大掃除・忘年会

12月26日(金)に大掃除・忘年会が行われました.綺麗に見えていた研究室は掃除してみると,ほこりや汚れがたくさんあり,驚きました.毎日通っている部屋,実験や発表会のリハーサルで使用している部屋,実験機器に感謝しながら全員で協力して掃除する事で,気持ちもすっきりし,新年を気持ちよく迎える準備が出来ました.大掃除終了後に年内最後の全体ゼミが開催され,一年を振り返るとともに,来年も研究に励んでいく決意をしました.また,夜には忘年会が開催されました.美味しいご飯とお酒と共にさまざまな会話をし,笑顔が溢れる忘年会でした.研究室の中では研究の話が多くなりますが,このようなお酒のある席で研究室の方々とお話しすることでその人の意外な一面を見る事ができ,とても良い機会だと感じました.2015年が始まると卒業される方々は修士論文や卒業論文で忙しい毎日であると思います.しかし,それと共に卒業の日も近づいているため,先生方や研究室の仲間たちと過ごせる毎日を大切に過ごし,最後まで精一杯研究に励みたいと思います.
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第41回月例発表会

12月23日(火)に第41回月例発表会が開催されました.今回の月例発表会ではB4が各々の研究について発表しました.以下に発表の順番と題目を記載します.
1.森下 拓哉   点滅光刺激提示時の SSVEP を利用した脳波識別の検討
2.石田 和    活性部位領域間の神経線維の抽出
3.伊藤 千幸   拡散テンソル画像法による神経追跡結果検証のための拡散異方性ファントムの作成
4.吉岡 拓馬   DTI におけるファントム溶液が及ぼす影響の検討
5.吉田 拓也   音刺激に伴う快の度合に対する脳活動に検討
6.宮嶋 めぐみ  fNIRS を用いたゲーム課題に対する持続的注意と脳血流変化の検討
7.信楽 慧    ダブルフラッシュ錯覚時における感覚間相互作用の fNIRS を用いた検討
8.下村 絵美子  線分方位が異なる視覚刺激に対する脳血流変化の検討
9.田中 勇人   照明環境が視覚探索時の脳活動に与える影響の検討
10.長谷川 由依 ワーキングメモリのトレーニングが他のタスクの能力向上に与える脳機能的検討
-Nback課題のトレーニングがRSTとストループ課題に与える影響の検討-
11.村上 晶穂  人―機械系における同期タッピング課題時の脳活動の検討
12.伊藤 悟   クラスタリングによる n-back 課題成績と脳血流変化に基づく脳内ネットワークの検討
13.堀 真弓   Kinect を用いた体動検出システムの構築
14.竹中 誠人  DPC データに基づく病院選択支援システム
15.勝林 洋介  Convolutional Neural Network によるfNIRS データの識別と特徴量抽出
16.田村 陵大  Convolutional Neural Network を使用したN-back課題撮像時のfMRI画像の識別と検討
17.田中 那智  大腸腹腔鏡画像における腸間膜内走行血管強調システムの提案
18.西田 潤   進化的ネットワーク構造最適化を用いた特徴量選択によるfNIRS時系列データ解析手法の提案
今回の発表では9月の発表以来,研究してきた成果を発表致しました.各自の研究を開始して6ヶ月弱でありながら,とても興味深い成果を出すことが出来たと思います.また,今回の発表会は卒業論文初稿の提出直前ということもあり,発表が近付くにつれ夜遅くまで研究室に残って頑張っている同回生の姿が多く見られました.朝早くから夜までの長い時間でしたが,先輩方の素晴らしい進行のお陰で円滑に発表を行うことが出来ました.発表会,卒業論文作成に付き合って頂いた廣安先生、山本先生、田中先生をはじめ研究室の皆様へこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います.卒業まで残り数ヶ月ですが更に良い成果を残すために頑張って行きたいと思います!【文責:B4森下
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第12回日本ワーキングメモリ学会大会

