現在,Webist2008というウェブ系の国際会議に参加しています.
http://www.webist.org/index.htm
まずは場所.
マデイラ島というポルトガルの島で開催されています.しかもこの島,ヨーロッパよりもアフリカに近い.ただでさえ,ポルトガルにはあまり行かないのに,そこからさらに2時間アフリカの方へ.なんと遠くまで来てしまったことでしょう.この島はリゾート地なわけですが,砂浜のあるリゾートビーチではなくて,1800メートルの山があり高低差による自然と,太陽と海の景色を楽しむ場所のようです.日本人的なちょこっと滞在してリゾートするような感じではなくて,わりとどっしりと構えて太陽と食事を楽しみ,ゴルフしたりトレッキングしたりするような場所だと感じた.
次に,初のウェブ系の学会.
学会のレベルにもよるのだけれどごちゃまぜな感じ.いろいろな研究が発表されていた.中でもエージェントやセマンティックな話がまだまだ多く,ヨーロッパではこんなところに関心があるのかなという認識だ.また,アプリケーションもそれほど豊富ではなくて,地図とGPSを組み合わせたようなサービスが多かった.まだまだこの分野 これからだな.ただ,自分にそれほど余裕がない.
井原先生 紫綬褒章
生命医科学部の井原先生に紫綬褒章が贈られることになったようだ.
mainichi
おめでとうございます.
たくさんしゃべったことがあるわけではないが,非常にフランクに誰とでも接していただける研究者だ.この間も研究の相談にのっていただき,よいアドバイスをいただいた.
あと,噂ではすごいチャレンジャーらしい.そうでなければ,アルツハイマー病研究で世界をリードしたり,同志社で研究しようという気にはならんわな.
先生に認めていただけるようなよい研究をしたいものだ.
「Excite Download System」は、ウタゴエが独自開発した分散システムを利用している。
エキサイトは25日、アプリケーションなどのダウンロード配布を効率的に行なうシステム「Excite Download System」を、提供中のオンラインゲームに本格実装すると発表した。
「Excite Download System」は、ウタゴエが独自開発した分散システムを利用している。
開発している技術が世で使われるというのはエンジニアの醍醐味だな.すばらしい.大学の技術は諸事情もあってすぐには使い物にならないが,ちょっとでも毎日 前進したいものだ.
ちなみにiSightの最適化手法のうち
– Multi-Island GA – MIGA (島モデル遺伝的アルゴリズム)
– NCGA (Neighborhood Cultivated Genetic Algorithm)
は我々が開発した最適化手法.
また小野測器のoranageにも我々の多目的最適化アルゴリズムが搭載されている.
特集:「感性検索」論文
最近 おもろい企画でがんばっている感が強い日本知能情報ファジィ学会であるが,そこからまたまた
おもしろい論文募集
特集:「感性検索」論文募集のお知らせ
掲載予定号:2009年4月号
投稿締切:2008年8月15日
特集エディタ:吉田 香(九州工業大学)
本特集では「感性検索」に関する理論,要素技術,システム構築,実証実験等の論文を広く募集いたします.
楽しみな論文ですね.
Evernoteを使ってマイクロソフト想う
例えば 最高のオンラインメモツールとしてのEvernote:[mi]みたいもん!
ローカルで書いたメモがウェブサービスとシンクロしてデータを保存する.windows用もMac用もモバイル用のローカルアプリが用意されているのでどこでも同じファイルが見える.
どうしてこういうの気づかなかったんだろうか.
あまりにgoogleの勢いがすごすぎて,あっち側のサービスばかり気になっていたよ.でもどこでもWIFIにつながる状況なんてありえないわけだから,どうしてもローカルなアプリケーションに頼ってしまうよな.
でもそうするとバックアップのこととか,複数台のマシンの互換性とかいろいろ問題が発生するわけだが,見事にこの仕組みはそれらを解決している.
