Dryad and DryadLINQ on HPC Server

The Windows HPC Team Blogの記事を適当に訳しておきます.

マイクロソフトリサーチではDradと呼ばれる面白いプロジェクトを行っています.これは分散データ並列プログラミングモデルのプロジェクトです.もしmap/reduceプログラミングとかHadoopフレームワークといった単語を聞いたことがあるのであれば,これらの問題についてよくご存じかもしれません.そして,もしギガバイト,テラバイト,もしかしたらペタバイトのデータを取り扱わなければならないのであれば,これは非常に強力なツールとなるでしょう.Dyrad フレームワーク上では,DyradLINQと呼ばれるプログラミングモデルが動きます.このDyradLINQでは.NETのクラスタコンピューティングへのLINQシンタックスのパワーと親和性を活用することができます.
Microsoft ResearchではmこのDyaradとDyradLINQの配布を開始しました.これらはHPC Server 2008上で稼働します.
こちらからダウンロード可能でフィードバックやコメントはこちらまで.DyradとDyadLINQについてもう少し知りたければMicrosoft Research Siteへ来て下さい.このリリースにはDyradLINQのソースも含まれています.
HPCチームとMicrosoft Researchの強力なコラボレーションによってリリースされました.この仕事がリリースされ,みなさんがこれで何が出来るのかが非常に興味があります.是非,フィードバックを下さいね.
John Vert
Architect
Windows HPC Server

第28回関西CAE懇話会

第28回関西CAE懇話会が今週金曜日 同志社大学で開催されます.
CAE懇話会というのは

CAE 懇話会は、コンピュータとネットワークを利用し、技術創生および製品創生に関する技術、知識、経験および製品に関する事業を行うことにより、生産活動に従事する社会人に対する社会教育の推進を図るとともに、IT時代における知的生産活動の推進を図ることを目的とする。

だそうです.
本学の三木教授の知的システムの話なども予定されているようです.
マイクロソフトさんからも出展計画中らしく,Windows HPCコンソーシアムの情報提供もしてもらう予定です.
是非.

googleのOS

googleのOSが開発されることが発表されて話題になっていますね.
ざくっと読んでみるとOSはBIOSのような感じで,立ち上がった瞬間にchromeにわたしちゃう感じでしょう.
インターネット上ある,クラウド上にある,あちらがわにあるサービスをより使いやすくするような装置になるのでしょうか.HPCの分野でも,これからクラウドをどのように利用していくのか,大きな課題でしょうね.
結局,サービス提供側からすると,ハードウエアやソフトウエアだけを用意されても,それを使いこなすだけの開発環境の整備などまでしてくれないと使い物にならないわけで,そこまでやらないと使い物にならないとも言え,HPCの分野での新規参入がなかなか難しいことになっていたのだと思います.
そういった意味では,クラウド用の開発環境をどこが,誰がいち早く提供していくのかというのには大きな興味がわきます.VSのインターネット上での利用できる版とでもいうのでしょうか.
それから,サービスを受ける側と提供する側との乖離という点も気になります.
ここ数年は,サービスを利用する側と提供する側が大夫 近かったように思うのですが,これからはますます離れていきますね.ちゅうか もう大学生は,携帯中心でパソコンとか知らないわけなので,まるっきりサービスを受ける側と提供する側とは別物になっていますね.
メイルだって,ほんどが携帯だろうし.
ほとんどがUNIXを知らなくて,emacsってなに?コマンドって?という状態なのと同じように,マウスって何?とか,ドライバって何?ってなことになるかもしれませんね.
そうなると,サービスを提供する側になるのはなかなか至難のわざになってきますね.HPCや数値計算,シミュレーションを考えるとサービス提供側での利用が多いと思われます.サービスを受ける側のお話は華やかで良いのですが,サービスを提供する側のところは誰が力を入れて面倒みてくれるのか.大いに気になるところであります.

Windows 7

Windows 7の日本語版の発表が決まったようですね.
例えばc net
今度のOSはクライアントOSですが,性能も高そうですし,メモリも不要には多く必要としないようなので,Windows 7上での数値計算やら大規模計算やらを行った場合にどうなるのかについても興味深いところです.

Windows HPC コンソーシアム
でも取り上げてみたいところです.

