2017年度 人工知能学会全国大会(第31回)

 2017年5月23日(火)~ 5月26日(金)の日程で、ウインクあいち(愛知県産業労働センター)で開催された人工知能学会に参加してきました。今、人工知能は第3次ブームのまっただ中で非常に多くの人が参加して大盛り上がりでした。特に、企業展示も多くなされており何よりもHPC関連の会社が参加されていて懐かしい顔を拝見することもでき楽しかったですね。
 これまで人工知能学会では、同志社関連の人は少なかったのですが、徐々に増えているようでうれしかったですね。来年あたり、同志社ナイトみたいな企画ができると良いかもしれません。
 うちの研究室としては、二つのトライをしました。
 一つはwell-beingコンピューティングというセッションを企画したことです。Well-beingは身体的な健康だけでなく、心理的にも社会的にも健康である状態のことです。これをコンピューティングや人工知能によってサポートしようというこころみです。我々のグループでは、マインドフルネス的な立場から脳機能の検討をしていますが、例えば電通大の髙玉先生方は睡眠に関連した研究をされています。うちからは
題目 3E1-OS-11a-2 瞑想中脳状態の脳機能ネットワーク解析
著者 三好 巧真(同志社大学生命医科学研究科)
日和 悟(同志社大学生命医科学部)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部)
題目 3E1-OS-11a-3 瞑想中の前頭部脳活動のfNIRSによる分析
著者 藤井 聖香(同志社大学大学院生命医科学研究科)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-1 fNIRSを用いた瞑想中の脳状態の検討
著者 片山 朋香(同志社大学 生命医科学研究科 医工学・医情報学専攻)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
題目 3E2-OS-11b-3 脳機能ネットワークに対する相関分析法について
著者 谷岡 健資(和歌山県立医科大学臨床研究センター)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
宿久 洋(同志社大学文化情報学部)
題目 3E2-OS-11b-5 自発性脳活動の強度と機能的結合度に基づく瞑想時脳状態の低次元表現
著者 日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
飯塚 まり(同志社大学大学院ビジネス研究科)
廣安 知之(同志社大学生命医科学部医情報学科)
の発表をしました。
どれだけ聴衆が集まるか不安でしたが、会場がまんぱいで、感謝です。
来年も企画したいと思います。もう少し 幅の広いトピックが集まるとよいですね。
 もう一つは、私が仕掛学のところで発表したことです。
題目 4B2-OS-23b-4 Thanksシステムによる研究室活性の試み
著者 廣安 知之(同志社大学 生命医科学部 医情報学科,同志社大学 生命医科学部,同志社大学生命医科学部医情報学科)
澤田 淳二(所属なし)
日和 悟(同志社大学生命医科学部医情報学科)
前から、きになっていた「仕掛学」ですが、思い切って発表してみました。
ちょっと用意が大変でしたね。研究室の仕掛けを紹介したかったのですが、なかなか難しい試みでした。
議論がまったくされず 非常に残念でしたね。来年はどうしよう。
名古屋に久々に長く宿泊しました。
柳橋中央市場が近く、楽しめました。
人工知能学会、こじんまりした学会ですが、すごく盛り上がっていましたが、準備していただいた先生はさぞかし大変でしたでしょう。
お疲れさまです。
また 来年、よろしくお願いいたします。

第93回 日本消化器内視鏡学会総会

2017年5月11日(木)〜5月13日(土)の日程で、第93回 日本消化器内視鏡学会総会 が 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)およびリーガロイヤルホテルで開催されました。
表記の学会に参加しました。研究室からは

  • O074-1. 胃部 LCI 内視鏡画像を用いた Hp 感染識別アルゴリズムの構築 同志社大学大学院 生命医科学研究科 岡田 雄斗
  • P-209. 胃部 NBI 内視鏡画像を用いた病変部位の自動推定 同志社大学大学院 生命医科学研究科 石田 直也