RandomNoteが出たときに,非常に未来を感じた.検索を利用することで,ページを動的に生成していく.ページという概念が変わる気になった.その後,マイクロソフトのOneNoteに乗り換えた.検索機能が強化されたのと,Outlookとうまく連携していたからだ.そして,今回のEverNote.どうしよか悩んでいる.データの互換性がないからだ.
ローカルなアプリケーションと言えば,ワードだ.マイクロソフトだ.ワードもEverNoteのように,ウェブサービスと協力に連携してくれると非常に便利なのにな.最近のマイクロソフトはいろんな面白いアプリケーションを次々と出してきている.もしくは,おもしろい企業を買収している.Grooveもおもしろいし,Windows Server 2008も性能が良さそうだし,Home Serverもおもしろい.さらにWindows Liveもがんばっている感はある.でも,もっともっといろいろできるような気がする.やはり,会社が大きすぎて,それぞれのサービスとソフトの開発が縦割りになっているのか?もっともっと連携していろいろなことができるはずなのに.それぞれのアプリとサービスのAPIをこれからますますオープンに公開して,連携部分については,第3者が積極的に作れるようにするのが手かもしれない.先ほど述べたように,マイクロソフトだけだと,どうしても限界が会社内にあるようだからだ.
そのときに,問題となるのが,ライセンスだろうな.もうすこし,ライセンスの登録・活用を一括で行えるようにしなければならないのかも.ワードとエクセルとWindows Liveの一サービスの連携部分は,第3者が作ってオープンにするとして,ワードとエクセルの正規ユーザだけがそのサービスを利用できるようにするとか.
いずれにしても,ローカルなアプリケーションの重要性が,EverNoteによって再確認されている.いや,ウェブ側でのサービスと連携することにより,ローカルなアプリケーションを持っているものが強いということかな.いずれにしても,yahooを買収している場合ではなくて,マイクロソフトの強みを生かして面白いものができる仕組みが必要だし,それができるポテンシャルがあることも確認されたというようことをEverNoteを使って考えたりした.
MIDってなんだ?
未来のいつか/hyoshiokの日記から
MIDとはMobile Internet Device — MIDなんだそうで,モバイルインターネットデバイスなんだが,PCの小型バージョンだったらPDAのもうちょい進化した形だろうし,サービスが携帯でできるようなものであれば,携帯にWIFIが装備されたようなiPhoneのようなものになってしまって,それほどおもしろみがない.
いままでCPUもネットもついていなかったような家電にCPUやネットが接続されることで,今まで創造しなかったようなサービスが享受できるようになると面白いのだが,CPUやネットワークだけだと,おおかた携帯の進化形に含まれてしまうのではなかろうか.
一方,PDAの進化したバージョンでもそれはそれでおもしろいことができるのではないかと考えていて,新しい研究室ではそれをじゃんじゃん進めていきたい.
早く発表ができるとよいなあ.
Distributed Workflow Management System based on Publish-Subscribe Notification for Web Services
SpringerLink
下坂くんのGridの技術を使ったウェブサービス連携の論文.
生命医科学部 医情報学科
4月1日から生命医科学部 医情報学科に移りました.
これから医療・人間・生体に関わる情報処理について考えていきたいと思っています.
研究室も医療情報システム研究室を立ち上げました.よろしくお願いします.
とはいってもまだ理工学部にもお世話になります.これまで同様 知的システムデザイン研究室にもかかわっていきます.
おもてなしの経営学
| おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55) | |
![]() |
中島 聡
アスキー 2008-03-10 おすすめ平均 |
Life is beautifulというblogで有名な中島さんの「おもてなしの経営学」読了.
この本 最悪.
おもてなしの経営学のことについては,ほとんど書かれていないのに,非常に重要な本だからだ.
全然 おもてなしになってないじゃん.
タイトルは「俺が中島だ!」くらいがよいな.
中島という人がこんな人だったとは,こんなすごい人だったとは,日本人にもこんな人いたんだ という本だ実は.