学会参加報告書

報告者氏名 小淵将吾
発表論文タイトル ワーキングメモリ課題における異なる方略を用いた訓練の
脳活動と白質形態の統合性への影響
発表論文英タイトル Working memory training strategies and their influence on changes in brain activity and structural connectivity
著者 小淵将吾, 山本詩子, 田中美里,岡村達也,廣安知之
主催 日本ワーキングメモリ学会
講演会名 第12回日本ワーキングメモリ学会大会
会場 京都大学 芝蘭会館別館
開催日程 2014/12/13

 
 

  1. 講演会の詳細

2014/12/13に,京都大学 芝蘭会館別館にて開催されました第12回日本ワーキングメモリ学会に参加いたしました.この大会は,日本ワーキングメモリ学会によって主催された大会で,ワーキングメモリの今を議論し,研究の進捗を報告することを目的に開催されています.
本研究室からは他に真島さんが参加しました.
 

  1. 研究発表
    • 発表概要

私は13日の午後のセッション「一般発表(4)」に参加いたしました.発表の形式は口頭発表で,12分の講演時間と3分の質疑応答時間となっておりました.
今回の発表は,「ワーキングメモリ課題における異なる方略を用いた訓練の脳活動と白質形態の統合性への影響」と題して発表いたしました.以下に抄録を記載します.

ワーキングメモリ (WM) の個人差を測定するリーディングスパンテスト (RST) において,単語を記憶する方略が容量に大きな影響を与えることは知られている.しかし異なる方略を訓練することによる,構造的・機能的な脳への影響は明らかでない.そこで本研究では,RSTにおける2つの方略(イメージとリハーサル)の訓練による脳への構造的影響を拡散テンソル画像法 (DTI) で,機能的影響を核磁気共鳴画像法 (fMRI) を用いて検討した.その結果,イメージ方略の被験者のみRSTの課題成績に向上がみられ,右下側頭回付近の神経髄鞘化の程度を示すFA値が上昇し,前部帯状回の脳活動が上昇した.また,FAが上昇した領域からの神経描画より右下縦束が描画され,脳活動上昇領域である右上後頭葉との関連が確認された.したがって異なる方略の訓練により,WM容量の向上,構造的・機能的な脳への影響は異なることが示唆された.

 

  • 質疑応答

今回の講演発表では,以下のような質疑を受けました.
 
・質問内容1
東京医学総合研究所所属の渡邊正孝さんからの質問です.こちらの質問は脳皮質の形態的な変化は見られなかったのかというものでした.この質問に対する私の回答はT1による灰白質の形態的変化は観察していません.今後実施したいとおもいますと回答致しました.
 
・質問内容2
質問者の氏名を控え損ねてしまいました.こちらの質問は若年者において髄鞘形成は1ヶ月単位で生じるのかというものでした.この質問に対する回答ですがDTI撮像のFAの変化を説明するひとつの考察として,髄鞘形成と報告している先行研究はございます.しかし,実際の髄鞘形成は幼児期に多く生じ,若年者では稀であることも報告されていますと回答致しました.
 
・質問内容3
大阪大学所属の苧阪満里子先生からの質問です.こちらの質問は被験者数が少ないため,統計的に有意なのかを説明することはできない.実際のFAの変化はどのようになっていたのですかというものでした.この質問に対する回答は個々のFAの変化もイメージ方略の訓練群の方たちは全員上昇しており,リハーサル方略の訓練群と統制群はあまり変化がみられなかったと回答致しました.
 

  • 感想

苧坂夫妻が主催のワーキングメモリ学会ということで緊張しました.しかし,アットホームな学会でたくさんの知見を与えていただき,とても勉強になりました.特に心理的な考えが足らない私にとって,研究デザインや統計については今後の課題となり,実りあるとても良い経験をさせていただきました.

  1. 聴講

今回の講演会では,下記の2件の発表を聴講しました.
 

