iPad以外に最低必要なもの(ラスタペン・iPadの活用その5)

ちょっとついでにメモを書いておく。
iPadをノート代わりに使えれば活用が本当に広がるし、iPadのすばらしさがわかること請け合い。
ただ、大問題がある。
こいつら全部 使い物にならない。
今、必要なのはなんと自作ペン。
僕は東工大の学生くんが作っているペンが最強だと思うのだが、似たやつはこんなの。
iPad /Carbon Copy Pen Movie4 (自作 複写ペン) (4/6)
僕のはこれ。ちょっとかっこわるいけど。
なぜ使えるペンが発売されないんだろう?

iPad以外に最低必要なもの スキャナー (iPadの活用その2)

電子ファイルがまだまだ普及していないので、どうしても読みたい本や雑誌をiPadで読むためには、自分でpdfを作成する必要がある。
これを自炊 と最近は言うらしい。
定番の商品は
– スキャナー
ScanSnap
Canonのドキュメントスキャナー
– 裁断機
プラスの「PK-513L」
Adobe Acrobat Pro OCRしてサイズを減らすのに必要
参考:
自炊技術
勝間和代
nanapi
BizID

iPad以外に最低必要なもの(iPadの活用その1)

iPadを買って残念なのは、それだけでは何も本当になにもできないことだ。
1)まず、MacかPCかどちらかが必要。
基本的にiTuneとつなげないといけないので、コンピュータが必要なのだ。コンピュータの代わりに使おうと思って買った人も多いのではないかと思うけど、なんとコンピュータが必要ななんだよね。僕の場合は、古いMacに接続しようとしたらOSが古いとか言われて泣きそうだったがなんとかPCにつなげられて良かった。
2)スキャナー
本を雑誌を読もうと思ってiPadを購入する人も多いのではないかと思うけど、まだまだ読みたい本や雑誌が電子化されていないので、自分でスキャンしてpdf化する必要がある。そのためには、スキャナーが必要。これについてはまた別途。
3)ペン
iPadは本当にすぐれたノートになる潜在能力を秘めているのだが、そのためには、ペンが必要。
しかも市販のペンがなかなか使いづらい。
今は手作りが最強なのだが、これについてもまた別途。

統計・数式処理ソフトとGPGPU

GPGPUをうまくアプリやライブラリが増えている。
こういうアプリやらライブラリやらが増えることによって、GPGPUは初めて補助演算装置として残るのではないだろうか。
ただし、ハードウエアが進化するごとにソフトウエア側に変更を求める形だとなんともつらい。
ソフトウエアとハードウエアをうまく分離して垂直統合してほしいものだ。すなわち、一度、GPGPU用のソフトを書けば、ハードウエアが変わっても動いてもらいたいものだ。
最近のアップルはxcodeを使って開発者を囲い込んでいるが、これをすることによって、アップルはハードウエアを変更しても、アプリケーションがなくなるということを防いでいるし、ユーザは常に最新のハードとアプリが使える。
The Genius in Apple’s Vertical Platform
このようなことをGPGPUでもやっていかなければ、今はよくてもいつかは廃れてしまうのではなかろうか。
以下、メモ
RとGPU
Cuda用blas
MathematicaとGPU
MatlabとGPU

ビジネスマンのための「頭」の整理術

ビジネスマンのための「頭」の整理術 ストレスで散らかった頭を整理してラクになる30の方法
ビジネスマンのための「頭」の整理術 ストレスで散らかった頭を整理してラクになる30の方法 長野慶太

草思社 2011-01-25
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献本御礼
他の整理術といろいろと違う切り口でその術を提案している本。
たとえば、対象の仕事やタスクに順序がつけられないような場合も想定してある。特に私のような大学の仕事では、順序がつきづらい仕事がいつも発生する。
たとえば、紙をうまく使えという提案。紙は自分からはなくならないけど、デジタルな情報は自分からなくなっていくなどなど。
一方、読み終わって不満というか感じたところ2点。
著者は以前に「TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則」という本を出している。時間とコストを一つの指標にしてやり方を考えていくという、きわめて理系特に工学系の人には親和性が高い考え方だ。
今回の整理術もすべての場面でこのTIME×YEN 指標で解説して種々の手法を提案してもらったらおもしろかったのではなかろうか。自作に期待ですね。
次に、アメリカと日本ってやっぱり状況が異なっていてその状況によって情報の整理は違うんだろうなと感じること。
日本だと、どうしても携帯の利用が必須だ。だから携帯の利用の話しがもっと必要でなかろうか。
もう一つ、今の日本では場所の問題もあって、自炊(本をカットしてスキャンしてPDF化すること)が熱いし、多くの人がやっている。こんな面倒なことやってんの日本人だけではなかろうか。