さらにいろいろと考えさせられるな.
学生君はやはりパラダイス鎖国の中を目指すのではなくて,一度は,アメリカへ行くべきなのだろうし,自分も英語きちんと勉強したり,プログラミングとかやらねばならんなあ.
なんでこんな気にさせられるのだろうか.
吉田和夫先生
吉田先生が3月19日になくなられたとのことである.
吉田和夫常任理事・理工学部教授の逝去について
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第7回 ケータイ国際フォーラム
第7回 ケータイ国際フォーラムがけいはんなプラザで開催されています.
本学からは
同志社大学 共創情報学研究室(片桐滋教授)
同志社大学 情報システム学研究室(金田重郎教授)
に参加いただいておりデモや展示をお願いしています.
リスト
金田先生には子育て支援システムを片桐先生には超リアルテレビ会議システムのデモをお願いしている.
ハイビジョン特集 赤塚不二夫なのだ!!
BS ハイビジョンの特集番組. 衛星放送.
HNK
番組内容
「おそ松くん」「天才バカボン」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」などの人気作品を描き、「イヤミ」「チビ太」「デカパン」「バカボンのパパ」「目玉つながりのお巡りさん」「レレレのおじさん」「ウナギイヌ」「ニャロメ」「ケムンパス」「ベシ」「ココロのボス」などの人気キャラクターを生み出した天才ギャグ漫画家赤塚不二夫さんの偉業を様々な角度から徹底的に検証していきます。
(再放送予定 4月7日(月)BShi 午後2:00~)
衛生放送が見られないといけないのが残念だな.
歳をとるとだんだんと親しんできた漫画家やら音楽家やら作家やらが歴史的な人物になっていく.ちょっと違和感はある反面,知らなかった話を知ることができたり,さらに詳細なことを知ることができたりする.
今週は
月曜日に研究室で博士号をとったOB・OGの大集合があります.非常に楽しみです.
水曜日には,共同研究の打ち合わせで横浜に行きます.
金曜日は,情報処理学会の全国大会で筑波へ行きます.
がんばりますよ.
PyObjc
Objective-C を wrap して Python で Cocoa アプリを作ることができるモジュール.
PyObjC
というのがあるらしい.
Apple Developer ConnectionにもPythonを使ってCocoa Applicationを作ろうというのがある.
iPhone/iPod TouchのAPIにもアクセスできるのか?
Apple、SDKを含む「iPhone 2.0」β版を発表
IT Media
できるだけ簡単にできるだけ多くの人が魅力を持ってできるだけ多くの人が開発に参加してくれることがこれからの製品の鍵であろう.ソフトが多くなれば多くなるほどおもしろいものが出てくる可能性が高まる.
ただし,ゴミばかりでは困るので,フィルタリングや淘汰するメカニズムが必要だが,インターネットはそれを助けてくれるであろう.
企業がiPhoneを安全に利用するための環境も用意された。まず、AppleはMicrosoftからExchange ActiveSyncソフトウェアをライセンスし、iPhone向けに提供する。これによってiPhoneからMicrosoft Exchange Server 2003/2007にアクセスし、メールや連絡先、カレンダーなどのデータにアクセスできるようになる。
Internet Watch
これすごいな.
MSはよくこれを認めたものだ.iPhoneやtouchからoutlookにアクセスできるのか.おもしろすぎる.Exchange Server勉強しなければならんな.
日本からはみながソフトウエア作りに参加できる話があまりでてこないな.
特に携帯.
情報処理学会数理モデル化と問題解決研究会(MPS)
第68回のMPS研究会が道後温泉で開催されました.
いつもこの3月の研究会は温泉で開催しています.今回は,道後温泉で,椿館本館というところでやりました.
多くの発表をしていただきました.トランザクションへの投稿も非常に多くの方から行っていただいています.できますれば,ここで論文発表をして博士号をとった人,学生を送り込んでいる先生方には是非参加していただいて,研究会へ貢献してもらいたいものです.
