生命医科学フォーラム

10月に行われた生命医科学部のフォーラムの場を借りて、後輩に対して就職活動セミナーを行う機会がありました。就職活動セミナーでは、就職活動を終えた4回生5名が個々の体験についてプレゼンと座談会を行い、後輩に対してのメッセージを伝えました。

 
私は、チームプレーというものをあまり経験したことがなかったのですが、今回はリーダーという立場でこの企画に携わりました。この経験で知ったことが3つあります。1つは、伝えたいことを相手に伝える難しさ。2つ目は、相手の話を聞くことの難しさ。最後は、チームだからこそできることです。
チームで何かを行うと、必ずと言っていいほど意見の食い違いが生じます。自分の理想と相手の理想にギャップがある中で、どこに妥協点を見つけるのか、それが大きな課題でした。意見の食い違いがもつれる中で気付いたのは、私は自分の目線でしか物事を見ていなかったということです。相手がなぜそう言っているのかを理解して、自分の言葉が相手にどう伝わるのかを考えて、初めて、自分の意見を相手に伝えることができるということを学びました。ただ、意見の不一致がある場合は、どうしても自分目線でしか物事を見られなくなる場合が多いです。その状況の中で相手の意見をきちんと聞くことの難しさも実体験として学びました。意見の不一致というのは、個々人の考え方の不一致からくるものですが、逆にそこがチームプレーの醍醐味であることも知りました。今回の企画においても、自分が考えもしなかった案が出たり、互いの足りない部分を互いに補完しあうことで、1人では出来ない結果を出せたと思っています。
セミナーでは多くの3回生と話すことができました。3回生と話すことで、すでに忘れかけていた就職活動中の気持ちをもう一度思い出すことが出来ました。私は来年から社会人となるのですが、社会人になったとしても初心を忘れないよう、そして今回のフォーラムで学んだことを活かすことができるよう、頑張っていきたいと思います。
【文責:山里】