修論試問会終了

私の周辺では、入試前に修論の試問会をすませてしまいます。私の担当は情報工学専攻と生命医科学専攻の二領域にまたがるのですが、どちらも無事、今年度の試問会が終わりました。毎年思いますが、学生は最後の最後でどれだけがんばるかでその伸びが大きく違います。おもしろいのは本人はどれだけ伸びたのか、本当だったらどれだけ伸びなければならなかったのかわからないところにあります。その伸びは、本人の努力や素質にもよるかもしれませんが、環境が大きく作用します。その環境をどのように評価するのかというところが難しい。環境がどれだけ、自分を変えてくれたかをきちんと把握できるようになれば、その環境を用意したほうもうれしいし、将来きっと楽しい人生が送れることになると思います。

Windows環境によるOpenFOAMワークショップ

Windows環境によるOpenFOAMワークショップを同志社 東京オフィスで開催しました。
案内のページ
Windowsコンソーシアムは共催です。
OpenFOAMは

OpenFOAMはオープンソースのCFDツール集です.
OFWikiJa – OpenFOAM Wiki日本語版

です。
OpenFOAMのお話でしたが、クラウド用の新しいハードウエアの紹介やサービスなどの紹介もあり非常に興味深いものがありました。また、マイクロソフトがいろいろなUNIX類似ツールをwindows用に用意していることも、岐阜高専の柴田先生から教えてもらいました。
オープンソースは、誰が継続して開発を続けるのか、それを保証するビジネスモデルがあるのかというところがやはり問題になるかと思います。
一方で、コアは増えて行き、クラウドも実用性がますます増していくと、ライセンスの問題からオープンソースが注目を浴びます。
また、オープンソースのアプリの利用が増えていくと、開発方式などが変わっていくとおもしろいですね。

ソニー、キヤノン… 医療機器20兆円市場を開拓

2011/01/18の日経で表記のニュースを一面で伝えている。

電機、精密などIT(情報技術)各社がセンサーなどの独自技術を生かした医療機器を開発する。ソニーはデジタルカメラに搭載する画像センサーを使い内視鏡を開発するほか、キヤノンはがんを早期発見する診断装置に取り組む。世界の医療機器市場は約20兆円を上回り、新興国中心に成長が見込まれる。IT各社はデジタル家電などで培った中核技術を応用し、新たな事業領域の開拓を急ぐ。

この分野は確実に成長するし、必要だし、人材も必要とされる。
今ひとつ、高校生への訴求力は弱いのだが、社会はその方向へ動いているといえる。
センサーなどのハードウエアからの開発だけでなく、もちろん、ソフトウエアの重要性がますます高まる。
これらのことが学んで身につくのが医情報学科であり、医療情報システム研究室だ。

「次の手は」考えるプロ棋士、その時の脳は…

Yomiuri Online
羽生棋士を被験者にしたfMRIを使った実験。

まず、将棋の盤面で「序盤」「終盤」といった局面を瞬間的に見せ、状況をどう把握するか探った。この時、プロでは、視覚に関係する大脳の「楔前部
けつぜんぶ
」が、アマの約3倍強く反応した。
 続いて、詰め将棋の盤面を1秒間見せた後、次の一手を2秒以内に回答してもらうと、プロでは大脳の「尾状核
びじょうかく
」が活発に働き、より活発な棋士ほど正答率が高かった。アマはほとんど活動しなかった。尾状核は、長年の訓練に基づく習慣的な行動に関係があることが知られている。
(2011年1月21日11時59分 読売新聞)