多くの興味深い発表がありました.
慶応の井庭研からはなんと1年生と2年生がやってきて発表していました.
すごいですね.
リコメンドコンテスト
廣安はいろいろな学会に出入りさせてもらっているが,情報処理学会では,数理モデル化と問題解決研究会を中心に活動をしている.
そこの研究会とSonetと合同でリコメンドコンテストを行う.
規定課題では、ソネットエンタテインメント(株)から提供するブログ記事に関連するデータを元に、あるブログ記事を与えられたときに、他の記事等を勧める Webサービスを作成していただきます。一方、自由課題では何らかの利用履歴データをもとに、リコメンデーション結果を出力するWebサービスを作成していただきます。
大学で開発されたアルゴリズムを実際のデータを利用して,切磋琢磨によって評価しようという試み.
樋口COOがマイクロソフト社長就任
@IT
マイクロソフトジャパンの社長がダレン・ヒューストン(Darren Huston)氏から樋口泰行氏へ変わることが発表された.
Windows HPCコンソーシアムが立ち上がったときには,ダレンさんも来ていただき,非常にバックアップしていただいた.
樋口さんになっても変わらず,一般へのHPCの普及への手助けに力を入れてもらいたい.
また,大学でのIT教育の貢献もお願いしたい.
お願いばかりだけど.
Windowsクラスタ講習会
同志社大学の寄付教育研究プロジェクトが主催するWindowsクラスタ講習会が同志社の東京オフィスで開催されました.
Windows クラスタ 講習会(アカデミック関係者対象)
並列・PCクラスタの基礎的な話,WindowsCCSの概要,Windows CCSでのMPIプログラミングおよび関連ツールの話,次のバージョンであるWindows HPC Server2008の話という構成で行いました.多くの方に参加していただいたわけではありませんが,その分,ご参加いただいた方には,質問なども活発に行っていただき,参加者間,講師とも連帯感が生まれてよかったのではないかと思います.PowerShellはWindowsの.Netにアクセスできるシェルですべてをオブジェクトとして取り扱ってくれるシェルですが,非常に便利に感じましたね.使い込まないといけません.次期のバージョンのWindows HPCServer 2008もいよいよ本格的なクラスタ用のOSにふさわしい無いようになってきたのではないかと思います.通信部分も高速化が図られていますし,ジョブスケジューラが本当にスケジューラになってきましたし,分散ファイルシステム,iSCSIにも対応するようです.楽しみなOSですね.
コンソーシアムバージョンみたいなのが作れるようになるとおもしろいんですけどね.
次回は,もっと踏み込んだ内容や実機を伴った実習タイプの講習会を開催したいものです.
講習会で話しがでていたMSの方々のblogのサイトは次のとおりです.
– 林さんのblog
– 柴田さんのblog
– 古賀さんのblog
第4回 龍谷大学×同志社大学ジョイントセミナー
第4回 龍谷大学×同志社大学ジョイントセミナー
同志社大学と龍谷大学の共同の産学連携イベントが東大阪にて開催された.今年で4回目のイベントである.中農製作所の社長さんに基調講演をいただき,それぞれの大学からシーズ紹介をしてもらった.同志社からは,「強ひずみ加工法による金属材料の結晶粒超微細化と材質改善」と題して,機械の宮本 博之先生にご講演いただいた.龍谷大学は370年の歴史をほこり,同志社大学は130年の歴史がある.どちらも急速に産学連携をすすめているとは言い難いわけであるが,着実に前進する覚悟はあるわけで,こういう大学が連携して事業をすすめるのもありかなと思う.今後は,東大阪で同志社が活動していることをもう少しきちんと周知することが必須である.きちんと東大阪の企業の方々,関連の方々に対して情報発信することが足りない面もあったかと思う.今後の課題である.


ソフトウェアの技術者におもろい本
ユーザ・エクスペリエンスと「おもてなし」、そしてその次へ