The 25th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mapping


2019年6月9日〜13日にかけて,イタリアのAuditorium Parco Della Musicaにて開催されましたThe 25th Annual Meeting of the Organization for Human Brain Mappingに参加しました.この学会は,ヒトの脳組織および脳機能のマッピングに関する研究に携わる様々な背景を持つ研究者を集め,これらの科学者のコミュニケーションおよび教育を促進することを目的に開催されています.M2の古家,大塚,奥村(駿),杉野,山本,吉田,M1の丹,風呂谷の計8名が参加しました.10日~13日のポスターセッションおよびポスターレセプションにおいて日和先生,古家,大塚,奥村(駿),杉野,山本,吉田,丹,風呂谷が発表しました.発表形式はポスター発表で計2時間参加者の方々と議論を行いました.

  • “Manifold learning on time-varying functional connectivity matrices: A case study on meditation data “
     S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Functional parcellation of the meditative brain based on the amplitude of low-frequency fluctuation “
     T.FURUIE; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Intra- and inter-individual variation in the resting- and meditative-state functional connectivity “
     Y.OTSUKA; S.HIWA; T.HIROYASU.
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  • “Individual whole-brain parcellation reveals individual variability in functional connectivity “
     S.OKUMURA; K.NAKAMURA; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Behavioral and functional connectivity analysis of Kanizsa illusory contour perception “
     R.SUGINO; S.HIWA; K.HACHISUKA; F.MURASE; T.HIROYASU.
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  • “An fMRI study on the attentional state induced by breath-counting meditation “
     S.YAMAMOTO; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Motion artifacts removal method for fNIRS data to examine brain activity during dart throwing “
     S.YOSHIDA; S.HIWA; T.HIROYASU.
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  • “Working memory load-dependent changes in brain activity during the N-back task “
     M.TAN; S.HIWA; T.HIROYASU.
  • “Extracting functional network structures using low-rank matrix factorization-based matrix clustering “
     Y.FUROTANI; S.HIWA; K.TANIOKA; H.YADOHISA; T.HIROYASU.


私は今回,初めて学会に参加しました.これまでの自分の成果を理解して頂けるように発表すると同時に,今後の研究に少しでも繋がるものを得たいと思い参加しました.そのため,他の方の聴講やポスター発表は,自分の研究に関連するものを中心に聴きました.私の研究課題の特徴であるデュアルタスクに関する研究やNIRSを用いた研究もあり,今後の参考にしていきたいと思います.また,自分の研究を上手く説明できるか不安で,発表当日は大変緊張しました.今回は手法や結果を尋ねられることが多く,ウェルネスダーツの概要を説明することは少なかったように思います.英語力が乏しく,質問内容を聞き取れないことやうまく伝えることができず悔しい思いをすることも多くありました.しかし,同じ解析方法を用いている方がいたり,研究内容や結果に興味を示してくださる方がおり,自分の研究に自信を持つことが出来ました.また,研究への指摘を頂くこともあり良い機会となりました.今回OHBMに参加し,研究を進める上で必要な基礎力や自身の研究の理解,英語力が不足していると感じたため,これらを踏まえ今後,取り組んでいきたいと思います.



【文責:M2 吉田】

2019年度学内高校見学会

6月1日(土)に,同志社大学京田辺キャンパス医心館にて,学内高校見学会が行われました.約9人に分かれた高校生1グループにつき15分,計3グループに研究室の紹介,そしてfNIRSを用いた実験を行いました.実験では,1グループにつき1人被験者を募り,簡単な暗算課題を行いました.計算時の脳活動をリアルタイムで表示させることで,高校生はとても興味を持った様子でした.高校生からは脳の機能局在についてなどの質問が挙がりました.

ツアー後には希望者により,研究室の追加見学も行われ,学部や学科,研究室ならではの良さを,多くの学生に伝えることができたのではないかと思います.
私も高校生の時に,現在所属している研究室の見学に来たことがあり,懐かしい気持ちでいっぱいでした.今回は紹介する側となり,当時の自分を思い出し,何に興味があったのか,なぜこの学科や研究室に惹かれたのかなど,この紹介ツアーを通して原点に立ち返ることができました.
また,ツアーの準備を手伝う中で,自分の所属している学科・研究室について改めて理解し,当時たくさん悩んで自分自身で決めた選択は間違っていなかったと感じることができました.今回,参加した高校生から迷いを聞き,質問を受ける中で,そういった自分の経験から学科や研究室の良さを本音で伝えることができたのではないかと思います.私自身,そのときの見学の機会がなければこの学科を選択していなかったので,この見学会はこれからどんな道に進むかを決めるために,高校生にとって大切な機会だと思います.
今回,参加者の方の将来に向けた選択の1つとして,この見学会が少しでも役に立つことができれば嬉しいなと思います.

【文責:M1 丹】