2011年が終わろうとしています。
今年も大変にお世話になりました。
今年は、生命医科学部・医情報学科の学生が4年生になり、研究室に配属された初めての年でした。
工学部の学生と比較すると、いろいろと違うところもあることを実感した1年でした。
3月の初めには東北で震災があり、福島で原発の問題が発生しましたが、幸いこちらではあまり影響を受けることなく、教育・研究をすすめることができました。もちろん即応性の高いボランティアも必要ですが、研究が今後の災害において少しでも影響を少なくしたり被害がなくなったり、困った人を助けることができるように考えて行いたいとも思います。
学術論文誌には数的には多くの研究を発表することはできませんが、少しづつ種をまき、成長させている時期なのかと思います。
新しい国際学会にも参加しました。
例年どおりSCでも展示することができました。多分に今年が最後の展示となる感慨深いイベントでした。
研究室所属の学生のご両親もお招きし、オープンラボも初めて開催しました。
毎月の研究室内の発表会も定期的に行うことができました。
夏にはゼミ旅行、秋にはスポーツ大会も開催して懇親を深めました。
こういう成果をひとつづ、積み重ねていきたいと考えています。
これから修論発表、卒論発表とつづき、また新しい学生が配属されます。
2012年はさらに大きく飛躍できるように一丸でがんばりたいと思っています。
ご支援ください。
学びライト
リエゾンオフィスニュースレター Vol.35に我々が関わった学びライトの記事を掲載してもらいました。
研究室紹介
就職活動体験記
忘 年 会 【2011/12/27】
2011年12月27日(火)に京都三条河原町の鳥貴族にて忘年会が行われました.
月例発表会後に行われましたが,多くの方が参加され皆さん楽しく飲んでいました.2次会や3次会に参加された方もいらっしゃいました.
この忘年会で発表会の反省ができ,また先生方や先輩方から多くのご助言を頂きました.研究室での今年の様々な出来事から感じたことや学んだことを整理し,来年に向けて気持ちを切り替える事ができたと思います.
【文責:杉野】
第8回月例発表会
2011年12月27日に,今年最後の月例発表会が開催されました.本発表会には,M2が一人(米田),B4が6人(丸尾,加藤,大堀,上堀,山里,藤井)発表しました.,M1が5人(南谷,山口,山中,宮地,福原)発表しました.発表のタイトルは以下の通りです.
1.EEG を用いた対話型遺伝的アルゴリズムの提案 米田有佑
2. Linked Data を用いた医療アプリケーション「PANDA-D」の提案 丸尾亜希
3.刺激提示ソフトウェア“ Presentation ”を用いたVigilance Task における測定精度調査 加藤真輝
4. 抗がん剤効果予測システムのための学習データ選択アルゴリズムの提案 大堀裕一
5. 角膜内皮細胞における特徴量抽出のための疑似細胞画像生成 上堀聖史
6. 対話型遺伝的アルゴリズムにおけるdislike 探索の提案 山里真由
7.Gfarm のXML 拡張属性を利用した画像保存通信システム 藤井亮助
8.広域分散ファイルシステムGfarm を用いたPACS のユーザーインタフェース 南谷祥之
9.細胞領域分割のための遺伝的プログラミングにおけるブロート抑制モデルの比較 山口浩明
10.GAROP:進化計算の並列処理フレームワーク 山中亮典
11.対話型遺伝的アルゴリズムを用いた個人の感性モデルに基づく記事推薦システムの提案 宮地正大.