の2名の学生が発表しました。いずれも朝日大学歯学部附属村上記念病院の八木先生、本学の市川先生との共同研究の成果です。2008年に生命医科学部が立ち上がったときに、非常に苦労したのが、医学系の研究を立ち上げることでした。何人かの先生にご相談したのですが、なかなかうまくいかず、ようやく市川先生にご紹介していただいた八木先生との共同研究が成果を生み、本当に感無量であり、感謝です。
 非常に大きな学会で多くの内視鏡にかかわる先生方一同に会されていました。レジストレーションする機械からいつもの学会ではみなれないものばかりで驚きました。お昼にはランチセミナーがありお弁当が出たのですが、そちらは期待したほどでもなかったですが。学会の発表は臨床の紹介が多く素人にもわかる内容が多く勉強になりました。特に、八木先生の行われた貴重講演では、最新の内視鏡のレーザーがどこに向かっているのかわかりやすい内容で、次の日の我々の発表の内容を変えたほどです。
 我々の研究内容は、内視鏡で得られた画像からピロリ菌の存在や癌の部位を自動抽出する手法の提案です。さらに多くの先生と出会うことができ、もっと便利にできるように精進したいと思います。

2017年度が始まりました

2017年度が始まりました。
今年は、なんだか寒くてさくらの咲きも今ひとつでしたね。
研究室にも20名のB4が入ってきました。
実力はおいておいて、やる気のある学生が入ってきてくれたので、しっかり成長してくれればよいなあと思っています。
就職活動も佳境です。
自分のことをよく理解し、ちゃんと相手を意識してアピールしてもらいたいなと思います。
両方がほどほどにできれば、今の企業は採用してくれると思います。
ここ数年、毎年おもっているのですが、なんとしても大いに研究成果を公表していきたい。
ちゃんと論文が書けていないので大きな課題です。
マインドフルネスな状態の推定
赤ちゃん学
リハビリテーション
良心学
などなど新しい研究も始まりました。
実りのある年度にしたいものです。

同志社大学良心の実証的・実践的研究プロジェクト、キックオフシンポジウム

同志社大学良心の実証的・実践的研究プロジェクト、キックオフシンポジウム
表記のシンポジウムで発表しました。
昨年度から始まった 一応、同志社大学の基幹 プロジェクトの位置づけです。
そのため、研究機構長が司会をし、大学長の挨拶もありました。
会場は、今出川のチャペル。
場所は素晴らしいところですね。プロジェクタもはっきりしてた。
このプロジェクトでは、同志社の教育理念である「良心」について考えます。
まさに、文理融合のプロジェクトです。
研究成果をばんばん出していくというよりも、みんなで考えるというのがポイントなのかもしれません。
私の役割は、良心を科学的に考えるということ。
「良心」はあまりに広すぎるので、最初は「利他的」というキーワードでアプローチします。
他人を意識し、利他的に行動すする。
そんなことを考えていきます。
文理融合のプロジェクト参加、良心、幸せなどは前からやりたかったことです。
なかなか難しですが、頑張ってやっていきたいものです。
ただ、工学系なので 誰かいっしょにゴール設定について考えてもらいたいなあ。

AAAI 2017 Spring Symposium Wellbeing AI: From Machine Learning to Subjectivity Oriented Computing

米国人工知能学会のスプリングシンポジウムに参加してきました。
AAAI 2017 Spring Symposium Wellbeing AI: From Machine Learning to Subjectivity Oriented Computing
これは、これからトピックになりそうな新しい領域を開拓するシンポジウムです。
廣安は
Brain Functional State Analysis of Mindfulness using Graph Theory and functional Connectivity (Tomoyuki Hiroyasu)
という発表をしました。
非常に勉強になりました。
筑波大学の 鈴木先生、京大の中沢先生、電通大の髙玉先生、奇しくも日本人の先生方ばかりの発表でしたが、非常に考えるところが多々ありました。
ありがとうございました。

マインドフルネスを支援するアプリケーションとデバイス

「マインドフルネスを支援するアプリケーションとデバイス」というシンポジウムを開催しました。
jinsさんのメガネ、spireさんの呼吸アプリなどを紹介してもらいました。
非常におもしろかったですね。
これからじゃんじゃん、生体情報を使って集中やら幸せにつながるアプリが出てくるでしょうね。
しっかり科学的な裏付けをとりながら検討してみたいと思います。
研究室からは
脳機能からみたマインドフルネス 日和 悟・廣安 知之(同志社大学
で、日和先生が話しました。

第19回日本ヒト脳機能マッピング学会

第19回日本ヒト脳機能マッピング学会 に参加してきました。
SPMを開発している Professor Karl J. Friston のお話、河内山 隆紀さんのお話を聞きました。
いよいよ解析は動的な処理になっていると思われます。非常に刺激的でしたね。
うちも対応できるかなあ。
研究室からは