発表タイトル       : ワーキングメモリ・トレーニング研究から何を学ぶことができるのか
著者                  : 齊藤智(京都大学)
セッション名       : 講演
Abstruct : ワーキングメモリは認知の機能的枢要として、我々の様々な認知活動を支えている。ワーキングメモリ機能の重要性が認識されるにしたがい、この機能の向上を試みるワーキングメモリ・トレーニングが盛んに行われるようになってきた。その結果、トレーニングに関する研究も数多く報告されている。ただし、トレーニング効果の有無、その解釈については様々な議論が存在し、単純に結論を導くことができる状況ではない。ここでは、最近のいくつかの研究を軸にして、我々がワーキングメモリのトレーニング研究から何を学ぶことができるのかについて考えていく。特に、トレーニングの転移効果(transfer effects)について、近転移(near transfer)と遠転移(far transfer)の区分からとらえ直し、記憶エキスパート(memory expert)の研究において重要な概念である領域固有性(domain specificity)の問題との関連を論じる。その中で、トレーニング効果を査定する際に比較される統制群の問題、ワーキングメモリ機能に社会的な要因が作用する可能性についても考察する。

この講演はワーキングメモリ・トレーニングの効果についてでした.トレーニングに関する最近の論文や反論についてをまとめて講演して頂き,とても参考になった.特に近転移と遠転移は概念的に難しいところがありましたが,これからワーキングメモリ・トレーニングについてを考察し,実生活に及ぼす影響を考えていく上で必要な知識となり,大変勉強になった.
 
参考文献

  • 第12回日本ワーキングメモリ学会大会, http://square.umin.ac.jp/jswm/ja/jswm12_program.pdf

SSCI2014

2014/12/9-12にOrlandoにて開催されましたIEEE SSCI 2014に参加致しました.
本研究室からは廣安先生,大久保(M2),白石(M2),塙(M1),林沼(M1)が参加しました.
発表題目は以下の通りです.
1.Endoscope Image Analysis Method for Evaluating the Extent of Early Gastric Cancer Tomoyuki Hiroyasu, Katsutoshi Hayashinuma, Hiroshi Ichikawa, Nobuaki Yagi and Utako Yamoto
2.Gender classification of subjects from cerebral blood flow changes using Deep Learning Tomoyuki Hiroyasu, Kenya Hanawa and Utako Yamamoto
3.A feature transformation method using genetic programming for two-class classification Tomoyuki Hiroyasu, Toshihide Shiraishi, Tomoya Yoshida and Utako Yamamoto
4.Electroencephalographic Method Using Fast Fourier Transform Overlap Processing for Recognition of Right- or Left-handed Elbow Flexion Motor Imagery Tomoyuki Hiroyasu, Yuuki Ohkubo and Utako Yamamoto
この学会はComputer Intelligenceに関するIEEの学会のひとつであり,最適化やビックデータ解析,画像処理等様々な問題に対するアルゴリズムやシステムの提案が為されました.
また,今回の学会では脳波を解析する際のアルゴリズムやBCIシステムに関する研究も数多く発表されており,生体情報への応用に関する研究も行われていました.
私は3日目の夕方に行われたポスター発表のセッションで発表を行いました.
英語で説明することに苦労しましたが,いろいろな国籍を持つ人と私の研究に関して議論を行うことができました.
中には研究について興味深いとおっしゃってくれた米国人もいたので,つたない英語でしたが,充実感がありました.
今後よりより一層研究の深みを増していきたいと思います.
最後になりましたが,ご指導くださった先生方,またリハーサルでアドバイス下さった研究班や研究室の皆様本当にありがとうございました.今後ともご指導,ご鞭撻の程よろしくお願い致します.
【文責:M2 白石】
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【速報】IEEE SSCI 2014

IEEE SSCIという学会でフロリダに来ています。
4件発表します。
1) Endoscope Image Analysis Method for Evaluating the Extent of Early Gastric Cancer Tomoyuki Hiroyasu, Katsutoshi Hayashinuma, Hiroshi Ichikawa, Nobuyuki Yagi and Utako Yamoto
2) Gender classification of subjects from cerebral blood flow changes using Deep Learning Tomoyuki Hiroyasu, Kenya Hanawa and Utako Yamoto
3) A feature transformation method using genetic programming for two-class classification Tomoyuki Hiroyasu, Toshihide Shiraishi, Tomoya Yoshida and Utako Yamamoto
4) Electroencephalographic Method Using Fast Fourier Transform Overlap Processing for Recognition of Right- or Left-handed Elbow Flexion Motor Imagery Tomoyuki Hiroyasu, Yuuki Ohkubo and Utako Yamamoto
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進化計算シンポジウム2014

