2018年度卒業式・学位授与式

2019年3月22日(金),同志社大学京田辺キャンパスデイヴィス記念館にて,同志社大学生命医科学部・同志社大学大学院生命医科学研究科の学位授与式が行われました.本研究室からは修士11名・学士19名が卒業いたしました.式後には知真館にて卒業生・修了生全員に学位記が手渡され,廣安先生・日和先生からのコメントを頂きました.式後は研究室皆が笑顔で,卒業生を見送る身として寂しく感じましたがとても楽しい最後の思い出となりました.

本研究室に配属されてから1年間,研究や発表会等さまざまな行事や出来事を過ごしてきた同期や先輩方とお別れするのはとても寂しいですが,この一年間の経験や思い出を糧に,大学院になっても頑張っていきたいと思います.

【文責:M1 辻本】

2018年度卒業論文審査会

2019年2月21日(木)に卒業論文審査会が開催されました.当研究室からはB4:19名(青木,藤本,藤田,風呂谷,橋本,浜岡,星野,飯野,川島,松岡,尾高,奥村(拓),大西,佐原,清野,丹,田中,外山,辻本)が発表しました.当日の朝は,寒威骨に染みわたり,会場は静謐な空気に包まれていたのをよく覚えています.
卒業論文の発表は,言わばB4の一年の研究生活の集大成です.研究内容そのものに限らず,用いるスライドの図の一つ一つから発表における発声,言葉選びまで,良い発表となるよう思惟を巡らせ,工夫いたしました.そういった努力と幾度とないリハーサルが功を奏し,当日は大きなアクシデントもなく,無事,B4全員が発表することができました.

当研究室に限定しても,瞑想,ワーキングメモリ,情動を対象とした脳機能イメージング,深層学習や進化的計算といった計算知能,医用画像処理等々,研究分野は多岐に渡りますが,学科全体となると,なお一層,バラエティに富むことは言うまでもありません.当日は予稿に目を通し,発表に耳を傾け,異なる分野における研究の理解に努めることで,幅広い知見を得ると共に,自身の研究を客観的に見直すことができました.
このような経験ができるのは,学際的な医情報学科ならではと思います.

【文責:B4 田中】

【速報】進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成最終成果報告会(第10回シンポジウム)

03/12に同志社大学 京田辺キャンパスにて進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成最終成果報告会(第10回シンポジウム)が開催されました。
研究室からは
が発表しました。
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ドライバ・イン・ザ・ループ最終成果報告会

3月12日(火),本学夢告館にて開催されました進化適応型自動車運転支援システム「ドライバ・イン・ザ・ループ」研究拠点形成 最終成果報告会に参加いたしました.本研究室からは廣安先生,中村(清)(M2),藤原(M2),吉岡(M1),松岡(B4)の4名が参加しました.中村(清)(M2),吉岡(M1)がポスター発表を行い,藤原(M2),松岡(B4)のポスターが掲載されました.発表題目は以下の通りです.

  • 「自動車運転時のヒト脳活動状態の計測と分析」
     中村 清志郎,日和 悟,廣安 知之
  • 「マインドフルな運転のためのfNIRSによる自動車運転中の脳活動の分析」
     藤原 侑亮,日和 悟,廣安 知之
  • 「ドライブシミュレータと心電計測を用いたドライバ覚醒状態のリアルタイム推定」
     吉岡 昂馬,日和 悟,廣安 知之
  •     

  • 「自動車運転による精神疲労が脳活動に与える影響の検討」
     松岡 宏明,日和 悟,廣安 知之

本プロジェクトは,平成26年度私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の支援を受け,ドライバであるヒトと車の共存及び周辺車両や環境との強調を行う進化適応型自動車運転システムの確立を目指しています.同志社大学の4つの研究グループが取り組んでおり,私たちはヒト生体情報多次元解析技術グループである第3グループに位置しています.第3グループは,ドライバであるヒトの生体情報の解析技術を駆使することで,ドライバの運転特性を把握することによる運転支援技術を目指し研究を進めています.今回の報告会では,招待講演として名古屋大学 組込みシステム研究センター特任准教授の倉地亮さんが「自動運転時代におけるセキュリティの課題と現状」,Maas Tech Japan 代表取締役の日高洋祐さんが「モビリティ革命の先にあるゲームチェンジ」というタイトルで発表してくださいました.他にも各グループからの研究報告がなされ,詳細はポスターで発表されました.私が本シンポジウムで発表を行ったのは昨年に引き続き2度目でした.昨年と比べて研究室外からの方々に多くのご質問,ご指摘を受け,私達の研究分野への注目度が高くなってきていると身をもって感じました.本プロジェクトは今回のシンポジウムで終了となりましたが,引き続きドライバの状態推定を追求し,多くの方と議論できるよう研究に励みたいと思います.


【文責:M1 吉岡】

第15回進化計算学会研究会


2019年3月7日~3月8日にかけて横浜国立大学(神奈川)にて開催されました第15回神化計算学会研究会に参加いたしました.本研究室からはM1大澤とB4田中の2名が参加しました.発表形式はフラッシュトークおよびポスターで,発表題目は以下の通りです.

  • 「Double Niched Evolutionary Algorithm (DNEA)のナップサック問題への適用と検討」
     大澤 僚也,日和 悟,廣安 知之
  • 「Local Optima Network を用いた離散最適化問題における適応度地形解析」
     田中 彰一郎,日和 悟,廣安 知之

この研究会は、進化計算学会によって主催されたもので,進化計算学会研究会としては15回目でした.進化計算学会研究会は,最先端の質の高い研究についてじっくりと議論するとともに,次世代を担う若手の研究者(学生を含む)のための研究発表の機会を提供することを目的に開催されています

今回の研究会は自身の研究が進化計算へと変わってから初の学会発表でありました.そのため不安もありましたが,ポスターセッションでは多くの他大学の学生や先生方に興味を持っていただき,様々な意見や質問をいただいたので,とても充実した時間となりました.自身の発表外の時間であっても,参加している他の学生や先生は,専門の方々のため,充実した議論や交流を行うことが出来ました.また今回の研究会で先生方の講演や学生の発表を聴講し,より良いディスカッションをする上で自分の知識がまだまだ足りないことを実感することができました.次回の学会参加には,研究を通してより成長し専門性を高めて挑戦したいと思います.

      


【文責:M1 大澤】
続報:上記の発表で田中が最優秀ポスター発表賞を受賞しました.