.
最近は,経済やらこういう規格競争やらのシミュレーションやモデルの研究をされている研究者も多いと思うのだが,数年前に,自身のシミュレーションやらモデルやらでB Discが勝利することを説明しているペーパーがあるのであれば知りたい.

同志社大学 学術リポジトリ

自分も今まで知らなかったのだが同志社大学 学術リポジトリというのができている.
ここでは研究紀要論文,貴重書デジタルアーカイブ,学位論文などを閲覧することができるようになっている.
いまひとつ使い勝手はよくないがこれから向上してもらいたい.また,コンテンツも増やしたい.

入試業務終了

2008年度の入試が終わりました.これから採点,合格発表のてつづきがあります.廣安は札幌と北海道で1週間にわたって業務しました.
多くの人が京都・同志社へやってきて青春を謳歌してくれるとよいなと思います.そのお手伝いがちょっとでもできれば.
しかし,8日間連続の試験の業務は少々 大変でした.

CIC東京研究発表会

すでにおわってしまったのだが,CIC東京研究発表会が開催された.

~機械、医療、アグリ・食品、電気・電子、材料~
イノベーション創出の可能性を秘めたシーズ候補を、産業界の視点で探索頂く産と学との出合いの「場」を提供いたします

というもの.
本学からは大窪先生にでばってもらった.

修士論文試問会 終了

今年も修士論文試問会が終了しました.
大学院の2年間が本人たちにとってどれだけ有意義であっただろうか.責任感がでた学生,大人になった学生,予想だにしなかった結果がでた学生,これからさらにがんばってもらいたい学生などとにかく発表が終了.
発表は終わったが,まだ論文投稿するもの,訂正をいれないといけないもの,卒論の補助などもう少しがんばってもらいたい.

Panasonic World Solar Challenge

Panasonic World Solar Challengeというコンテストがオーストラリアで開催されたようだ.
オランダのチームが優勝したようであるが

The Dutch Nuon Solar Team has won the Panasonic World Solar Challenge for the fourth year running.

そこの制御で使われていたのがGAらしい.

The team also used a genetic algorithm and adaptive cruise control to optimize the performance of the car. The car’s optimal speed was constantly calculated for every set of circumstances (e.g. sunshine, inclination of the road, battery state of charge etc) and was then transmitted wirelessly to the car, which automatically adjusted itself.

GAは我々のグループが研究しているアルゴリズム.我々のアルゴリズムが採用されているわけではないが,いろんなところでGAの成果がでているのはすばらしいことである.