12.ストループテストによる脳血流変化の被験者分類の検討 福原理宏
朝の9:30から開始し,12人が発表する長丁場の発表会となりました.長い時間ながらも,多数の質疑があり,活発な議論がなされました. M1にとっては今年一年の研究成果を発表する機会になりました.学生の中には研究グループの異なるM1の方々の研究内容を初めて知る人もいました.忙しい中で,研究を着実に進め,その安定した発表は尊敬に値するなと思いました. B4にとっては,卒業研究に関して現時点で成果を発表する機会となりました.卒論提出が間近にせまっている状況で中には研究の遅れが指摘される人もおり,年末年始を迎えるにあたって気を引き締めるイントとなりました.一方で成果が上がっているのに,その頑張りや成果が十分に発表に表されていないことが指摘され,発表の難しさ痛感しました.「発表の1/3は誰でもわかる内容に,1/3は同じ研究分野の人がわかるように,1/3は同じ研究グループの人がわかる内容」にするという指摘があり,こういったセオリーも意識しながらよりよい学会や卒論発表ができるように精進したいです.
進化計算シンポジウム
12月17-18日にかけて宮城県岩沼市のモナタナリゾート岩沼で開催された進化計算シンポジウム2011と呼ばれる学会に参加し発表しました.
以下の題目でポスターセッションを行いました.
・「進化的画像処理を用いた細胞抽出の検討」布川将来人
進化計算シンポジウムという学会は進化計算と呼ばれる分野の研究を行う方々が集まる学会で,教授と学生を合わせて90人近くの人が参加していました.ポスターでの発表であったため,初めての学会にしては適度な緊張で発表を行う事ができました.発表自体は4つのセッションに分かれており自分の発表時間以外は色々な方々の研究について聞くことができ,有意義な時間を過ごせました.17日の夜には懇親会が行われ,他大学の学生や教授の方と色々な話ができ大変勉強になりました.初めての学会でしたが色々な方々の研究や大学について知ることができ,機会があればまた参加したいとかんじました.
今回の学会にあたり,ご指導頂いた横内先生.廣安先生,そして研究室の皆様に感謝致します.ありがとうございました.
【文責:布川】
球技大会
2011年12月10日(土)に球技大会を開催致しました.例年はボーリングを行なっておりましたが,今年は趣向を変え「バスケットボール」「卓球」「ドッジボール」と大いに体を動かす場にしました.
バスケットボールでは戦力を考えた上でのチーム戦,卓球ではダブルスでのトーナメント戦,そしてドッジボールでは学部生VS先生+院生の戦い,と各種目白熱した試合になるよう企画し,大いに盛り上がり楽しみました.最後は広い体育館を目一杯使って再度バスケットボールを行い,クタクタになるまで走り回りました.日頃の生活では体を動かすことが少ないため,久々に思い切り運動でき非常に楽しい時間を過ごすことができました.普段の研究室では出来ないスポーツでの交流ということで,皆の普段見ることのない新たな一面を見ることができ,研究室メンバーの絆がより深まったのではないかと思います.
【文責:大山】
best papers of ICNC 11
The Second International Conference on Networking and Computing Osaka, Japan, November 30 – December 2, 2011
にて発表された ”Performance Evaluation of Power-aware Multi-tree Ethernet for HPC Interconnects, Michihiro Koibuchi, Takafumi Watanabe, Atsushi Minamihata, Masahiro Nakao, Tomoyuki Hiroyasu, Hiroki Matsutani, Hideharu Amano” がbest paperに選出されました。
第7回月例発表会
早いことにもう一年の終わり,12月となりました.師走の名の通り,卒業を控えているM2の皆さんと我々B4は成果を出すために日々研究に勤しんでおります.そんな中,12月3日(土)に今までの研究進度や成果を発表する第7回月例発表会が恵道館106で開催されました.今回は,M2が5名とB4が6名の計11人が発表を行いました.私たちB4にとっては4回目の発表ということもあり,レジュメやスライドの作成技術がICT発表会に比べかなり上達したような気がしました.一方で,先輩方の研究内容や発表方法,質疑応答などとてもレベルが高くとても勉強になりました.発表を終えて思うことは,今後の研究への取り組みについてだけでなく,先輩方への感謝の気持ちであります.先輩方も自分の研究が忙しいなか私たちのレジュメチェックやリハーサルに参加していただいたことは,本当にありがたく感じました.さらに,来年私達が後輩に指導できるようにこの1年で成長していかなければいけないと思いました.
(文責:星野)