  • 「照明環境と表示媒体が視覚的注意と機能的コネクティビティに及ぼす影響の検討」 田中 勇人,日和 悟,廣安 知之
  • 「暗算課題時の成績の違いによる機能的コネクティビティの比較」萩原 里奈 ,日和 悟,廣安 知之
  • 「fNIRSを用いた協調行動時の脳機能ネットワークの検討」水野 めぐみ,日和 悟,廣安 知之

のポスターを発表しました。

数理・情報による生命科学の新たな潮流

第五回 四私大合同生命科学シンポジウムが関西学院大学で開催されました。
廣安は
脳機能情報による瞑想状態の検討
廣安知之・日和悟(同志社大学生命医科学部)
ということで話題提供しました。
少しだけ雰囲気メディテーティングを行い、感じをつかめてもらえたと思います。
数理・情報 重要ですが、関西の私立大学の学生が行っていく研究課題としてはなかなか難しいのではないかと感じています。
もっとどうにかしないと発展はないでしょうね。
がんばります。

小学生3人はねられ、小6重体 青信号で横断中か 大阪

Asahi Degital

13日午後4時15分ごろ、大阪府能勢町下田尻の府道で、小学生3人が車にはねられた。能勢町などによると、小学6年の女児が意識不明の重体で、小学1年の男児2人もけがをしているという。はねたのは軽乗用車とみられる。能勢町は、小学生らが青信号の状態で横断歩道を渡ったとしており、大阪府警は、運転手が前をよく見ていなかった可能性もあるとみて調べている。

最近の調べでは、運転手は、信号を見ていない場合が多いとの報告もある。
大人はさておき、子供をどのように守ればよいだろう。
青信号で渡っていてはねられるのでは、つらい。

母子死傷事故でトラックの男「スマホ見て信号を確認せず」

biglobe

8日、埼玉県草加市でトラックなど車3台が衝突し、歩道を歩いていた母親と子どもが死傷した事故で、トラックを運転していた男が、「スマホを見ていて信号をよく確認していなかった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。
 8日昼過ぎ、草加市の交差点で赤信号を無視したトラックが別のトラックと乗用車に衝突し弾みで歩道に乗り上げ、歩いていた近くに住む荒井美季さん(38)と2歳の次男をはねました。荒井さんは死亡し、次男は軽傷です。

また、信号を見てなかったらしい。
心臓が止まっていたら、車を止める。
信号を見ていなかったら、車を止める。
そろそろシステム的にいろいろな制限が必要だな。

登校見守り中、はねられ死亡 30年前娘失った現場近く

Asahi Degital

島根県益田市で1月30日朝、集団登校の小学生らに軽トラックが突っ込む事故があり、巻き込まれた同市の無職三原董充(ただみつ)さん(73)が31日早朝、搬送先の病院で死亡した。三原さんは34年前、当時小学2年だった次女を現場近くで起きた交通事故で亡くし、地元の子どもたちを守るため、毎朝、ボランティアで登校に付き添っていたという。

これまたひどい話だ。
酒気帯び運転 だったらしい。
3年生の男児(9)もはねられたが軽傷だったのが幸いだった。
どんなシステム構築をすれば、子供たちを守れるか。

さよなら2016年、よろしく2017年

昨年も言っておったのだが、刈り取ることを目標に。
2016年
1月 東大・同志社、赤ちゃん学基礎研究・合同セミナーに参加しました。赤ちゃん学っておもしろいことを本当に知りました。
2月 マインドフルネスを知りました。
3月 M2,B4が卒業し、新しい4年生が入ってきました。
4月 図書館の副館長となりました。
6月 人工知能学会に参加しました。
7月 CEC2016 バンクーバーで開催されました。
8月 夏 暑かったですね。例年通り、学科の合宿やりました。
9月 Nuero InfomaticsがUK, Leadingsで開催されました。
10月 ブランディング事業は採択されませんでしたが、リサーチコンプレックス事業がけいはんなで始まりました。
11月 電子ジャーナルの対応を行っていました。
12月 SSCIでアテネに行き、進化計算シンポジウムで九十九里浜に行きました。