2014年12月19日から20日にかけまして,広島県廿日市で開催されました進化計算シンポジウム2014に参加いたしました.本研究室からは廣安先生,田中先生,白石駿英(M2),松浦秀行(M2),吉田倫也(M2)の5名が参加いたしました.発表題目は以下の通りです.
・視覚刺激判別におけるfMRIボクセル選択への多目的最適化の応用の検討
【田中美里,山本詩子,三木光範,廣安知之(同志社大学)】
・2クラス分類の為の多目的遺伝的プログラミングを用いた特徴量変換手法の検討
【白石駿英,吉田倫也,山本詩子,廣安知之(同志社大学)】
・専門家が良好と判断する角膜内皮細胞画像生成システムーデータベースの利用によるシステム構築の検討ー
【松浦秀行,山本詩子,小泉範子,奥村直毅,廣安知之(同志社大学)】
・fNIRSデータにおけるGAを用いたチャンネルの最適選択による関心領域の検討
【吉田倫也,白石駿英,山本詩子,廣安知之(同志社大学)】
進化計算学会は進化計算の研究をされている先生や学生の多くが参加している学会です.今回参加した進化計算シンポジウムは合宿形式であり,二日間にわたり64件のポスター発表が行われ,非常に活発な議論が交わされておりました.私は1日目の一番目のセッションにて発表しました.発表では多くの方々にポスターまで来て頂くことができました.進化計算の学会ということもありGAのパラメータの話や,システムの構成の話など幅広い内容でご意見を頂くことができ,非常に有意義な発表となりました.懇親会では,他大学の学生や先生方とお話をすることもでき,親交を深める良い機会にもなりました.
最後に,今回の学会参加に当たり,廣安先生,山本先生をはじめ,研究室の皆様には大変お世話になりました.参加者を代表し,この場を借りて厚く御礼を申し上げます.121_large図1図2
【文責:M2 松浦】
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第40回月例発表会

12月02日(火)に第40回月例発表会が開催されました.今回の月例発表会ではM1が各々の研究について発表しました. 以下に発表の順番と題目を記載します.
1.滝 謙一   認知課題を用いた視聴覚間相互作用の検討
2.大谷 俊介  活性部位領域間の神経線維の抽出
3.岡村 達也  急性ストレス時における唾液内α-アミラーゼと脳活動の関係の検討
4.小淵 将吾  ワーキングメモリ負荷量による脳内ネットワークの変化
5.田中 健太  脳波を用いた注意散漫検出の検討
6.佐藤 琢磨  圧電セラミックセンサを用いたベッド上における患者の行動検知システム
7.塙 賢哉   脳血流変化量に対するDeep Learningを用いた被験者の性別分類の検討
8.林沼 勝利  同時生起行列とランレングス行列を用いた内視鏡画像解析における特徴量の検討
9.三島 康平  問診システムの構築に向けたDPCデータのLOD化の検討
学部4年生から継続してきた研究が,だんだんと形になってきて発表内容が難しくなってきた印象があります.しかし,その中でも一生懸命自分の研究を伝えようと試行錯誤の形が見えたり,それらを消化しようと傾聴している姿見れた熱い発表会でした.現在行っている研究が世の中でどのように役に立つのかなどの研究意義を考えると研究が楽しくなり,研究が楽しいとそれを伝える楽しさも増し,発表会という大多数の前で話すことも緊張せず楽しめて行えたと思います.今回の発表会で得られた様々なアドバイスや指摘を参考に,もっと研究に磨きをかけてもっともっと楽しく発表できるように,研究を楽しんでいこうと思いました.
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【文責:M1三島】