第6回月例発表会

 
2011年10月29日に,第6回月例発表会が開催されました.今回は,学部4回生(以下B4)9名藤井、大堀、杉野、丸尾、大山、加藤、林、福島、上堀が以下の題目で発表しました。
・「Gfarm の XML 拡張属性を利用した医用画像保存通信システム」藤井 亮助
・「k-means 法と重心法による数値実験」大堀 祐一
・「GPU を用いた Smith Waterman 法の並列化手法」杉野 嘉紀
・「医療の質向上における問診票アプリケーション開発の提案」丸尾 亜希
・「クラウドコンピューティングを利用した光トポグラフィデータ解析システムの構築」大山 亮
・「刺激提示ソフトウェア”presentation” を用いた計測実験での遅延調査」加藤 真輝
・「NIRS と EEG による情動の解析」林 貴之
・「サーカディアンリズム研究のための Psychomotor Vigilance Task の指標の検討」福島 亜梨花
・「相関ルールを用いた疾患の診断基準抽出に関する検討」上堀 聖史

今回の発表ではB4の卒業論文のテーマと現段階の進行度を発表しました.質疑応答では30分以上、なかには1時間近く活発な議論が飛び交いました。初めての卒論の中間報告ということで、緊張もしましたが、自分に何が足りていないのか、何を伝えるべきか、のアドバイスをたくさん頂き、今後の方針も立ちました。同時に、他の発表者に発表に対して、疑問に思い、それを質問することもとても重要なことであるとも思いました。
また、自分以外のB4の発表では各自がどんな研究をしているのかを詳しく知る良い機会にもなりました。特に最後の上堀くんの発表では、自分で新しいアルゴリズムを見つけ、普段の研究の成果が現れるといったとても充実した内容でした。普段から自分で考えることがいかに重要であるかを再認識させられました。B4にとっては初めて各自で卒業研究を進めた結果を発表することなので、うまくいってる人、うまくいってない人、それぞれこれからの課題が明確になった良い発表となりました。
【文責:加藤】

生命医科学フォーラム

10月に行われた生命医科学部のフォーラムの場を借りて、後輩に対して就職活動セミナーを行う機会がありました。就職活動セミナーでは、就職活動を終えた4回生5名が個々の体験についてプレゼンと座談会を行い、後輩に対してのメッセージを伝えました。

 
私は、チームプレーというものをあまり経験したことがなかったのですが、今回はリーダーという立場でこの企画に携わりました。この経験で知ったことが3つあります。1つは、伝えたいことを相手に伝える難しさ。2つ目は、相手の話を聞くことの難しさ。最後は、チームだからこそできることです。
チームで何かを行うと、必ずと言っていいほど意見の食い違いが生じます。自分の理想と相手の理想にギャップがある中で、どこに妥協点を見つけるのか、それが大きな課題でした。意見の食い違いがもつれる中で気付いたのは、私は自分の目線でしか物事を見ていなかったということです。相手がなぜそう言っているのかを理解して、自分の言葉が相手にどう伝わるのかを考えて、初めて、自分の意見を相手に伝えることができるということを学びました。ただ、意見の不一致がある場合は、どうしても自分目線でしか物事を見られなくなる場合が多いです。その状況の中で相手の意見をきちんと聞くことの難しさも実体験として学びました。意見の不一致というのは、個々人の考え方の不一致からくるものですが、逆にそこがチームプレーの醍醐味であることも知りました。今回の企画においても、自分が考えもしなかった案が出たり、互いの足りない部分を互いに補完しあうことで、1人では出来ない結果を出せたと思っています。
セミナーでは多くの3回生と話すことができました。3回生と話すことで、すでに忘れかけていた就職活動中の気持ちをもう一度思い出すことが出来ました。私は来年から社会人となるのですが、社会人になったとしても初心を忘れないよう、そして今回のフォーラムで学んだことを活かすことができるよう、頑張っていきたいと思います。
【文責:山里】