Windows Server 2008 R2 WebCast

Windows Server 使い倒し塾にてWindows Server 2008 R2 WebCast 公開 !!という記事がアップされています.
数値計算をWindows Serverで行っている・行おうとしているユーザも多いのではないでしょうか.
webcastで以下の項目の説明を行っているとのことです.
セッションのお題は以下の通りです。

(1)サーバー仮想化機能 Hyper-V 2.0
(2)リモート デスクトップ サービス 新機能
(3)ネットワークアクセス保護 (NAP)
(4)管理・運用ツールの新機能
(5)サーバー マネージャーと Window PowerShell
(6)マイクロソフトの Web サーバー Internet Information Services 7.5
(7)Windows Server 2008 R2 電源管理機能の強化
(8)Windows 7 との相乗効果 次世代インフラ BranchCache & DirectAccess
(9)Active Directory ドメイン サービス / ファイル サーバーの強化点
(10)何ができる? 2008 R2 の新しい Server Core
(11)アプリケーション開発者にとっての Windows Server 2008 R2

なかなか興味深いところですよね.
Windows HPC Serverとも関連する内容です.暇を見つけてチェックしてみたいと思っています.

Windows HPC Server: Infini Bandへの取り組み

現在,InfiniBand(IB)をもったクラスタへWindows HPC Serverをインストールする試みを学生に依頼しています.
TOP500のリストを見るとまだまだギガビットのインタコネクションが大半ですが,やはり大規模になってくるとIBが現在の主流です.
Windows HPC ServerにおけるIBのインストールの手順は
Deploying InfiniBand Device Drivers with NetworkDirect Support in Windows HPC Server 2008 Step-by-Step Guide
のページに記してあります.
結果が出たらご報告しますね.

産学官連携推進会議

産学官連携推進会議が今年も京都国際会議場にて6月20日(土),21日(日)で開催されました.
今年は昨年よりさらに多いのべ5000人の来場者があったようです.
年々,企業の方の参加が減っているので,学官連携推進会議のようになっていますが,重要な会議です.
廣安はリエゾンオフィスの代表として参加するとともに,Windows HPCコンソーシアムの説明を行いました.

私が,これを発表内容として選んだ理由は,Windows HPCコンソーシアムは同志社の寄付教育研究プロジェクトで,複数の企業がタッグを組んで世の中にHPCを広めようというまさに産学連携の典型となるようなプロジェクトだからです.
そのほか,同志社は昨年から人文科学系の産学連携プロジェクトを始めていますが,これはまだま他大学では見られないユニークな取り組みのようです.

powershellcommunity.org

powershellcommunity.orgというページができています.
power shellはちょっと使いこなしてみたいスクリプトの一つですが,なかなか調査しきれていません.
コンソーシアムでももう一度 取り上げたい ネタの一つですね.

倫理や精神の分野

高松で開催されている人工知能学会に参加しています.通常の発表以外に,Marbin Minskyの講演や,東大の堀先生や,阪大の石黒先生やら多くのお話を聴くことができました.
倫理や精神の分野にも今後,ITや情報処理,人工知能の技術が取り入れていかれるような予感です.そのようになると大規模データ,大規模データ処理が必須でしょう.

これからはじめるWCFプログラミング

WCF は .NET Framework の上に構築される分散プログラム基盤・実行環境です.
たとえば WCF 入門
その教科書として下記の本を紹介してもらいました.

これからはじめるWCFプログラミング
これからはじめるWCFプログラミング 鄭 立
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starこれぞWCFの教科書!!
starDCOMとの対比での説明は正しいやり方とは思えない
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第50回 超並列計算研究会


第50回 超並列計算研究会が同志社にて開催されました.
超並列計算研究会は,三木教授を中心に1994年から開始された私的な研究会です.
年に2~4回 研究会を開催し,その都度,HPCに関連したHOTなトピックや重要な事項について勉強してきました.また,いろいろなセンターにお邪魔して,計算機を見せていただきました.
回を重ねて50回の大台にのることができました.これまで多くの先生方にサポートいただきました.
今回は,第1回でもお話いただいた矢川先生から計算力学のおはなし,研究会でもなんどかお世話になった秋山先生からバイオインフォマティクスのお話,設立当初からサポートいただいているIBMから清水さんにCPUアーキテクチャのお話をいただき,三木教授が知的照明の話をしました.
HPCの分野は性能はどんどんと上がっていくものの,その都度,クリアすべき問題が変わっていくところが面白く,だからこそ,この研究会も続いていくのだと実感しました.
50回の間に,PCクラスタブームがやってきたこと,地球シミュレータの活躍,Windows HPCの出現,次世代スパコンでの日本の苦戦など時代がどんどんと変わってきました.
これからも面白い企画をやっていきたいと考えています.
よろしくお願いします.

IEEE 125周年

IEEEができてから125周年だそうです.
celebrationのページ
IEEEはアメリカの電気学会ですが,もはやインターナショナル,世界的な企画もつくる団体になってしまっていますね.
125周年 というのはすごい.
明治時代にはもうできていたということですね.