暗黒面に引き込まれないようにするにはどうするんだっけな。

暗黒面に引き込まれないようにするにはどうするんだっけな。
スターウォーズの暗黒面とは、力が 悲しみや怒り、憎悪で強くなるというもので、愛や思いやり、落ち着きによって得る力をライトサイドと言っている。相撲道や将棋道では、このライトサイドの力が真の力だといっているような気がするな。
しかし、現実の世界では、「自分勝手に振る舞う、他人の資源を食いつぶす、嘘をつく、不誠実に行動する、約束をやぶる、相手を陥れようとする」 ことにより、目標を達成する人がいるな。
そんな人に出会った時に、心が乱れている時点で、暗黒面に陥っているような気になる。

Java API著作権裁判でグーグルがオラクルに勝利

https://en.wikipedia.org/wiki/Google_LLC_v._Oracle_America,_Inc.
このウィキペディアの記事は、GoogleとOracle間の訴訟、「Google LLC v. Oracle America, Inc.」の概要を説明しています。
争点は、GoogleのAndroid OSにおけるJava APIの利用が著作権侵害に当たるか、そしてそれがフェアユースに該当するかどうかでした。
下級審では判断が分かれ、最終的に最高裁は、GoogleのAPI利用はフェアユースに該当すると6対2で判決を下しました。この判決は、ソフトウェア業界、特にAPIの利用に関する著作権法の解釈に大きな影響を与えました。

#最高裁判所の判決は、2021年4月5日に下されました。

この件は、ソフトウェア業界において非常に重要な判例です。
APIの著作権保護を認めるかどうかは、プラットフォームの互換性やオープンソースの発展に大きな影響を及ぼします。
この裁判で「APIは著作権の対象となるが、その利用はフェアユースである」との評決が出たのは、互換性の確保という観点から見れば妥当な判断とも言えます。
もしAPIが厳格に著作権で保護されるとなると、新規の互換プラットフォームを開発するたびにライセンス交渉が必要になり、結果として互換性のないクローズドなエコシステムが増えてしまう恐れがあります。これはソフトウェア業界全体にとって不利益になりかねません。
一方で、企業としては、自社が開発したAPIを保護し、独自のエコシステムを守るという考え方もあります。オラクルの立場からすれば、Javaのエコシステムをコントロールし、それに依存するビジネスモデルを維持することは当然の戦略でしょう。

セゾン情報が大型システム開発の遅延で約150億円支払いへ

https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/16/032800900/

リスク管理の重要性案件。
このニュースは、ITプロジェクトにおいてリスク管理が適切でない場合、事業そのものに多大な損害をもたらす可能性を示しています。プロジェクト進行中に発生する潜在的なリスクを事前に特定し、適切な対応策を講じることで、財務リスクや人的影響を最小限に抑えることが不可欠です。

日本の人口が減り、技術者も少なくなる中で、技術のレベルやモラルを保つには、みんなで工夫していくことが大切です。まず、大学や企業が協力して、実践的な学びを増やしたり、社会人も学び直せる仕組みを整えることが役立ちます。また、仕事のモラルを高めるために、倫理について学ぶ機会を増やし、しっかり努力した人が評価される仕組みを作ることも重要です。さらに、外国の技術者が働きやすい環境を整えたり、AIやローコード開発を活用して仕事の負担を減らすのもよい方法です。そして何より、失敗を責めるのではなく、そこから学び成長できる文化を育てることが、これからの時代には欠かせません。

梅田で悲惨な事故

日中に梅田で悲惨な事故が発生した。
今回は、ドラッグやら携帯操作ではなくて、突然死らしい。
事故に遭われた方の気持ちを考えると気持ちのもっていき場もないし、今後 どうすべきかもわからない。
前回

高齢者跳ね上げ、ボンネットに男性乗せ暴走 路上には血まみれの人多数…白昼の繁華街騒然
 買い物客らの笑い声は悲鳴に変わった。大阪市北区のJR大阪駅北側の歩道に25日昼すぎ、車が乗り上げ、歩行者を次々とはねた。複数が搬送され、20代の女性ら3人が意識不明となった。「なんでこんなことに…」。目撃者らは言葉を失い、呆(ぼう)然と立ち尽くした

Sankei

マイナンバー制度の開始

2016年1月1日から、日本で新たに導入されたマイナンバー制度が始まりました。この制度は、国民一人ひとりに個別の番号を付与し、行政手続きの効率化を図ることを目的としています。