うちには、fNIRSもfMRIもあるので同様の実験ができるのだ。

02/10 内燃機関懇話会

本学の千田先生のお世話で、2月10日(木)に内燃機関懇話会にて話題提供することになりました。
「遺伝的アルゴリズムによる最適化デザイン ~ ディーゼルエンジンシミュレーションおよびディーゼルエンジン噴射スケジュール問題を例に~」というタイトルです。

遺伝的アルゴリズムは、進化計算手法の一つであり、柔軟に最適化問題に適用することが可能であり満足解を得ることができる。本話題提供では、遺伝的アルゴリズムの概要、多目的問題、エンジンシミュレータの重要性、ディーゼルエンジン噴射スケジュール問題への適用例にについて述べる。

大前氏 アップルは失敗繰り返しアンドロイドに負けると予測

Excite News

つまり、ジョブズがスマートフォンで勝者になりたいなら、iOSをアンドロイドと同じくオープンソース、あるいはそれに近い方式にして誰でも自由に使えるようにし、SIMカードもフリーにしてユーザーがキャリアを自由に選べるようにすべきなのである。
だが、ジョブズは絶対に自分の主張を曲げないので、今回もその頑固さが災いするかもしれない。言い換えれば、まだジョブズには「プラットフォーム」という概念がないと思われるので、そこが彼の死角であり、限界かもしれない。
※週刊ポスト2011年1月7日号

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忘年会

京都四条で忘年会を行いました。
忘年会の前に、ボーリング大会も企画されていたのですが、修論のチェックしていたら間に合いませんでした。
企画してくれた人たち、すまん。
おやじとしては、もっとぐだぐだしてたかったのですが、大夫、としとっちゃったので帰宅。
来年も良い年にいたしましょう。

第121回 月例発表会

月に一度の研究室内の発表会。
年も暮れているがかまわず開催。回を重ねて121回、すばらしい。
4件予定で1件、キャンセル。3件発表した。学部生1名、大学院生2名。3名で3時間以上費やした。すばらしい。
しかし、大人数での発表会はモチベーションの維持が難しい。
寝ているもの、作業しているもの、どうにかしてほしいものだ。金だけをむさぼるのではなくて、貪欲に知識を吸収し、よき隣人となるように努力をしてもらいたい。
切に願うよ。

パナソニック、再生医療分野に参入

日刊工業新聞

パナソニックはiPS細胞(万能細胞)などを培養し器官を再生する技術の確立を見据え、ロボット技術などを使った自動人工器官製造装置の研究開発に乗り出す。
 約20年後と予想されるiPS細胞を使った再生医療の実現に向け、長期的な視野で取り組む。子会社の三洋電機が持つ無菌環境下の細胞培養装置のノウハウを生かすほか、大学と組んで再生医療の技術や課題を取り込み、実現を目指す。

どんなメンバーが集まっているのだろうか。
生命医科学部の再生医療や脳神経系の研究室の学生もターゲットになるような気がするが。
他のパナソニックのデバイスとも関連するとなると医情報学科の学生も関連が出てくる。

大成建設の医療福祉施設

もちろん建設会社、設計会社も 医療・福祉分野に力を入れている。
大成建設の医療福祉施設

大成建設の取り組み
大成建設は医療福祉におけるキーコンセプトとして「環医療」を提案しています。これは、予防・医療・介護の各機能が連携しつつ生活者のQOL向上を目指す姿を現しています。このトータルケア実現に向け、当社が持つ総合力を結集したお手伝いを通じて、医療福祉機関の皆様が地域において住民の方々から望まれる慶びを共にしていきたいと思います。
事業面でのコンサルテーションから、ファイナンス支援、施設計画、建物の個別課題の解決など、あらゆる局面でサポ−トさせていただくことにより事業推進のご支援をいたします。

医療施設や医療空間は、ユビキタスやセンサーをキーワードにますます興味深く進展していくところだと考えられる。
この分野にもなんとか視野を広げていきたいものだ。

野村総研とインターシステムズ、医療分野向けシステムを共同で提供

IT エンタープライズニュース

インターシステムズジャパンは「Cache」と野村総合研究所が提供する「Senju Family」を連携させ、医療分野における統合運用管理ソリューションを提供することを明らかにした。
2006年07月10日 19時33分 更新

もちろん野村総合研究所も関連のシステムを開発している。
何か、共同で仕事ができたら楽しいのにな。